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【DXみらいラジオ vol.61】「新しい経営学」から読み解く!DXできるポイントをおさらいしよう!

デジタルビジネスシェアリング_編集者紹介

本日の記事は7/7(木)に開催した「DXみらいラジオ vol.61」の様子です。

DXみらいラジオ

株式会社デジタルビジネスシェアリング主催の「DXやシステム開発について語り、その中で新たな何かを世に生み出しちゃおう」という企画です。

✨DXみらいラジオリスナーアンケート実施中✨

「DXのxxが知りたい!教えてほしい!」「今不便な〇〇を便利にできないか」など、リスナーさんのご意見・ご要望をアンケートでお教えください!
アンケートでいただいたリスナーさんからの声はDXみらいラジオで扱わせていただきます。

DXみらいラジオ vol.61

7/7(木)21時30〜24時にDXみらいラジオ vol.61を開催しました!
今回は新企画❗️❗️
「ラジオを聴きながらビジネスとDXのつながりを知ろう!」です。

女子栄養大学で教鞭をとっている三谷さんの著書「新しい経営学」をもとに「ターゲット」「バリュー」「ケイパビリティ」「収益モデル」を4週にわたってお話していきます。

第四回目のトークテーマは【ビジネスの収益モデルの考え方とDX】です。

ここからはトーク内容を一部抜粋してお届けします!!

デジタルビジネスシェアリング_line

1.新しい経済学の一連の流れのおさらい

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これまで学習してきた「新しい経済学」の一連の流れとその要素を振り返っていきます。

ターゲット

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ターゲットというのは「このお客さんにこういうことをしてあげたい」というものです。
ポジショニングと混同されやすいですが、例えばデザインができる女性と、エンジニアリングとデザインの両方ができる男性がいるとします。このままだと女性は男性に勝てないので、女性が勝てるポイントを探します。例えば女性ならではの視点でものを提供できるといったものです。そういったものがポジショニングになります。

バリュー

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バリューはお客さんがお金を出して手に入れたいか?という売り方の話になります。お金出してでもほしいと思えるものになっているかどうかが大切です。

ケイパビリティ

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ケイパビリティは売る側が「お客さんにどうやって商品を提供し続けるか」という仕組みの話となり、純粋な強さであるリソースと、強さを活かすためのオペレーションで構成されています。そしてケイパビリティは、オペレーションで差がつくものになります。

収益モデル

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収益モデルは「ビジネスを提供する側にとっての関わる人たちへの案内板」です。
投資家、債権者、経営陣、従業員、取引先やパートナーといったようにビジネスを構成してくれる人たちが多くおり、ビジネスを中心にどう関わっていったら良いかという案内板が収益モデルそのものと言えるでしょう。


2.DXには「コミュ力」が大きな鍵になっているんです


ビジネスという視点でも言えるのですが、上場企業の偉い人などを見てみるとコミュ力が無い人はいないのです。
そのことからもDXをするにあったっては、コミュ力が高い人に専門的な技術などを教えるというのが正しい流れとなります。

経済の歴史を見ても、国土は狭いが金融業が発達しているイギリスやアメリカなどもコミュ力が強い例として挙げられます。

バリューとコミュ力
バリューも「コミュ力」が作り上げると言っても過言ではありません。
他人に興味がない人が、他人に対しての提供する価値を作ることはできないのです。
ただ、例外として自分が好きでやっていることに価値を感じて人が来るということもあります。芸人で例えるならば、明石家さんまさんは、自分の作り出してる世界に価値を感じて人が来るというポジショニングをとっています。
逆に、需要を見て価値を提供することをしているのが、女性の芸人だと渡辺直美さんなどになります。

バリューと継続
バリューに関してはもう1つ違った側面の点として「継続的にやらなければならない」という原則的なルールがあります。例えばセブンのバリスタマシンや、お寿司屋さんの酢飯握りマシンなどは、プロが長年培ってきた素人には真似できない価値指標が存在しているので「素人でもボタン1つで、できるようにするマシン作り」が出来るのです。

もし、ゴーヤを使った本格的な沖縄料理が食べたいと思ったら沖縄に行かなければいけないかもしれません。しかし、東京などでも「沖縄で1万時間すごした人が作るゴーヤチャンプル」と言った謳い文句があると、なんだか食べたくなりますよね。「これが提供の仕方を変える」ということなのです。

