2022年を振り返る ~デザイン会社から事業会社へ~
2022年は転機の年になりました。
上半期はデザイン会社でwebディレクター、下半期は環境機器メーカーでweb・広報担当。
環境が変わったことで仕事内容や生活習慣も大きく変わりました。
今年は間違いなくターニングポイントになった年だと感じていますので、一年の振り返りと記録のnoteを書きたいと思います。
1月~3月 思い切って退職を伝える
当時は地方のデザイン会社でwebディレクターとしてwebサイト制作やwebサイト活用の支援を行っていました。
クライアントや同僚、パートナーさんとひとつのサイトをつくり上げていく過程や公開後に成果が出たりそれを増やしていくことが楽しかったですし、やりがいも感じていました。
ただ、この頃気になっていたのは自分はきちんと価値を提供できているのだろうか?ということでした。
これまではwebサイトを新しくしてもっと活用しよう、というクライアントが多かったのですが、webを積極的に活用しよう、というクライアントが増えてくる中で期待に応えられているのか不安を感じることもしばしばありました。
その不安は、自分がマーケティングや事業を成長させた経験が乏しいにも関わらず、クライアントの相談にのることができるのだろうか、といった引け目というか罪悪感のようなものがあったからだと思います。
デザイン会社だって自社で事業を行っていますし、事業を成長させる経験ができないわけではありませんが、事業会社のそれとは内容が異なると思います。(優劣ではなく質の違い)
あとは複数の案件を掛け持ちしているため、ひとつの案件にがっつり時間を割くことが難しいという、構造による悩みもありました。
そこで、この先自分がどうありたいかを考えるようになり、思い切って環境を変える決断をしました。
当時の上司に退職の意思を伝えたところ、とても驚いていましたが自分の想いを理解してくれてすぐに今後どうしていくかを話してくれました。
10名にも満たない会社で余分な人員はおらず、1人の社員が辞める影響は小さくないはずです。
自分が上司の立場だったらこんな対応はできないだろうなと頭が下がる思いでした。
数日後の朝礼で同僚にも退職を伝えたところ、朝礼の後に何人かのメンバーからチャットでメッセージをもらいました。
このメッセージは全部キャプチャをとって自分の宝物になっています。
4月~6月 転職先が決まる・引き継ぎと最後の案件
新しい職場探し
退職の意思は示したものの、次の職場が決まっていなかったので転職先を探しはじめました。(今思えば転職先が決まっていない中で退職を決めたのはなかなかリスキーだったと反省しています。)
おもしろそうだと感じた事業会社を絞り込んでカジュアル面談をしていただきました。
その会社はwebサイトリニューアルやその後の広告運用などで携わっていた会社でした。
いつもこちらの提案に対して「いいですね、やりましょう!」と二つ返事で意思決定してくれるスピード感が魅力で、事業内容もおもしろそうだったのでここで働けたらいいなと思っていました。
面談の中でもし自分が入社したらこんなことで貢献できそう、だとか、こんなことをやってみたい、といった話をしました。
すると先方もwebをもっと活用したいのだけれど、専門知識をもって対応できる社員がいないことがネックと感じていたそうで、お互いの利害が一致するかたちで内定が決まりました。
頼もしい同僚たち
webディレクターとして多くの案件に携わっていたので、引き継ぎは大変でした。後任の担当者がなるべく困らないように社内掲示板を使って案件やクライアントの情報、これまでの経緯と現在の状況を記して共有しました。
きっとそれでも完璧な引き継ぎができているわけではなく、後任者も不安はあったと思いますが、とあるメンバーのやりとりを見てとても心強く感じました。
本当にいい同僚に恵まれたと思いました。
最後の案件は自社サイトリニューアル
昨年からスタートした自社サイトリニューアルは、やむを得ない事情でクライアントワークを優先せざるを得なかったり、品質に妥協したくないため何度も検討を重ねるうちに予定よりも遅延していました。
みんな複数の案件を抱えているし、自分の最終出社日までにリニューアルサイトを公開するのは難しいかなと考え、それ以降のスケジュールを上司に提案したところ「保科くんがいるうちに絶対公開しよう」と言ってくれて、それから一気に遅れを取り戻す勢いで突き進んでいきました。
リニューアルサイトの本番公開は最終出社日の一週間前。
新しく生まれ変わった自社サイトがお披露目できた達成感と同時に、これまで担当したwebサイト制作案件で一番難しかったと感じました。
