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【DXみらいラジオ vol.82】   🌸第6回🌸「デジタルスキル標準ver1.0」を読み解く会 〜DX推進スキルの人材類型、ソフトウェアエンジニアとサイバーセキュリティーを見ていこう〜


本日の記事は3/16(木)に開催した「DXみらいラジオ vol.82」の様子をお伝えします!

DXみらいラジオ

DXみらいラジオとは、株式会社デジタルビジネスシェアリング主催の「DXやシステム開発について語り、その中で新たな何かを世に生み出しちゃおう」という企画です。

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「DXのxxが知りたい!教えてほしい!」「今不便な〇〇を便利にできないか」など、リスナーさんのご意見・ご要望をアンケートでお教えください!
アンケートでいただいたリスナーさんからの声はDXみらいラジオで扱わせていただきます。


DXみらいラジオ vol.82

3/16(木)20時00〜21時00分にDXみらいラジオ vol.82を開催しました!
今回は「【第5回】「デジタルスキル標準ver1.0」を読み解く会 〜DX推進スキルの役、デザイナーとデータサイエンティストを見ていこう〜 」をテーマにお話ししていきました。



ここからはトーク内容を一部抜粋してお届けします!!

読み解く会の配信スケジュール

DXみらいラジオでは「デジタルスキル標準ver1.0」を全5回に分けて取り上げていきます。
今回は、DX推進スキル標準の第3章 「第3章の人材類型・ロールのビジネスアーキテクトの項目」を見ていきます。

ソフトウェアエンジニアってどんな役割?

 今回はデジタルスキル標準のソフトウェアエンジニアの説明をしているページを見ていきます。

このページには「ソフトウェアエンジニア」という名称に込めた思いという項目が長々と記載されています。

Q.名称に関する思い入れを語っているのは初めてですね。他の人材類型にはなかったですね。

A.実はこれはIPAの得意分野だからだよ。
息を吹き返したようにソフトウェアエンジニアについて語っているね。この文章を見るだけでソフトウェアエンジニアの人たちが書いているな〜ということが伝わってくるよね。

こうやって記載することによって職業倫理だけを加速させていないかなと思います。
DXみらいラジオでもよく取り扱っている「社会性」が最もないやり方だと思いますね。

これだと、IPAは自分達の殻に閉じこもって「私たちはすごいんだぞ」って言ってるようなもんです。こんな人たちが変革を進めてるのが不思議でしょうがないです。

純粋に経済産業省が発行している資料でこんな肩入れなんてしていいの?って思いますね。ここの項目で伝えたいことは、ほぼ「僕たちがすごいことやってます、他の職種は知らないですけど」ってことですよね。


ソフトウェアエンジニアに期待されるものって何!?

続いてはソフトウェアエンジニアの期待される役割が記載されているページになります。

資料には、

「高い技術力を通じて自社や自組織の競争力向上に貢献する ---『ソフトウェアエンジニア』には、IT・デジタル関連の高い技術力を通じて、DXの取組みの推進、さらには、DXの目的である自社や自組織の競争力 の向上に貢献することが求められる」

デジタルスキル標準p112

と記載されていますね。

Q.ソフトウェアエンジニアの項目ではかなり高い技術力を求めている印象を受けますね。

A.技術力だけを上げるよりも、お客さんや誰かの役に立つことの方が大切なんじゃないでしょうか?

本来、技術力を高めるのを目的にするのではなく、顧客の悩みや課題を解決するのが仕事というものではないのでしょうか?

自らの手で競争力のあるソフトウェアを創り出せる水準の高い技術力を維持・獲得する ✓ 他の人材類型や他の専門企業の力を借りずに、自分自身の手で、迅速に、競争力のあるソフトウェアを創り出せることは、「ソフトウェアエンジニア」 の最大の強みである。 「ソフトウェアエンジニア」として活躍し続けるためには、この強みの維持・獲得に向けた継続的なスキルアップが求められる。

デジタルスキル標準p112

また、同じページ内で上記のように「他の人材類型や他の専門企業の力を借りずに」と書かれていますが、他の人材類型とは協働しなくなったのでしょうか?

