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デザインとイノベーション

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人々の幸福は生き方をデザインする事か?その時デザイナーはアントレプレナーになる

 ManziniのLivable Proxity[1]の第3章ケアする都市を読む。この章は、ケアのための新たなサービスシステムのアプローチを議論する。アクターtoアクターの価値共創、サービスとITインフラストラクチャーの関係性も明確になる。 ケアとは何か? ケア活動は、家族、集落などの比較的閉鎖的な集団内で授受されてきた。ここでいうケアとは、「私たちが『世界』を維持し、継続し、修復して、その中で可能な限りよく生きることができるようにするために行うすべてのことを含む活動」[2

Livable Proximity:近接の経済に向けて

近接の経済に向けて 「現代の産業社会が、これに先立つもっと単純で質素であった社会より、人間の幸福の増進により大きな貢献をするだろうと考える理由はどこにもない。他方また、昔もっとしあわせであったとかもっと人間的であったとかよくいわれるようなそういったノスタルジアも、あまり経験的な根拠があるとはいえないのである」(Simon, 1996, p193)というSimonの語りは、Covid-19の最中、本書を書いたManziniと重なる。ここでは、担当した「3章 ケアする都市」を核

デザイン思考ブートキャンプ 2023計画中

 今年のブートキャンプの案を練りながら、昨年のMBA生たちのslidoコメントを見ている。結構deepな議論ができたのではないか、なんて思ったり。  今年は冨岡と有松をつないで観察・分析を予定している。冨岡の丸山隊員や有松浅野隊員、クラフト製品の異なる工程を愛するクラフト人の助けを借りて、人間中心、ネイチャー中心の深みにハマりたい。昨年の、この先を行きたいなぁ。 人間中心プロセス 問題について 鳥の目、魚の目、虫の目で見ることが必要そう。 「見つける」ときはマクロ視点、