自転車秩父34札所巡り:余談

色々なブログなどで、調べて一番知りたかったのは、自転車で寺間がどれくらい時間がかかるかのおおよその目星でした。アップダウンがあると、必ずしも、距離と時間が比例しません。次までいくのにおおよそ何分くらいかかるかが分かれば、途中でどれくらい休憩しても大丈夫なのか計算できます。そこで、どのくらい時間がかかったのか表にしてみました。気になる方は、参照してみてください。ちなみに私はママチャリよりかは早く、一般的なロードバイク乗りよりは遅いライダーです。(巡航で20数km/h程度)

単位は分です。移動時間の算出には写真の時間を利用しています。お寺に到着してお堂の写真を撮った時間から、次のお寺でお堂の写真を撮った時間までです。よって参拝やご朱印に書いてもらう時間を含んでいます。平均すれば、すぐにお参りをして、5分くらいでご朱印を頂いて、残りは自転車で走っている感じです。よって、それぞれから5分ほど引き算してもらえば、自転車だけの移動時間になると思います。つまり、正味の自転車移動時間はこの数字よりは短いと思っていただいて結構です。
 留意:11番と12番の間が7分で最短ですが、これは常楽寺で写真をとるタイミングがご朱印後になってしまったためです。

もし、日が暮れてきて納経所が閉まる17時(冬季は16時)に迫るとき、どこまでいけるのかの参考になるかと思います。

順路が人によって違うと思うので、二日目はご参考までに。逆向きに移動するとまた違う時間がかかると思います。

計算して思ったのは、案外、寺の滞在時間が短いことです。体感的にはもっと長く感じてたのですが、せいぜい5分~10分程度でした。

お寺の印象

それぞれのお寺は雰囲気も違えば、札所巡りに対するスタンスも異なり、建物にも特徴が伺えます。ご朱印を書いてもらうのは、住職さんもいれば、係りの人という感じの方もいらっしゃいます。今回、34人に会ったわけですが色々と個性的でした。覚書にしておきます。

より詳しく各お寺を知りたければ、上記サイトを参照ください。
ここからは私の自転車旅の記録です。

1番札所:四萬部寺

 気さくな感じの親父さんでした。一番札所という事もあるのでしょうか。2番札所の観音堂まで徒歩だと40分、下りで30分ほどかかると教えてくれました。一番札所らしく、グッズが充実してたように思います。

10時18分頃

二番札所:観音堂および 納経所 真福寺
 観音堂は山の上。正直自転車はつらいです。登りが好きな人は是非。ただ距離はそこまで離れていないので気力でなんとかなるはずです。到着すると観音堂で般若心経をあげるおじさんに遭遇。本格的でしたので現役のお坊さんかもしれません。

10時41分頃(移動20分)

10時50分頃(移動10分)

真福寺です。右脇にいくと納経所があります。そこの棚の部分に、納経所とは本来、写経をしたことの証ですよーと書いてありました。お経を唱えるでも良いそうです。その証明がご朱印との事。その辺りが適当な私は少し気恥ずかしい感じがしました。お姉さんがさらさらっと、書いてくれました。

3番札所:常泉寺

ご住職さんにご朱印を頂きました。このお寺は実に眺めが良いです。山間ですが風情を感じます。「暑いのに、ご苦労様です」とねぎらって貰いました。「輪行ですか?」と聞かれたのはここだけでしたかね。。

10時59分(移動10分)

4番札所:金昌寺
 
ちょっと道が分かりにくいです。3番札所から距離は無いのですが、まっすぐではないので。山門に着くと、大きなわらじが目に入ります。特徴的ですね。他ではあまり見かけない「子育て観音」の像が印象的でした。ご朱印には二人の方がいて、丁寧に書いていただきました。

11時10分(移動10分)

5番札所:語歌堂と納経所、長興時
 観音堂と納経所が分かれている所です。ちょっと注意が必要ですね。観音堂は平地にぽつんとある感じでした。納経所では、次の札所は7番からが良いですよと教えてもらいました。

11時23分(移動13分)


7番札所:法長寺
 先ほどにアドバイスにしたがって、7番札所から先に。ここからは武甲山が見えます。以前、四国に行ったときに四国カルストに寄ったのですが、その時教えてもらったのが、この秩父武甲山と四国がつながっているという事でした。地層的に一続きという事らしいです。すごいスケールですね!

