記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

Vtuberとネタバレの話

1月2日に行われた雪花ラミィさんの配信で、ネタバレコメントに関する結構強めな苦言がなされました。

配信内容は屈指の名作『ドラゴンクエストIV』のゲーム配信。ながら聞きしていたので具体的なトリガーはわからなかったんですけど、おそらく大きなところでは、第4章よりボス戦で使う「せいじゃくのたま」というアイテムについて、リスナーのコメントよりアドバイスがあったことかなと。

正直、せいじゃくのたまについては、ボス戦で使うものとキャラクターから説明を受けた上で手に入れたアイテムなので、ネタバレなのか? というと怪しいところではあるのですが、それ以前に「探索がガバイ」、「立ち回りが悪い」、「それやっても意味ないよ」みたいなコメントが頻繁に見られていたので、その蓄積もあったんだと思います。

僕自身、ゲーム配信というものをやったことがないので偉そうなことは言えないのですが、誰かに見せる配信をするにあたって、話をしたり、ゲーム中のセリフを読み上げたりしつつ、見栄えの変化も気にしたりしているわけです。隅々まで街やダンジョンを探索したり、レベル上げに躍起になるなんてことはなかなかむずかしそうですよね。また、リスナーからのコメントになるべく平等に答えるためには、目につく支持コメントに反応するわけにもいかないでしょう。自分の中にあるゲームの進行にも影響がでそうですし。

またドラクエシリーズというのも厄介で、ゲームを嗜んでいる人ならだいたいやったことがある思い入れの強い作品だったりするので、口出ししやすいですし、ラミィさんのプレイが未プレイゆえのセオリーから外れたものだったりするで、余計に指示やネタバレに繋がりやすいコメントが出やすいんですよね。

前回のドラクエVの配信の時には僕もモヤモヤしっぱなしで、コメントも結構荒れていて、それに気づいているのか、どことなくやりづらそうにしているラミィさんの様子をみて、そっとコメント欄を消して配信をみていました。

これでドラクエVクリア後にほとんど間を置かずにドラクエIVの配信を始めたことにはすごく驚きました。いやハート強すぎかよと笑。でも、今回の配信でいよいよ苦言が出て、まあそうだよねという感想。

たしかにコメントしたくなる気持ちも分かるんですよね…。でも配信者がやめてほしいっていってるならやっぱりやめるべきで、それでも我慢できないならブラウザバックするのが礼儀であり、自分が荒らし側にならないための予防策にもなると思いますよ。

今回のような配信でのネタバレ行為とは別に、そもそも過去作に対するネタバレってなんなんだ? とは思っている派ではあります。
ちょいちょいネットで「ネタバレが〜」みたいな発言が散見されて、最初はギャグだと思っていたんですけど、実は結構ガチ? だったことに驚いて、今では世間的に過去作においてもネタバレを気にする傾向にありますよね。かくいうこのnoteでも「ネタバレ注意」的な表記が出ていてびっくり。

それとともに、ネタバレを気にする人は一体誰なのか、という疑問も湧いてきます。真っ先に候補に思い浮かべる「若者」には、事前にネットで情報を集めてネタバレしたあとに作品を見る人も結構多いですし、なんならネットミームで元ネタは知らないけど物事として知っているなんてのもザラ。

とすれば結局、ネタバレに敏感なのは若い世代ではなく、僕ら世代の30〜50代くらいの人なんじゃないかと思うわけです。リメイク作の多くはこの世代を狙ったものが多いですし。
そんな世代がネタバレするななんて苦言は恥ずべきこと。嗜む時間はいくらでもあったわけですから。

つまり、ネタバレについてそこまでケアする必要ないんじゃないの? というのが僕の持論。たとえオチがわかってしまっていても、そのぶんそこまでの工程が存分に楽しめるわけじゃないですか。
『スター・ウォーズ EP3』でアナキン=スカイウォーカーがオビ=ワンやられてしかも生きてることは、数十年前から誰もが知っているけど、作品としてとても面白いですよね。

逐一なんでもネタバレしても良いわけではなくて、まあわかりますよね? ってくらいの塩梅で。もちろん配信者などの、やめてほしいという人にはしない。
ネタバレ絶対許さない! なムーブはやめませんか? という話でした。

一応、ネタにしてしまったラミィさんのドラクエIV配信を#2まで添付しました。

立ち回りは?? って感じは否めませんが、だからこそプレイ済みの人ではなかなか知り得ない攻略方法などを目の当たりすることもあって結構楽しいですよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?