なので、バリュー作りについては「コミュ力」×「時間≒作られた価値」の掛け合わせが必須となります。

ケイパビリティとマーケティング
ケイパビリティについては、根本を支える考え方として大事なのが「マーケティング」です。
マーケティングの考え方を持ってない人は、ケイパビリティについて考えようとしても何をしたら良いかわからない、というくらいマーケテイングは重要な必須要素なのです。

マクドナルドなどは新宿店でも渋谷店でも味は変わらないですよね。
これが「オペレーション」の正体となります。これは「お店側」のマーケティングの話となります。

そしてマーケティング的な観点で最も重要なの事は「お客さん側を観測する」ことです。
一つ例を挙げます。もし、店舗にお客さんで来たおじさんが商品を絶賛してくれました。そこから、「おじさんがこれからも喜んで来てくれるためにはどうすればいいか」、「嫌がることは何か調べる」、「喜ばれるものを提供しよう」と、どんどん”おじさん専門店”になっていくと言う流れがあったとします。それこそがポジショニングなのです。
それに伴い、オペレーションやリソースも「おじさんに喜ばれるもの」に変わっていき、ケイパビリティにも影響があります。
振り返ってみると「お客さんに何をやってあげたいか」っていうターゲティングも、”おじさんに喜んでもらいたい”っていうことで一致しているので、ブランディングでいうところの一貫性があるのです。

ケイパビリティはいかにしてマーケティングシステムを導入していくかってことが各社が取り組むべき課題の本質となるでしょう。そして、マーケッターで最も必要な素養が「他人に興味を持つ」ことで、これもコミュ力の中に含まれているのです。


3.結局DXするには何が重要か?


「コミュ力」をDXする
コミュニケーション能力をDXするにはどうすれば良いのでしょう?
収益モデルの回でもお話しさせていただいたのですが、コミュニケーション能力の高い人間のITリテラシーを引き上げるということが必要です。
結局、ビジネスの本質的なところは人間のコミュニケーション能力をお金に変えているところになるのです。
なのでコミュニケーション能力の高い人のところに「情報」「人」「モノ」「カネ」が集まるというのは当然のことなので、コミュニケーション能力が高いことにより、これらを集めることができて、それを使うことができるのです。

DXにおいて技術よりも先に、まず必要になるのはコミュ力ということは確定しているのですが、現代はビジネスに「コミュ力が大事」という認識が軽視されてきているのではないでしょうか。最終的に手段などより大事なのは使う人の使い方なのです。

最近だと立派なレジの機械がなくても、ipadなどを使って簡単に会計ができる環境が整っています。さらに、アプリサービスなどで売上台帳などを作ることができる機能もあり、「物理的にこれがないと商売ができない」っていうものがだんだんと減ってきているのです。
店舗の有無や、立地条件なども、昔だと駅前に出店しないと集客できないという考え方が一般的でしたが、SNSなどが普及している現在だとネットの口コミや動画配信などで店の立地が収益に直接的に関与するかどうかは定かではなくなってきてしまいました。

デジタルがなくてもお客さんは来る
では何が重要なのかというと、コミュ力視点で言えば「その人がいればお客さんを呼べるかどうか」と言うところになります。
「その人がいればお客さんを呼べる」の理由を共通化していくことが、ケイパビリティでいうところのオペレーション開発そのものと言えるでしょう。

それをより多くの関係者と共創していくためには収益モデルやビジネスモデルが必須になるのです。

リスナーからの質問

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回答:無理だと思います。
日本が順位を上げていくように改革することは政治家にも難しいです。個人で考えると海外の企業と提携したり、自分自身が海外へ飛び出すなどの対策などは可能です。

デジタルビジネスシェアリング_line

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🎉DXみらいラジオ vol.62のお知らせ🎉

次回DXみらいラジオ vol.62は7/14(木) 21時30分〜23時30分にTwitterスペースにて開催となります。
飛び入り参加、大歓迎です!

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あれっくす@フロントエンド x プロダクトマネジメント

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生放送のため不手際もあるかと思いますが、そういった「リアル」を楽しんでいただけたら嬉しいです!!
みなさま、次回のDXみらいラジオもお楽しみに🙌

過去開催したDXみらいラジオ

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