セミナー登壇を引き受けた理由と登壇してみた感想
先日ひょんなことからウェブマーケティングをテーマにしたセミナーに登壇した。貴重な経験だったので登壇する経緯などを書き記しておきたい。
セミナー登壇のオファーは突然に
今回のセミナー登壇オファーは運営堂の森野さんからいただいた。ただ、オファーに至るまでの経緯が妙なものだった。
きっかけは自分の不注意からだった。
数年前から森野さんが発行されているメルマガを購読しているのだが、購読料が引き落とされるクレジットカードの有効期限が切れてしまい、購読料が支払えなかったため、支払いの件で森野さんに連絡をした。
支払いの件は無事解決したのだが、その流れの中で森野さんから「機会があればいつかお会いしたい」とご連絡をいただいた。
この一文を読んで混乱した。
こちらはメルマガやセミナーなどでずっと前から森野さんのことは知っている。
しかし、なぜ森野さんが自分のことを知っているのだろう?(いや、知るはずがない)
このときは誰かと勘違いされているか社交辞令のどちらかだろうと思っていた。
しかし、数日後に森野さんから会社見学や私から話を聞きたいとのことで日程調整のご連絡をいただいた。
このときに人違いや社交辞令ではなく、本当にあの森野さんがいらっしゃるのだと理解した。
そして森野さんが勤務先の長野にお越しになり、会社の最寄り駅で森野さんと初めてお会いした。
いつも通勤で利用している駅に森野さんがいらっしゃることが不思議に思えた。
(この時点でもなぜ森野さんがこの場にいるのかいまいち理解できていなかったし、自分にとっては信じられない体験だったのだ。)
森野さんには自社工場を見学していただき、私が入社してから今までにウェブマーケティングを含めて実際にどんなことをしてきたか説明した。
ウェブマーケや地方中小企業のあるあるネタで盛り上がった後に森野さんからセミナーのオファーをいただき、登壇することとなった。
なぜ登壇を引き受けたのか
人の前で話をするのが苦手だ。
周囲にそう話すとなかなか信じてもらえないのだが、仕事の役割的に話す必要があるからやっているのであって、大勢の人の前で話をするのは好きではない。
ではなぜ今回登壇を引き受けたのか。
それは「のむら けい」さんのnoteに影響を受けたからだ。
そのnoteでは次のように書かれていた。
のむらさんがnoteで書かれていた"誰かは誰かのロールモデル"という言葉が強烈に印象に残った。
実際に自分もこれまで様々なコンテンツやSNSを参考にさせてもらい、今の自分がある。
webディレクターから事業会社のひとり広報にジョブチェンジした経験をシェアすることで誰かの役に立てれば、少しでも世の中に恩返しができるのではないか。
少し大げさかもしれないがそんなふうに思って今回のオファーを引き受けることにした。
登壇を終えて
セミナーはオンラインで森野さんとの対談形式で行われた。
会社の会議室には自分ひとりだけ。
画面越しの森野さんとお話するので人前で話すという感覚はあまりなく、セミナーの事前打ち合わせで森野さんとお話しする延長のように感じた。
セミナー終盤の質疑応答パートで参加者からいただいた質問を目にして、人前で話していることを実感した。
自分のパートを振り返ると、うまく話せなかったことがあったりもっとこうすればよかったと反省点だらけだけど、貴重な経験をさせていただいたと思う。
この機会をいただけた森野さん、セミナー主催者であるa2iの方々に感謝したい。
しかし、まだ残っている疑問がある。
森野さんはなぜ自分に関心をもってくださったのだろう?
実は長野で初めてお会いした日の夜、宴席の場で森野さんに直接尋ねてみた。
すると森野さんは微笑みながら
「企業秘密です」
と言い、それ以上聞くことができなかった。
今度森野さんのいる名古屋に行き、お酒を呑みながら尋ねたいと思う。
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