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伝えたいコト、伝えられていますか? ~面接編~

こんにちは、人事の山内です!
久しぶりの人事ブログをお届けします。

最近、さまざまな企業の人事担当者と話している中で面接の質を上げたいという声をよく聞きます。これは面接をオンラインでやるようになったことで、これまで対面で見れていた部分や感じ取れていた部分が直接見たり感じたりできなくなってしまったことが原因のようです。しかしながら反対に、2年ほどオンライン面接を続けてきて人事担当者も応募者もオンラインでのコミュニケーションに慣れてきたため、面接の質が低下したのは面接官が応募者の本当の姿を見抜けなくなったからではなく・・・(続きは本文にて)

今回は正解のない『面接』において、どうやったら面接官に自分のことを正しく評価してもらえるか?について、dotの人事としての見解をベースに記事にまとめてみましたので、ぜひ気になる方は参考にしてみてください!

■採用面接とは(中途採用)

一般的に採用面接とは、企業が従業員を新規に採用するために行う面接試験のことをいいます。企業規模や募集職種によって回数が異なったり、実技試験を設けたりして求める人材が採用できるよう工夫されています。
このように、基本的には採用ステップに合わせて担当者を変えて数回行われることが多く、「企業が応募者を選別する場」というイメージが強いかもしれませんが、本来の採用面接とは企業と応募者がお互いを確認し合う場です。
D2C dotでは、「企業と候補者間に上下関係はなく、候補者を肯定し、信頼する」という採用ポリシーで採用活動を行っております。

▼D2C dotの採用スタンスや採用で大切にしていること

■オンライン面接のメリデメ

昨今あたりまえになったオンライン面接にはメリットがたくさんあります。例えば場所を問わないので隙間時間に転職活動ができたり、地方に住んでいる方の場合は交通費がまるっと浮いたり、とても効率的に活動ができるようになりました。
しかしながらデメリットもあります。人事担当者も応募者も、感染症対策で短期間で一気にオンラインへと移行したことで、十分なトレーニングや検証ができていないまま面接を実施し、対面時と同じような空間作りができず“面接の質が下がった”と感じているのではないでしょうか。この、“面接の質が低下した”と感じるのは面接官側の課題がある一方で、応募者側にも同じ課題があるといえます。

【課題あるある】
・そもそも「伝えたいコトを正しく伝えられない」ということが浮き彫りになったことで、転職がうまくいかない・・という状況に陥っている
・話すのは得意だから流暢に話せるけど、いざ入社してみたら言っていた程仕事ができない

通信環境の問題も重なって、コミュニケーションが取りにくくなってしまったことが最大の要因ではありますが、最近は面接官も応募者もオンラインでのコミュニケーションに慣れてきたでしょうから、今回は少し発展させた応募者の面接での『会話力向上』『質問力向上』にフォーカスしてみます。オンライン面接のコツや基本的なことについては以前書いたブログをご覧ください。

▼オンライン面接のコツとは?

■会話力を上げるには

そもそも「会話力」というのは相手と会話をする際に必要となる力のことをいい、たとえば会話力があると感じる人は、下記のような特徴があるといえます。

・聞き上手で相手の話を引き出すのが上手
・話のネタが豊富
・初対面でも自ら積極的に話かけられる
・愛想が良くて親しみやすい
・自分の意見主張をしっかり伝えられる

どのくらい当てはまったでしょうか?ちなみにこれは自分では当てはまっていると思っても、相手がそう感じていなければ会話力があるとはいえません、これが難しいところですね。お話が好き、流暢に話せる≠会話力があるということです。
では、どのようなトレーニングをしたら会話力が上がるでしょうか?面接時に使えるポイントにフォーカスを当ててみましょう。

【面接時のポイント】
・相手との共通点を見つける

・5W1Hを意識して話を深掘る
・話終わったのかどうか分からない終わり方をしない
 (面接では“以上です”と言う、など)
・相槌やリアクションは大きく、表情は豊かに
 (傾聴を身体で表現する)
・目を見て話すことができないので、カメラを見て話す
・面接の練習を厭わない
 (面接官も練習する)

【dot面接官はこんなところを見ています】
面接官Aの声
面接に限らず会話は「キャッチボール」なので、「どんな球が投げられたのか」(=どんな質問をされているのか)の意識は常に必要です。素晴らしいご経験やアピールポイントも、質問に沿った回答になっていなければマイナスのイメージになってしまうこともあるからです。質問の内容や求められている回答が分からなければ「ただいまのご質問は、***という意味でよろしいしょうか」など、一度しっかり確認することをおすすめします。
面接官Bの声
会話力を高めるためには、「相手とどう向き合うかを意識すること」が重要です。会話力がある方は話題をいくつも持っている、頭の回転が早いなどの特徴がありますが、会話には必ず相手がいるのでまずはその方と正面から向き合い、相手がどんなことを知りたいかという目線に変えることをおすすめします。そうすれば的外れな会話にはならず、自分が伝えたいことを伝えられ、相手にも自分を理解してもらいやすくなります。