11時39分(移動16分)

奥に見える切り刻まれているのが武甲山です。

6番札所:ト雲寺
 小さな川沿いにあります。入り口が急坂になっています。坂を上りきると寺があります。ご住職にお昼ご飯として坂の途中にある食事どころ「花味亭」をおススメされました。いつも人気なんだそうです。近所のマダムがお昼をずっと過ごしてしまうらしいです。アドバイスにしたがって、お昼を食べました。美味しく値段もリーズナブルでボリュームもあります。昼頃立ち寄られる方は是非。

11時49分(移動10分)

8番札所:西善寺
 ここはちょっと離れです。少し小高い丘の上にあって、ちょっと厳粛っぽい雰囲気でしょうか。樹齢600年のもみじがとても素敵でした。全国的にも珍しいと思います。必見ですね。

12時29分(移動10分程度)

9番札所:明智寺
 ここはお堂の目の前がガラッとした駐車場になっています。そして、目の前には三菱セメントと武甲山。まさに秩父です。きっとかつては山を望めるよい場所という事だったんでしょうね。ご朱印の係りの人に、どこまで巡るんですか?と聞かれたので、22番札所あたりまでと答えたら、「ああ、大丈夫ですよ、いけます」と言われてなんだか安心しました。

12時45分(移動10分)

10番札所:大慈寺
 通称「ここさけ」で有名なお寺です。グッズも沢山ありました。なんか寺っぽくないというかw ご朱印の係りの方に、これはなんですか?と聞いたらアニメ映画だったんですよと。意外と山の上っぽい雰囲気ですが実は、田んぼと山の縁にある寺です。行き易い場所です。

12時55分(移動10分)

11番札所:常楽寺
 交通量ある交差点から、ちょっとした坂道をあがっていくとあります。山の中腹にあって街が良く見えます。ご朱印のおばさんが笑い上戸の人で、暑くてぼーっとしちゃいますね、と言ったら、「そうなんですよ、この前~」と気さくに話をしてくれました。なんだか和みました。

13時8分(移動13分)
お堂の写真とってなかったです。。納経所はこのすだれの中になります。

12番札所:野坂寺
 少し移動に要しました。道は分かりにくいです。細い路地に入ってしまったせいもありますが、方角を意識していないと街中へ連れて行かれしまいます。線路をくぐってすぐでした。ご朱印のおばさんに「今日は暑くて」と言ったら、「そうですね、秩父は盆地で暑いですから」と。山門に木彫りの観音様がいて、ちょっと独特さがあります。

13時15分(移動7分)

13番札所:慈眼寺
 ここは街中にあります。秩父に遊びにきた方も気楽に寄れると思いますね。そのせいか、ちょっと金の匂いがw 大きなマニ車があったりします。独特な絵馬がかかっているのですが、どうやら「目」にご利益がある観音様だそうです。目のお茶も売っています。試飲させてもらえますよ。ご朱印を書いてもらっている所で、ふとレジをみるとPaypayが置いてありました。そういう時代なんですねえ。

13時29分(移動15分)

目薬の木だそうです。本当に目にいいのかな?

14番札所:今宮坊
 ここは住宅街の中にあります。立派なケヤキがあるのですが、あんまり宣伝してなさそう。観音様があまりにピカピカしているので、聞いてみたら「あれは複製ですから」との事。今まであんまり意識してなかったけれど、各札所で、観音様はいたりいなかったりです。また居てもぴかぴかしてたり、真新しい木彫りだったりします。本物は奥にしまわれているそうで、時期が来ると開帳するとのこと。像に興味がある方は、そういう開帳時に来ることをおススメします。

13時39分(移動10分)