職場が変わった今でもこのサイトをちょくちょく見ています。
ここまで書いている中で、在籍した4年半のいろんなことが思い返されました。
楽しかったことやうまくいったこと、イマイチだったことやもうちょっとがんばりたかったこと…。
いろんな経験をさせてもらい、充実した4年半でした。
この間経験したことで無駄なものはないと断言できます。
上司や同僚には感謝しかありません。
今後も定期的にお互いの近況を話し合えたらいいなと思っています。
(退職日の上司のツイート。これも宝物です。)
7月 休暇を満喫する
7月は1ヶ月まるまる休みをとって、人に会ったり旅行に行ったりと普段なかなかできないことをしようと決めました。
8月 事業会社に転職
社会人になって初めての事業会社勤務。
新しい職場は環境機器を製造・販売しているメーカーです。
制服(ユニフォーム?)を支給されるのも初めてでしたし、ラジオ体操から一日が始まるのも新鮮でした。
中途入社なのと内定をいただいてから4ヶ月以上も待ってもらっていたので、この頃はとにかく早く目に見える成果を出さなくては!と意気込んでいました。
会社としてもっとwebを活用したいのだけれど何をやったらいいのかわからない、といった状態だったのでできそうな部分を提案して自ら担当することにしました。
入社して1ヶ月経ったときに書いたnote。
初心忘れるべからず。
9月~12月 web担・広報として挑戦の日々
ECサイトをShopifyに移行
それまで国産のカートシステムを利用していたのですが、ECサイトでの販売を強化すべくShopifyに移行することに。
Shopifyで新しいECサイトをつくる過程では前職(web制作)の経験が役立ちました。実際に自分でやってみると前職の同僚の仕事ぶりがいかに大切だったか身に沁みました。
あと、ECサイトはバックオフィス系で決めなきゃいけないことややることがたくさんあってフロント側以上に大事だと感じました。
この頃は忙しすぎて少々記憶が曖昧です…。
なんとかリニューアルしたECサイトから初めて注文が入ったときはめちゃくちゃうれしかったです。
リニューアル~現時点を前年と比較すると、CVRは1.5倍、ECでの売上は約2倍となっており、リニューアルの目的が(今のところ)達成されてひと安心しています。(※この成果はECサイトリニューアル以外にもいろんな要素が影響しています)
はじめてのプレスリリースがきっかけで新聞取材、さらにテレビ番組に取り上げてもらう
プレスリリースを始めた頃は正直ニュースバリューのある発信ができていなかったのですが、プレスリリースがきっかけで新聞の取材をしていただけることに。
何がどう転ぶかわからないので行動することの大切さを実感しました。
そしてさらにビジネス系テレビ番組からの取材依頼が!
これは過去の取り組みを目にしたTVディレクターさんがおもしろそうだったとのことでオファーをいただけたそうです。
行動 is 大事(2回目)
そしてなんとテレビドラマで自社製品を扱っていただきました!
しかも作中のセリフで社名まで言っていただくことに!!
宣伝効果的にありがたいのですが、放送を見た同僚たちのうれしそうな様子を見て良かったなぁと思いました。
「撮影協力社」という立場でテレビドラマの撮影現場にお邪魔させていただいたことも貴重な経験になりました。
これら一連のメディア露出は決して自分だけの成果ではなく、むしろこれまで発信していたことだったり、全国を飛び回っている営業メンバーの行動の賜物だと思っています。
今後は自分が仕掛けた施策で結果が出せるといいなと思っています。
新しい職場になって5ヶ月。
日々状況が目まぐるしく変わり、やることもたくさんあって大変だけど、環境を変えてやりたかったことができていると感じています。
ただ、今は場当たり的に対応している印象があるので、来年はひとつひとつの施策をもう少し丁寧にできたらいいなと思います。
振り返ってみて
こうして振り返ってみると改めて変化の大きい年だったと思います。
これまで一緒にがんばってきた前職のメンバーとの別れや新しい職場での出会いを通じて、人に恵まれているなと強く感じました。
環境の変化に伴い、生活習慣も変わって家族には迷惑をかけている部分もありますが、いつも応援してくれて本当にありがたいと思います。
自分がこうして健康でやりたいことができているのは家族のおかげです。
多謝!
来年も前向きにいろんなことに挑戦していきたいと思います!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それでは良いお年を!
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