■質問力を上げるには

質問の種類には、クローズドクエスチョンオープンクエスチョンの2種類あります。クローズドクエスチョンは「はい」「いいえ」の二者択一で相手が明確に答えられる質問や、回答の範囲が限られている質問のことをいい、オープンクエスチョンは回答の範囲を限定せず、相手に自由に答えてもらう質問のことをいいます。よく、良い質問・悪い質問、というふうに区別されますが、どうしたら良い質問ができるようになるでしょうか?質問力があると感じる人は、下記のような特徴があるといえます。

・相手に関心を持っていることをきちんと示せる
・スムーズに人間関係を築くことができる
 (キャッチボールができている状態)
・相手からより多くの情報を収集できる
・5W1Hをうまく組み立てられる

【dot面接官はこんなところを見ています】
面接官Aの声
想像力がとても大事です。どこがクリアになったらもっと業務のイメージができるだろう?今の環境とどんなところに差がありそうだろう?このように、入社できたらと仮定し、曖昧な点や相違点に着目して具体的な質問をすることで、より会社や業務に対する理解が進むのではないでしょうか。また、そういった質問をする為の準備として、コーポレートサイトや採用媒体、SNSでの発信などでしっかり情報収集しておくことも必要です。
面接官Bの声
自分の聞きたいことは何か整理したうえで、回答者に答えてもらいやすい質問を考えることが大切です。聞き方次第では知りたかった情報を得られなかったり、相手に不快感を与えて終わってしまったりすることが意図せず往々にしてあります。このようなことを防ぐためには、知りたい情報から逆算してどのように質問するかを考え、聞き取りやすい速度でハッキリ質問することで、同時に良い印象も与え、知りたい情報を得られるはずです。

■D2C dotの求める人物像

企業によって見られるポイントは異なりますが、D2C dotの面接では主に「お人柄」「ビジネスパーソンとして魅力的か」「求めるスキルが備わっているか」を拝見させていただきます。これらには、メッセージのやりとりや第一印象なども含んでいます。また、裁量労働制という働き方を採用していることもあり、「主体性」はとても求められます。主体性は“自分だけやれる状態”、“任されていないのに勝手にやる”といういわゆる“自由気まま”とは異なりますので、都度合意形成を確実に取って物事を進められる「調整力」がとても重要です。まとめるとこんな感じです↓

・どんな環境でも現時点でのパフォーマンスを最大限発揮できる(しようと努力できる)
・仕事を楽しいと思え、自己成長のためにがんばれる
・チームワークを重視できる(合意形成力、調整力)
・主体性を発揮できる(**なので私がやります、と言える)
・利他精神を持ち、周囲の成長ための他者貢献を厭わない

転職すれば環境はガラリと変わります。前職はこうだった、自分のやり方はこうだという方は、せっかく与えてもらった機会も活かすことはできないでしょう。また、教えてもらっていないからできません・分かりません、やらなかった理由を言い訳で返すのも、ビジネスパーソンとしては魅力的とは言えません。郷に入っては郷に従えということで、ひとまずやってみるべき!やってみたうえでやっぱり・・ということであれば、変えていけばよいのです。
また、上記の要素に1つでも当てはまるという方はきっとご活躍いただける環境だと思います。そのような気持ちで働いてきたご経験がありましたら、ぜひ面接時には堂々と自分自身のこと、これまでやってきたことをお聞かせください!

■まとめ

変化の激しい時代です、これが正しいということはなかなか言いにくくなってきましたし、面接のやり方にも正解はありません。今回はその正解のない『面接』において、どうやったら面接官に自分のことを正しく評価してもらえるか?そのためにちゃんと伝える力は身についているか?について、面接官の見解を交えながら記事にまとめてみました。応募してきてくださる方は、みなさん誰もが自分が活躍できる会社に転職したいと考えていらっしゃると思いますので、少しでもそのお手伝いができればという気持ちです。
こんな会社で働きたいと思った方、ぜひ一度気軽にお話をしませんか?D2C dotにご興味をお持ちいただけた方や、一緒に働きたいと思っていただけた方がいらっしゃいましたら、お気軽に下記お問合せフォームまでご連絡ください!!



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