15番札所:少林寺
 秩父神社のそばです。面白いのが線路の向こう側に寺がある事。この写真の階段のすぐしたが線路になっています。都会の寺って感じです。秩父事件に関係あるとかなんとか。いやそれよりも、もっと気になるのはやっぱり名前ですよね。「もう何万回も聞かれていると思いますが、、、」と言った瞬間、「ああ、関係ないんですよね。」と返事がきましたw 少林寺拳法とは関係ありません!! 真剣にご朱印を書いていらしたので、聞くのもどうかと思ったのですが、急に和みました。お寺の人も、参拝される方に配慮してちゃんとしているわけですが、ずっとそれだと疲れてしまいますよね。

13時47分(移動8分)

16番札所:西光寺
 着いてみると、巡り堂がありました。四国八十八箇所巡礼にちなんで?88体の観音様がおいてあります。お堂は自由に巡れます。ご朱印所にいくと、初老のおばさん。すごくスッとした感じ。ご朱印長を渡そうとすると手前にある盆にのせてくれと。金を渡そうとすると、それまた盆にのせてくれと。なんかちょっと距離を感じましたが、まあそうやっているのでしょう。なんとなく予想ですが、マダムな感じのおばさんは素敵なので、若い頃よりモテたんじゃないかと。それがためにご参拝者と何かあったのかもなあなんて邪推。この距離感はその対策なのでは?? 勝手な妄想すみません(^^;

 13時57分(移動10分)

17番札所:定林寺
  ここは珍しく平らな場所に出現する寺。といっても、裏側からみれば高台になっています。アニメ「あの花」の舞台となった寺ですね。よって、大慈寺と同じく、グッズが並んでいます。ご朱印の住職さん?は、全然そんなことと関係ない感じでした。「さっきの人は、福島から来たそうですよ」と。どうやら聖地巡礼的なことみたいです。映画やアニメの威力ってあるんですね。第三弾が今度封切られると聞いたのですが、どうなんでしょ?今度はどこのお寺が舞台なのだか。。

14時9分(移動13分)

18番札所:神門寺
 140号線沿いで、こんな所に?という感じでありました。国道沿いなので車のディーラーなんかの脇にあります。観音堂の裏側はお堂巡りになっていて、少しだけ回れます。ご朱印を貰いに納経所へいったら、おばあさんが、おじいさんとテレビを観てました。そうそう、案外そういう納経所が多かった気がします。昼間ですから、番をしていても参拝者はまばらなんですね、きっと。おばあさん、いささか手が震えてます。少し心配になりましたが、無事に書いてくれました。

14時22分(移動13分)

19番札所:龍石寺
 道を少しだけ入ったところにあります。なんだか観音堂の下が岩?になっていて変な感じです。この岩なにか意味があるのかもしれませんね。その上に立派なお堂が建っています。納経所に人が一瞬いないかと思いましたがちゃんと居ました。それにしても、この小僧さんの看板、だんだん見慣れてきましたがちょっとだけムカつく感があるのはなぜなのでしょう? 

14時34分(移動12分)

旧秩父橋から撮影。「あのはな」で有名です。そのせいか、若い人がちらほら写真を撮っていました。旧秩父橋自体は写真とりびれました。ちなみに下を流れる河川が荒川で、長瀞にいけば河川下りが楽しめます。

20番札所:岩之上堂
 どこが岩の上なのか、いまいち分かりませんが、このお堂は立派でした。森の中にあるお堂です。お庭が広くて、初夏は緑に溢れていて気持ちがいいです。ちょっと生えすぎかも? きっと秋は紅葉で綺麗でしょうね。さすがにちょっと疲れてきました。足が上がりません。

14時46分(移動12分)


道すがらの武甲山です。上のほうは植林をしているそうですよ。

21番札所:観音寺
 ずばり観音寺ですね。20番札所からちょっとアップダウンと移動があります。途中は一般的なロードバイクだと押して移動になりそうです。観音寺は少し大きめの道路のすぐ脇にあります。境内の青い文字がカッコいい。納経所にいくとおばさんが居ました。自転車で巡る人っていますか?と聞いたらあんまり多くはないと言われました。巡ったことありますか?とたずねたら、一度と。車で3日かかったそうです。自転車で巡って思うことは、確かに街外れの寺に行くには車が便利なのですが、案外車の駐車にかかる時間ってバカにならないのではないかと思います。自転車は門前にさっと適当に停めて、さっとまだ移動を開始できます。それと車が移動できない細い道を自転車なら移動できます。車は通れる場所が限られるため、多少の迂回などが必要でしょう。そのため3日目が必要になるではないかと思います。また、街中では駐車の問題からも自転車の方が便利ですね。

