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運命の力

このタイトルを聞いて、イタリアの国民の父、
ヴェルディ作曲のオペラを思い浮かべられる人は、
どれくらいいるだろう。

日本で最も敷居が高い芸術のひとつは、
オペラではないかと思っている。

クラシック音楽、クラシックバレエは、
近年日本人の活躍も顕著で、来日も多い。

けれどオペラは日本で、なかなか育たない。

2020年春、コロナの恐怖が吹き荒れる中、
NHKプレミアムシアターで放映の「運命の力」。

英国ロイヤル・オペラ・ハウス、
2019年春の公演である。

この公演は、世紀の配役として、
ロンドンを熱狂させたとも言われている。

ソプラノは、アンナ・ネトレプコ、
テノールは、ヨナス・カウフマン。

これだけでも凄いのに、
バリトン、リュドヴィク・テジエが、
1番輝くという評判が面白い。

僕はこれを、ブルーレイで観たいのが本音だ。

だが、NHKが放映権を持っていると、
市販される希望がなかなか、という現実。

今までに何度もその苦汁を味わってきた。
プレミアムシアターは、録画すべき番組なのだ。

室内楽の次に、僕にとって未開のオペラだが、
娘が合唱を本格的にやるにつれて、
いよいよ僕もこの魅惑の世界に入るだろうか。

最後に、後輩の根本卓也を紹介したい。

日本人でこういう地道な革新に取り組む姿勢は、
日本の未来に希望の光を灯す。

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