【信念】らしさを確立しよう【プライド】

はいこんにちは。
規則正しい生活が身につかない作詞家の藤橋です。
的確な判断力を養うために心身ともに健康でいたいものですが
溢れる誘惑に負けっぱなしのため、今日も睡眠不足です。
将来は絶対に娯楽のない山奥で暮らします。

恒例の自己紹介はこちら。
【恥の多い】自己紹介【生涯】|ふじP (note.com)

さて今回は
楽曲提供時に作詞家のプライドは必要か?不要か?ということについて
考えてみます。

苦心の末に生み出した自分の分身とも言える歌詞を先方にお渡しした後、
語尾や言い回しに修正が入るだけならともかく、
歌詞の本体の部分が大幅に変更されて返ってくる。
こんな時、どうしても何かモヤモヤしたものが胸に去来します。
作詞家としては、
「自分の作品」ということに拘って意見を戦わせるか
ビジネスライクに割り切ってそのまま進めるか
迷う場面だと思います。

また、この拘りが
良いものを創りたい一心から来ているのか
単なる自己満足のプライドなのか
自分に問いかけてみたりする場面も多い気がします。

バンドなんかでもよくあることですが
特に外部のアーティストへの楽曲提供時、この問題に直面しがちです。

楽曲を納品したあとで、
「ここは歌いにくい」「この言葉を入れたい」
「この方が自分らしい」「伝わりにくいからこう直したい」
など、ごく普通に行われているやり取りかと思います。
大前提、アーティスト・作詞家どちらも良いものを創りたい気持ちは同じですが、
一言で「良いもの」と言っても個人差があるということですね。

では、「プライドは必要」論者と「プライドは不要」論者の主張をまとめてみましょう。

【必要論】
・頭から終わりまで自分の言葉で綴ってこそ自分の詞
・言葉の色を揃えてあるので変えたくない
・自分の名前がクレジットされる以上、変えたくない
・拘りやプライドのない創造なんて味がしない
・考えて考え抜いた言葉を思い付きで変えてくれるな

【不要論】
・結局歌うのはアーティストだから合わせるべき
・何が当たるか分からないので多様な価値観が必要
・金さえもらえればいいじゃん
・アーティストが自分の言葉で伝えたほうがリアリティがある
・プライドなんてものは売れてから持て

こんなところでしょうか。

一見すると、どちらもごもっともではあります。
完全に流派が分かれるところです。

どちらが正しくてどちらが間違っているといった「正解」は
この世にないとして

ぼくが思うのは、
「自分のスタンスはこっちサイドです」という
自分なりの信念を持つことが大切である ということです。

「商売にプライドは不要」と言う人は、
相手との関係性や金額によって進め方を変えるでしょう。
これはこれで信念です。

また、頑固一徹職人気質な人は
一言一句変えてくれるなと主張するでしょう。
これもまた信念です。

そして一番大切なのは、
「あの人はそういう人」という、いわゆるブランドが浸透するまで
その信念を持ち続けてみることです。

反対意見を聞くと腹が立つこともありますし、
周りが敵だらけに感じることもあるでしょう。
けど、それで良いのです。
自分の軸を定めたからこそ、反対意見が出るのです。
そんなのは聞いてるフリだけして受け流しましょう。

いつしか、
同じ意見の人はもとより
「信念を曲げなかったこと」を見て何かを感じてくれる人が現れます。
そこからは強いです。自分のブランド化の始まりです。

ちょっと話がずれますが
ぼくの知っているお笑い芸人さんは、作家もやっています。
漫才のネタを作って提供するような仕事をしているのですが、
「一言一句変えてくれるな」というのが条件だそうです。

ちなみに、その本人は売れていません。
けど、ぼくは
それはそれで良いと思うのです。
その一本道を行き切ったという経験が絶対何かに繋がります。
ブレずに全速力で走り切ってほしいものです。


話を戻しますが
とにかくまずは「自分はこうである」という自分らしさを確立することをお勧めします。

その後で
競合優位性や差別化についてじっくり考え、自分のブランドを磨きあげていけば良いのです。

難しい話になってきてしまいました。
他にも語りたいことが一億文字くらいありますが、
今回はこのへんでお仕舞いにします。

ちなみにぼくは
「バランス取ってうまいことやるのが一番」
という信念のもと活動しています。
なんか普通ですみません。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではでは。

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