14時57分(移動11分) 陽が傾きはじめてきましたね。

22番札所:童子堂
 少し道からそれて入っていきます。広い駐車場です。観音堂の奥に納経所があります。ご住職にご朱印を書いてもらいました。「暑いでしょう」とねぎらって頂きました。予定ではここで終了だったのですが、まだ時間があります。「まだいけますか?」とたずねたら、23番は全然大丈夫ですよと。ただ、自転車は電動なの?と聞かれたので、違いますよといったら、じゃあ大変だなあとのこと。この意味はすぐに分かりました。。

15時12分(移動15分)

23番札所:音楽寺
 いやあ、本当にかなりの坂でした。素直に車道を行けばよかったのですが、巡礼道をちょっと走ってみようと上がったら、ほとんど漕げない位急坂でした。ここは素直に車道を行きましょう。そして、途中から道を右へそれて寺へ向かうのですが、やや分かりにくいです。公園の先に寺があるのですが、下からは見えないので、どこなんだろうと思うはず。とにかく公園の坂を上がりきってください。そこに23番札所が見えてきます。ご朱印を頂きながら、やはり定番の質問でしょうか、「なんで音楽寺なんですか?」とたずねたら、過去は山に松が沢山生えていてその松が風に揺られると、きゅっきゅと擦れ合って音がしたんだそうです。それが音楽のようだという事で”音楽寺”と呼ばれたとか。

15時35分(移動23分) 距離は短いのですが、坂道がきついです。

納経所よりも高台にある観音堂です。ちゃんとお参りしましょう。

観音堂脇の鐘つき堂。なんか雰囲気がいいです。つきたくなります。衝いても大丈夫みたいでした。

24番札所:法泉寺
 23番からはだいぶ離れます。ただ、やや下り方向なので移動は楽でした。寺の入り口の御茶屋はお休みでしたがアイス食べたかったです。その脇に長い階段があって、その上に寺があります。足にだいぶ来てるので階段はちょっと大変でした。伝説では、病気になった遊女にここの泉でこさえた爪楊枝をつかったら治ったとかいう話で、爪楊枝を売っています。「次の札所までどれくらいでしょうか?」と聞いたら「自転車なら20分くらいじゃないかな」とのこと。まだいけそう。。でも、往復したら40分。また、25番札所は街中からかなり離れます。ちょっとやりすぎな気がしてきたので、一日目はここで終了です。ここでちょうど16時でした。朝、10時ごろからスタートなので、6時間(昼飯込み)で24箇所です。

15時57分(移動22分) なぜか小僧さんが二人。。

31番札所:観音院
 ここから二日目です。宿を9時くらいに出発しています。間に合うといいなと思ってやや飛ばし気味で、寺に向かいます。ずっと登り坂なのですが、勾配がそこまで急じゃないので意外とサクサク進みます。山門から少し歩いて登ると観音堂です。納経所で「ここは何宗なのですか?」とたずねたら曹洞宗とのこと。そういや今までの観音堂何宗だっけか?と思ったら、「34札所では、曹洞宗が一番多くて、あとは臨済宗と真言宗ですよ。」とのこと。あんまり気にしてなかったけど、そうかそうか。それで弘法大師の事が書いてある場所とかあるわけね。私の認識が間違えてなければ、弘法さんがいたら、真言宗。一隅を照らす、丸のマークをみたら臨済宗。シンプルなのが曹洞宗。そんな感じです。ちなみに、一隅を照らすの元は最澄の天台宗だそうです。それが弟子筋の臨済宗に残ったんですね。
 帰りはかなり坂を下ります。自分が思ったよりは坂を登ったようです。観光バスと同じペースで坂を下りました。

