![ばけさよ横書き-02](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/16863805/rectangle_large_type_2_cf1631cdff5ba0797cd1734eace7218e.jpeg?width=800)
さよならをおしえて~Twitter創作物感想録91~
8分。太陽の光が地球に届くまでの時間。太陽が爆発しても、我々が何も知らずにいる時間。世界が変わるまでの猶予期間としてあまりに適切な(偶然かもしれませんが)分数を指定した「彼」の内心、願いを思うと切なくなると同時に、彼自身の物語上の存在感も匂い立ってくるような。良いですね、8分。#全読 https://t.co/lCCyxQ8XZa
— さよなら (@D_8823_drive) December 3, 2019
別れの夕べ。この別れの重大さについて確信はありませんが「未来」に言及しているので、例えば「遠いところへ旅立つことを終に言えなかった最後の日」とかなのかなぁ、と。語り手の学生感、夕焼けへ飛び込む比喩、バッチリです、好きです。またねが「、」なのも心憎い。「。」じゃないんですよね#全読 https://t.co/6rfcqUTnIT
— さよなら (@D_8823_drive) December 3, 2019
鉄の板!鈍色の雲の密度、空の低さ、閉塞感。冬空の描写にその手があったか!という心地。
— さよなら (@D_8823_drive) December 3, 2019
「おもたい」に始まり「つめたい」に終わる作品世界の風に「みんな死ぬべき季節」を見ている語り手の「(こんなに冷たい、寒い、何もないのに)でも、何故か死んでないわたし」といった世界観が見えるよう#全読 https://t.co/75NTyFTTAq
洒落た題名と硬質な語彙のギャップ!カッコいい!
— さよなら (@D_8823_drive) December 6, 2019
形と名前を与えられはしても、ものの数日で役目を終えて灰になる彼等に人格があるのなら……全ての死者に祈りを捧げる死者の日にすら尊ばれない彼等に魂があるのなら……滅び行くなかに見える怨嗟と悲哀の味……!生への憧れが微かに匂うエ(字数#全読 https://t.co/CHkWBhOlpJ
丸の魚を捌くときなどに言う人もあろう食材への囁き。あくまで優しげな語り手の態度は、しかしどこまでも"おいしい食べ物"に向けられるもので。それが自分に向けられるとなるとその恐怖はいかばかりか。姿勢は不明なれど恐らく自由のきかない体を丁寧に仕上げられる恐怖は嬲りとはまた別の(字数#全読 https://t.co/49qnxOYU1o
— さよなら (@D_8823_drive) December 6, 2019
【YOUTUBEにて僕らの”文芸読解バラエティ”配信中!BGMにどうぞ】
「すべての創作者に必要なのは”いいね”や”スキ”の投げ合いじゃない、全力の”解釈”と”感想”だ!!」Web創作界隈に「読者のいる(感想が贈り合われる)創作」文化を根付かせるべく、思想を掲げ暴れ続ける”ことばの魔物”コンノダイチの分別奮闘記、あるいは、才悩人応援歌。
この記事は、Twitter上で我々「26時(@kikan_26)」が主宰する「#ばけもののうた」および「 #全読 」 参加作品へと宛てられた「web創作物への感想ツイート」をまとめたものです。元作品を辿れるように「引用リツイート」の形で投稿は統一しておりますゆえ、私の拙い感想を通じてnoteユーザーの皆様が「Twitter創作物」に触れる一助となれましたらば幸いです。
コンノダイチ=さよなら(@D_8823_drive)
蒼馬-ΛOMΛ-(@ssk_aoma)
26時(@kikan_26)
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。 楽しんでいただけたなら幸いです。リアクションいただけたらうれしいです。おひねりいただけるなら……最高です!