リモートが増えたはずが、社内に筋トレ設備ができて、改めて労務の役割を考えた話
この記事は労務 Advent Calendar 2020の13日目の記事として発信しています。
自己紹介
私は普段Repro株式会社というカスタマーエンゲージメントプラットフォームを提供している会社で総務労務情シスを担当させてもらっています。
Reproには2020年4月に総務労務としてリモート入社を体験し、6月末から情シスチームにもJoin。
そういう意味でバックオフィスとしてハード部分もソフト部分も含めて社員の仕事環境の整備をしているわけですが、今回はリモート勤務が主体になったはずの会社で社内にジム設備が設置されたお話とそこで考えたことを書きたいと思います。
労務 Advent Calendar 2020も折り返しなので、ちょっと息抜きとしてお読みいただければ幸いです。
それではさっそくどうぞ。
社内のホワイトボードに不穏な記述
9月末、Slackの雑談するチャンネルに突如1枚の写真がアップされました。
3Fに設置されます、、、?
この時点では一言も聞いていませんし、まさかね。とたかを括っていました。
しかしそれから1週間後、別の社員からも連絡が。
”会社に、自宅にあるぶら下がり健康器をもってきたいんですが、良いでしょうか”
この流れは何かしらの対応をしないといけなそうだということだけは認識しました。
しかし、リモート環境で自宅にいる時間が長いはずなのになぜ筋トレ設備を社内に持ち込みたいのか、、、
ひとまず上司に報告し、社労士さんとリスクの洗い出しをしつつ、設備の設置場所を決めていくことになりました。
筋トレ設備の利用ルールを自作する
リスクの洗い出しとは言っても、ガチガチのルールを決めてしまうことで筋トレ設備が使いにくくなってしまっては意味がないわけです。
その辺りは注意が必要だねという話が進んでいくなか、1番気になっていたのは筋トレをしている本人ではなく、他の社員に誤って怪我をさせてしまった場合の対応方法。
最終的に、社内の筋トレ設備を使用する場合には、使用に関する注意事項などを1枚にまとめ使用者本人にサインをしてもらうのがいいのではないかとアドバイスをいただきましたので、その方向で進めることになりました。
とはいっても、筋トレ設備の注意事項を社労士さんが持っているわけもありません。ジムに通っている複数の知人に申込時の規程や注意事項に関する記述を送ってもらい、サンプルとして様々なジムの規程類を確認しながら自作することになりました。
こうして、社内で筋トレ設備を使用する際のルールが作成完了。
結果的に筋トレ設備の方が早く社内に搬入されたので、後出しで使用上のルールを周知することに、、、(無念)
しかも搬入されてすぐに代表がツイートしていて、この時はルール周知前だったので、もし事故が発生してしまったらと、ちょっとヒヤヒヤしてました。
社員と対峙するのではなく、社員が対峙している環境と向き合う
とはいえ、さっそく使用してくれている社員がいて、バックオフィスとしては嬉しい限りといったところです。
しかし、なぜリモートで仕事をすることが増えているのに社内に筋トレ設備を置きたいと考えたのか。
家にいる時間が増えたことで家にあったものを整理した結果、筋トレ設備は会社に設置したいと考えたそうです。
リモート環境になってオフィスにあったディスプレイやオフィスチェアを希望者の自宅に送付する対応はしていますが、まさか逆パターンも発生するとは、、、
この辺りはベンチャーのバックオフィス特有の楽しさかもしれません。
個人的にはバックオフィスが社員と向き合おうと考えると、どうしても会社としての対応を考えてしまいがちになると思っています。そうすると規程がないとか、規程と違うという思考になってしまうんじゃないかなと。
でもそれでは会社として変化に対応できているとは言えないわけで。
だからこそ、個人的にはバックオフィスとして社員と対峙するのではなく、社員が対峙している環境と向き合きあっていきたいと考えながら仕事をしています。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
また今回はこのような機会を作っていただいた高谷さん、本当にありがとうございました。
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