こういう発信が世の中のデジタルギャップを生み出しているのです。
こういう人がお国の得策に関わっている時点で、世の中のトランスフォーメーションが進むとは思えません。

そもそも、デジタルトランスフォーメションとは世の中のデジタルではないものがデジタルと融合することを指しています。

例えばですが、「アマゾンのおすすめに表示されることで、普段買われないものも買われる」→こういったことが、デジタル技術と人間(現実社会)との融合と言えるのです。
実世界に影響を与えられていないものはデジタルトランスフォーメーションとは言えません。

このソフトウェアエンジニアの項目で、なぜ日本のトランスフォーメーションが進まないかが伝わりました。


サイバーセキュリティとは?

ここからはサイバーセキュリティーの人材類型の項目に入っていきたいと思います。

まずはサイバーセキュリティとはどういった役割なのかということが記載されているページになります。

DXの推進における「サイバーセキュリティ」とは

  デジタル技術を活用した製品・サービスの展開において、それらのセキュリティが確保されていることは必須の前提条件である。「サイバーセキュリ ティ」を担う人材は、この条件の実現における根幹の役割を担う。
✓  DX推進ではこれまでのデジタル活用と比較して、IT部門以外の事業部門等でもセキュリティ対策の責任を負うケースが増える。多様なキャリアの 人材が「サイバーセキュリティ」で備えるべきスキルを習得し、インシデントの未然防止・被害抑制のために活躍することが想定される。

 デジタルスキル標準p121

「サイバーセキュリティ」という名称に込めた思い
本スキル標準では、国内外のセキュリティ関連組織において、「サイバーセキュリティ」の名称で情報資産やOT/IoTを含むデジタル基盤のセ キュリティ対策を包含した施策が打ち出されていることを踏まえ、それらとの整合をとることとした。
DX推進スキル標準で定められる5種類の人材類型のうち、サイバーセキュリティのみが人称ではなく対象分野名となっている。これはセキュリティ 対策を担う人称の総称として実務で使われている名称として、「セキュリティスペシャリスト」や「セキュリティプロフェッショナル」等が存在するが、これら は専門人材をイメージさせる名称であり、DXを推進する事業会社においてセキュリティ対策を担う人材は、現実には他業務(組織のリスクマネジ メントやデジタル基盤運用等)との兼務で担当する可能性が高いことを踏まえると、誤ったイメージを与えてしまうことを避けるため、あえて人称 としないこととしたことによる。

 デジタルスキル標準p121


Q.ソフトウェアエンジニアと同様に「サイバーセキュリティという名称の思い」があるのはやはりこの資料を作成したIPAの組織の中にこの職種の人がいて自分たちの想いを伝えたい気持ちが強くなってしまったんですかね?

A.そもそもこのサイバーセキュリティで疑問なのが個人情報を取り扱うサイバーセキュリティーなのでしょうか?
本来であれば、SNS上で企業の名前出して悪口を言っているのを対処するのがサイバーセキュリティーの仕事です。ビジネスモデルとなにも関係がないですよね。

あとはサイバーセキュリティは実例がないですよね。
DXを行ったユースケースがありません。実例を挙げないとお金も時間も生まれないのです。

Q.ではなんでこんなにデジタルスキル標準では、サイバーセキュリティーを一つの役割としているのでしょうか?

A.IPAはサイバーセキュリティを保険としてみるんだよ


既に販売しているサイバーセキュリティーを販売したらもっと儲かるんです。IPAが自分達が定義している職種を売りたいと考えていることがよくわかりますね。

このようにIPA的にサイバーセキュリティーが増えると嬉しいことになるんです。IPAが売れるからね。

このサイバーセキュリティという役割は、ビジネスモデルに関わらないならいらないと思いますね。
DXとはビジネスモデルの変革を行うことなんですが、サイバーセキュリティはこれになんの関係がある?
無理やり持って来すぎています。



リスナーからの質問

回答

向いている人というよりも、IT企業の営業職は「だらしない・勉強しない」といった特徴があります。その為、本当に営業職がしたいのであれば、他業種(メーカーなど)の営業をお勧めします。

過去開催したDXみらいラジオ

以下のマガジンに記事をまとめておりますので、こちらをご覧ください。

https://note.com/d_biz_share/m/m7de1a9cae9c2


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