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歯科医院見学に行くときのマナー

みなさんはこれから研修先や就職先を見つけるために歯科医院の見学にうかがうことがあるでしょう。その際、気をつけると良いことをまとめました。

■事前にアポイントを取る
見学は来てもらう側にも心の準備がありますので、アポイントを取ってからうかがいましょう。根治してたら急に入ってきて、巻き尺で棚の寸法を測りはじめた後輩がいましたが、患者さんもスタッフも驚きますのでいきなり来るのは止めてくださいね ♪ (仲良しの先生のところに旅の途中でお土産持ってサプライズで顔を出すとかは楽しいからやって良いと思います)

■持っていくべきものや注意点を事前に聞く
医院によってシステムが違いますので、事前に確認しましょう。
多くの場合の持ち物は 白衣、スリッパ、筆記用具、メモ帳 などです。

■遅くとも約束の時間の5分前には受付に到着
■万一遅れるときはなる早で連絡
社会人の基本ですね。現地までの経路を調べて、早めに到着しておきましょう。

■受付で挨拶し氏名を名乗って見学の約束があること伝える
これも当たり前なんですが、過去に「あれ?お約束の方はまだかな?」と思ったら、黙って待合室に座って待ってた方がいました。名乗ってもらわないと誰か分かりませんね。

■院長だけでなくスタッフにも挨拶
■患者さんやスタッフの迷惑にならないように見学
私もよくよその医院の見学にうかがうのですが、診療室は歯科医師やスタッフが患者さんの診療を行う場所です。見学は控えめにしてても多少は医院の患者さんやスタッフさんのお邪魔になります。スタッフさんにも名前を名乗り挨拶しましょう。

また、患者さんから見て不審に思われない身なり態度を心がけましょう。患者さんは自分の口の中というプライベートな部分を、知らない変な人からじろじろ見られるのは嫌なものです。プロフェッショナル感をかもし出しつつ、患者さんが来られたら「こんにちは」出て行かれるときは「お疲れまさでした」とにこやかに挨拶しましょう。

■当日か次の日に見学お礼のメッセージ

これも社会人の基本ですね。

■今後の進路についてなる早で報告
例えば就職や研修を視野に入れて見学に行くと、先方は「あの子、あの後どうなったのかな?」と頭の片隅で気になっているものです。また、あなたの後に別の人が見学や面接にきたりもします。

進路が決まったり、決まらなくても方向性が見えてきた時点で軽く報告を入れてあげると先方も助かると思います。行く気があれば前向きに検討していること、行く気が無いなら具体的な話しは不要なので「おたくに行く気はありません」という意思表示だけは早めにしてあげてください。

例文:
その節は見学させていただきありがとうございました。

(前向きに検討中)
率直に申し上げて○○先生のところには大きな魅力を感じています。あと何軒か見学予定があります。それが終わったら様々な角度から検討を行います。気持ちが固まりましたらまた連絡させていただきます。

(おたくに行く気はありません)
その後色々と検討を重ねた結果、○県方面で働くことになりそうです。見学させていただきとても勉強になりました。あたたかく迎えてくださったスタッフのみなさまにも感謝しております。また色々なところでお目に掛かると思いますが、今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

■知り合いからの紹介なら仲立ちしてくれた人に経過報告をしてどちらに転んでもちょっとしたお礼の品を贈る

紹介というのは、その人が今まで築き上げてきた信用という財産をあなたのために分け与えてくれた事になります。あなたのために時間と信用を分け与えてくれた方への感謝の気持ちを形で表しましょう。ほんのちょっとしたものでもOKです。

■番外編:超合理的な私の友人にいたのですが、念のため日付を入れない履歴書を持ち歩いておいて「ここだ!」という出会いがあったらそのまま面接に持ち込んじゃうという手も。特に遠方だと何度も行かなくて良いので話が早いですね。

<まとめ>
□事前にアポイントを取る
□持っていくべきものや注意点を事前に聞く
□遅くとも約束の時間の5分前には受付に到着
□万一遅れるときはなる早で連絡
□受付で挨拶し氏名を名乗って見学の約束があること伝える
□院長だけでなくスタッフにも挨拶
□患者さんやスタッフの迷惑にならないように見学
□当日か次の日に見学お礼のメッセージ
□今後の進路についてなる早で報告
□知り合いからの紹介なら仲立ちしてくれた人に経過報告をしてどちらに転んでもちょっとしたお礼の品を

歯科の世界は非常に狭いので、一度合った先生とその後の歯科医師人生において何度も顔を合わせたりすることもあります。人として恥ずかしくない対応を心がけましょう。

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