転職先で良いと思った3つのこと

新しい職場になって早一ヶ月が経とうとしている。

毎週月曜日の全体朝礼では冒頭に短いスピーチがあり、スピーチ担当は当番制となっている。

今週は自分がスピーチ担当。
中途入社の自分だからこそ話せることにしようとこの会社の良いと感じた3つのことというテーマで話すことにした

きちんとあいさつができる

朝出社したとき、オフィスや工場内ですれ違うとき、従業員が大きな声で気持ちのよいあいさつをしてくれる。

最初はあまりの声量の大きさに「部活かな?」と驚いた。
来社するお客さんにも同じテンションであいさつするのでまた驚いた。

たかがあいさつ。されどあいさつ。
この基本的なことができている会社がどれだけあるだろう。

あいさつをしてもらうと自分が認められた気持ちになる。なにより気分が良い。
一方であいさつしを返してもらえないと「嫌われているのかな?」とモヤモヤしてしまう。
ひどいときには不信感を持ってしまうこともある。
そうなると仕事で必要なコミュニケーションも敬遠してしまい、業務に支障をきたす。

あいさつがきちんとできるのはそれだけで素晴らしいことだと思う。

整理整頓がされている

入社して5Sという活動を知った。
5Sとは整理、整頓、清掃、清潔、しつけの頭文字をとった活動で新しい職場では5S活動に取り組んでいる。

荷物を置く棚や工場内には至るところに5Sの観点であるべき姿の写真が掲載され、そのとおりの状態が維持されている。
そのため出勤初日からオフィスや工場内がきれいだなという印象を持った。

整理整頓ができていないと例えば工具や部品を探すのに時間がかかって業務に無駄が生じる。
そうして細かいミスが積み重なるといつか重大な事故につながる。
工場でのミスはともすれば体の一部を切断してしまうものもあり、デスクワークのミスとは深刻さが全然違う。
おそらくそうした事故を防ぐ意味合いもあるのだろう。

きれいな状態が維持されると、少しでも乱れたときに気持ちの悪さを感じるので、5Sは非常に良い取り組みだと感じた。

新しい取り組みに前向き

入社してから様々な会議に参加させてもらった。

そこで感じたのは少しでも良い状態にしようと新しい取り組みを歓迎したり前向きな姿勢だった。

他社も日々前進しようとしているので現状維持は停滞もしくは後退となってしまう。
頭ではわかっていても行動に移すのはなかなか難しい。
そんな現場をいくつも見てきた。

そのような中で常に挑戦し、結果を振り返る習慣があることは、この組織の強みだと感じた。

行動するのが当たり前、という雰囲気がつくれているのも大きい。
行動しないと振り返りができず、目立ってしまうので否が応でも行動するしかない。

こうした環境をつくれていることが良いと感じた。

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といったことをスピーチで話した。
特に反応はなくシーンとしていた。
おそらく彼らの中では当たり前のことなのだろう。

ただ当たり前だと思っていることでも良いと思ったことは良いと伝える存在でありたい。
一方で良くないと思ったことは率直に伝えたい。
それが中途入社した者の価値の出し方の一つだと思う。


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