9時23分

33番札所:菊水寺
 31番からはだいぶ離れています。小鹿野町を通り過ぎる感じです。299号線がひたすらまっすぐです。何キロくらいあるんでしょうね。かなりまっすぐ走り続けました。少し迷いながら、看板を頼りに移動すると、ほどなく33番札所へ。その手前にはポピーが咲いていました。そういえば秩父は天空のポピーという企画をやっていますね。その流れなんでしょうか。

 お寺は割合とこざっぱりとしています。親父さんが対応してくれました。が、しかしこれが次にて問題を起こします。

10時8分(移動35分)

32番札所:法性寺
 33番札所からやや南へ。結構なアップダウンのある道です。既に順路通りではないので、グーグルさんに頼って移動しました。自転車だとちょっと大変になりつつあります。到着すると、ちょっと小高い山の上。観音堂はさらに上。お堂は岩山を削った場所に立っていました。中に入ると「ももんが」の絵が。納経所で聞くと、「あれ私が書いたのです(照)」とおばさん。ももんががお堂に住み着いていて、よく出入りしているそうです。
 ご朱印を頼むと「あれ?」と言っています。何かとたずねたら、32番の場所に既に書かれていると。そう33番札所で間違えて32番の場所に書いてしまったんですね。そこで、新しい紙に書いたものを頂いて後ではさみ直すことにしました。32番札所のご朱印頁が二枚になってしまいました(汗)
 住職が絵を描くらしく、Tシャツやトートバックなどのグッツが売られています。意外といいかも?!と思いましたが、ちょっと荷物なので諦めました。

10時35分(移動27分)

可愛いw ももんが本人は分かりませんでした。

30番札所:法雲寺
 32番札所からはかなり距離があります。というか途中で山道です。基本下りなのですが、のぼりも時折あったりして、結構大変です。そして、踏切を渡ってからも坂が続きます。結構汗だくになりました。なぜかここは、楊貴妃が奉られています。不思議。気になったので、ご朱印のお姉さんに聞いてみました。伝説では船でこられたという話。まあ、それ以上は野暮でしょうか。凛としたお姉さんと楊貴妃がなんとなく重なった法雲寺でした。

11時32分(移動57分!!)

25番札所:久昌寺
 30番札所の次は、昨日残した25番札所です。この時、道を誤りました。ルート的に戻るのが嫌だったので、72号線を使って25番札所を目指したのですが、これがキツイ。アップダウンを繰り返します。山をなんとか登ったとおもったら、ちょっと下ってすぐのぼりになったりします。かなり体力を消耗しました。素直に140号をいくべきだったと思います。とにかく着かないとと気力で坂を登りきりました。ここでちょうど、12時になったので、弁天茶屋で冷やしたぬきを食べました。

12時半を見計らって、25番札所に向かいます。

12時33分(移動30分+昼飯タイム30分)

納経所に着く前にちょっとパラついてきました。困ったなあと思いましたが、すぐにやみます。不安定な天気です。まあ、ここまで来たら本降りになっても最後を目指します。

29番札所:長泉院
 25番札所を出たとき、既に足がきつくなっていました。こりゃまずいなあと思いながら、29番を目指します。もう坂道はやめてほしい。とはいえ、少し上がります。田んぼの一角にありました。雰囲気がいいです。日本庭園があります。そして、目の前の山に展望台がみえます。立地としては一番、好みかも。

12時49分(移動16分)

28番札所:橋立堂
 ここは岩山に作られたお堂です。馬の観音さまです。気になったのはお堂の脇にある石の像。聞いたら皇室の方を模して勝手に彫ったのだという。。出来が中途半端な上、黄色味の色が目立ちます。うーむ。冬場は納経所は閉まるそうです。

13時6分(移動17分)
さすがに疲れたなあと思っていたら、アイスの看板!なんとカフェがあるじゃないですか。

JURIN’s GEO(ジュリンズ ジオ)にて珈琲を。メニューをみると結構なお値段。そう本格的な自家焙煎珈琲でした。流行のパナマゲイシャもあるというので頼んだら、豆を運んでいる最中らしく30分かかるとか。ちょっと時間が読めないので諦めました。代わりに在庫のあるグアテマラにしました。サイドのクッキーも頼んだら、そちらはサービスしますとの事。ありがたやー。このクッキーが美味いです。テイクアウトもしているそうなので、橋立堂にきたら珈琲はともかくクッキーを。もしくは、ここのメインであるアイスを食べてください。二つの味を選んで注文するそうです。珈琲おいしかったです。プレス式なのに後味がすっきり。

