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夜更けの思索宮

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時には哲学を、古代ギリシャを、あるいは皮肉やのイタリアの彼氏のような、ちょっといつもの場所をはなれて遊ぶ
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2022年2月の記事一覧

イタリア語でも日本語でもラブソング

 今回は、『イタリア的:「南」の魅力』ファビオ・ランベッリ第3章歌うイタリアです。イタリアのプップス、初めて聞きましたが、大瀧さんNiagara Triangleを思い出しました。その比較について書いてみよう、っと。 自分を愛するイタリア男子のラブソング  1970年代以降のイタリア人の感性を表していると言われるClaudio Baglioni - E tuを聞いてみよう。 『しゃがんで海の声を聞きながら ずっと息を吸わないままでいた。 ぼくは、指で君のプロフィールを追

父と子と聖霊とに、栄えあらんことを

 今回は、『イタリア的:「南」の魅力』ファビオ・ランベッリ第2章イタリア人の宗教観ー「常識」としてのカトリックです。東京から転校して入った幼稚園がカトリックで、初日から「てんにましますわれらのちちよ」と呪文を唱えていました。それと生まれた時から亡くなるまで寄り添うイタリアの話です。 キリスト教の神は三位一体  呪文の中では、短めで食事を摂る時も唱えていた詠唱、「願わくは父と子と聖霊とに、栄えあらんことを。初めにありしごとく、今もいつも世世に至るまで。アーメン」に、この神の