見出し画像

一人のトラベラーとして、その土地に与えられるものは何だろう?

旅行というと、つい得るものばかりを考えがち。
じゃあ反対に、私たちが旅することでその国や土地に与えられるものって何なんだろう?私なりの贈り物を考えてみた。

好きなことをすることでその土地をサポートする

旅先では美味しいご飯を食べたり、レジャー施設や美術館へ行き、自分たちの好きなことを存分に楽しむ。気に入ったアクセサリーや、ビビビッときた洋服をちょっと奮発して買ったり。
そして欲しいものを手にした分、しっかりとその対価を支払う。
レストランのチップはウェイターさんのお給料になるし、洋服代はそのブランドへの貢献になる。

ただ好きなことをして好きなものを食べることでその土地に貢献できるって、こんなに素晴らしいことってない。

ローカルマーケットで売られているものやフェアトレードなものを買えたらさらに素敵。各地の小さなビジネスや労働者に配慮したビジネスに貢献することは、広い目で見れば環境や世界にまで貢献しているっていうこと。

何かを消費する時にそのビジネスを支えてるのが自分自身なのは、実は旅行に限ったことじゃない。自分のお金が何につながり、何にサポートされていくのか?を考えると、消費はとても意義のあるものになる。

知らない文化にふれることで始まる友好関係

旅先では少なからずその土地の文化にふれることになる。
歴史を知るために博物館を訪れたり、その土地ならではの食材を食べてみたり、海外の場合はその国の言語を通して交流も生まれる。

その知らなかった文化に興味を持って、まったく違う文化を持った人としてお邪魔する。相手の文化に興味を持つことは、敬意を払うことでもある。"興味"は好きの始まりだよね。

人間同士の関係も、自分に興味を持ってくれたら嬉しいし、話しかけてくれたらもっと嬉しいし、誰かがニコってしてくれたらハッピーになる。相手を知ろうとすることは、理解したいという気持ちの表れで、それは敬意として贈ることができる。

大切なのは自分も相手も心地よくなれるエネルギーの循環なのではと思う。
何でも陰と陽の性質があるように、得ることで与えるものがあって、一方通行なものはきっとない。
そんな気持ちを大切に毎日を過ごせれば、この世界はもっともっと幸せな世界になっていくはず。

Nana.


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?