13時20分(休憩20分)

27番札所:大渕寺
 意外と近くでした。下りメインだったので助かりました。ご朱印を貰おうと納経所に向かいチャイムを鳴らすと、IPS細胞の山中さんのような住職が作業から戻ってきました。はきはきした感じで、こちらもなんだか元気になります。自転車だと伝えたら、雨が心配ですねと。お気遣いありがとうございました。

13時44分(移動20分)

26番札所:円融寺
 27番札所からすぐなのですが、道が込み入っていてちょっと分かりにくいです。着いたのが脇だったので、脇から入ってしまいました。納経所にいってチャイムをならしたら、歌舞伎の海老蔵のような住職が現れてちょっと驚き。眼鏡がすこしスモークしてますよー。海老蔵に今日は昨日より過ごし易いですね、と言ったら、「はい」とだけ。。つ、つれない。秩父の海老蔵はクールでした。

14時2分(移動15分)

34番札所:水潜寺
 26番札所から、34番札所まで、えらい距離があります。18.6キロです。90分から2時間は見たほうがいいかもしれません。山道だと結構時間がかかるからです。というわけでラストで気合も入れました。
 最初は284号線を行くルートを予定したのですが、ブログを参照して、そちらは避けて、37号線をいくか、140号線を行くか。迷ったのですが、遠回りでもアップダウンが少しでも小さく走りやすい道がよかろうと、140号線を選びました。これ正解だったのでしょうか。。

 140号線は長瀞へのメイン道路という事もあり、走り易いです。一部歩道を走ったり、車道を走ったりです。ただ結構飛ばせます。最後の川を渡ってからはずっとのぼりでしたが、むちゃくちゃな登りはなくて、寺の山門まで到達できました。

15時2分(移動60分!!)

予定より30分早くつきました。140号線がスムーズだったためでしょうか。平均速度が18.6キロだったわけで、信号を含めると25キロくらいで巡航したことに。楽して移動したい方はこのルートもありですよ。

ご朱印を貰いに納経所にいくと、コミカルな住職さん。面白ねたを色々話してくれました。お話が上手そうです。説法を聞いたら楽しそうです。

さて、以上で、終わりです。いかがだったでしょうか? 途中から眠くなりましたね。私もですw 34って結構あります。でも写真を見返すとすぐに記憶が戻ってきますね。各寺ごとに特色が結構ありました。

それでちょっと番外を。33番札所の菊水寺が間違え立ったことと、284号線がどれほどきついのか気になったので、まだ時間も早いからと、峠を回って33番札所でもう一度ご朱印を書いてもらう事にしたのです。が、これが大変でした。

284号線を登っていくとすぐに峠かとおもったら全く違いました。山の頂上までずっと登りです。そしてさすがに乗っていられません。押したり乗ったりを繰り返して、ようやく頂上の茶屋へ。

16時でした。なんと45分ほどかかっています! たぶん、距離としては5キロ程度なのですが。。山道、おそるべしです。そしてちょっとまた降ってきたので、ここでも休憩です。

ぶどうのムースです。冷えてて美味しかったです。

後は下りなので、15分ほどで菊水寺へ。寺についたら文句をいおうかと思ったら、別の人。書いてもらったときに、昼間の出来事をいおうかと思ったのですが、なんだか申し訳ない気がして、ちゃんと支払いしました。これで、33番札所も所定の場所に記載されました。

最後は余計だった気もしますが、これで思い残すことは無い感じです。
どうでしょう? 二日間ではちょっと強硬かなとは思いました。回れますが、上記のスケジュールをみてお分かりのように、各寺におよそ5分から10分程度しかいません。そして、最後の方の札所、31番や34番はかなり山です。うまいルートを探って移動してみてください。もし、順番どおりに移動しようと思うと、もう一日必要だったと思います。

あの珈琲屋でアイスや珈琲また飲みたいです。。今度は、鍾乳洞に遊びにいこうかしらん。

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