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過敏性腸症候群(IBS)の原因がわかりました

こんにちは!あーこです。TwitterでIBSの情報を発信しております。

IBSの原因はストレス、食事、腸内細菌など、様々な原因があるといわれており、原因がはっきりせず悩んでらっしゃる方も多いのではないかと思います。

今回は、私自身の経験から、IBSの原因と思われるものを新たに発見しましたので紹介します!

私のIBSの症状

その前に、私のIBSの症状についてお話します。

  • 中学3年生で発症。毎日腹痛・下痢・ガス漏れに悩まされる

  • 高校時代が症状のピーク。心療内科で薬を処方してもらう。コロネル、イリボー、セレキノンなどのIBS治療薬や、メイラックスなどの精神安定剤を服用したが、改善せず。

  • 大学時代にちょっとだけ症状がマシになったが、完治することなくそのまま就職。

  • 就職してから症状が悪化。仕事を辞めようか悩むレベルまで悪化し、藁にもすがる思いで鍼灸院に駆け込む。

  • 鍼灸で5割ぐらい症状が改善。ギリギリ生活に支障がなく生活できるようになった。ただ、調子が悪い時は症状が出ることもあったし、鍼灸をやめると症状がぶり返すような状況。

  • その後転職。在宅ワークがメインになったことや、生活習慣などの改善を重ねたことで、ほとんど症状が出なくなった。ただし、月に数回出社するときに腹痛や下痢の症状が出てしまう状況

生活習慣などの改善については、Twitterでちょちょこ発信しているのですが、また別の機会にnoteでまとめてみたいと思います。

今回は、「出社するときに症状が出る原因」について、判明したので発信します!

IBSの原因は「変化に弱い」こと

私が出社するときだけ症状が出てしまう原因は「変化に弱い」からでした。

出社するときは、朝早く起きて、髪やメイクの支度をして、電車に乗って、オフィスで仕事をして…。とにかく変化の連続なのです。これに耐えられずストレスとなり、IBSの症状につながっていることがわかりました。

気づいたきっかけ

以前は毎日出社していましたが、毎日毎日腹痛や下痢に悩まされていたわけではなかったのです。

連日夜遅くまで残業したこともありますが、そのときにお腹の症状で悩んだ記憶はありません。(むしろ忙しいときのほうが症状が出なかったです。)

それなのに、なぜ1回出社するだけで、こんなにもストレスに感じているのか?疑問でした。

色々考え尽くしたところ、「出社がダメ」なのではなく、朝早く起きる、電車に乗るなどのちょっとした「変化」が自分にとってストレスなのでは?と仮説を立てました。

検証してみたこと

仮説が正しいかどうか検証してみるぞ!ということで、以下のことを実際にやってみました。

  • 朝、出社のときと同じ時間に起きて、同じように朝の支度をして、同じ時間に家から出る。出社のときと同じように最寄り駅まで歩いて、電車には乗らずそのまま折り返して家に帰る。

  • この「訓練」を3日間繰り返して、4日目に出社してみる。

検証の結果

出社時の腹痛・下痢の症状が8割改善されました!

ただ、以下の場面で腹痛の症状が出てしまいました。

  1. 電車に乗ろうとしたとき

  2. 自分の仕事が片付いて暇になったとき

ただ、この場面もいわゆる「変化」なのですよね。

  1. 3日間の訓練では電車に乗らなかったから、電車に乗るという変化がストレスになった。

  2. 自分の仕事が「ある」状態から「ない」状態に変化したことがストレスになった。

ですので結果としては、「変化」がストレスになりIBSの症状につながっている、という仮説が正しいことが判明しました!

今までも「変化」で症状が出ていた

改めて、今までIBSの症状が出た場面を振り返ると、確かに「変化」が起こったときばかりでした。

例えば、週に1回だけ在宅勤務をしていた頃は、在宅勤務の時に腹痛が出ていました。

また、1日の中で腹痛が出るタイミングも、始業後すぐ・昼休みの後すぐなど、変化が生じたタイミングが圧倒的に多かったです。

自分の性格を振り返ってみても、石橋を叩いて叩きまくってようやく渡る、というような、非常に慎重な性格で、変化が不安になっている、というのも納得でした。

精神科医 樺沢紫苑先生の言葉

「変化に弱い」ことについてIBSに関わりがあるのか?調べてみたのですが、精神科医の樺沢紫苑先生がYoutubeで興味深いことをおっしゃっていました。

  • 自分のコンフォートゾーン(=いつもやっていること)から出ない習慣が、変化に弱いメンタルを作り出している。変化に弱い人は、メンタル疾患になりやすいし、メンタル疾患が治りづらい。

  • 普段から意識してコンフォートゾーンを出る(=普段とちょっと違うことをする)ことで、変化に柔軟に対応できるようになり、メンタル疾患になりにくくなる。

詳しくは以下の動画をご覧ください↓

IBSはいわゆる「メンタル疾患」ではないですが、心の状態と症状が密接に関係している病気です。

樺沢先生がおっしゃるように、変化に強くなる、レジリエンス(心のばね)を鍛えることがIBS治療に有用なのでは?と考えました。

これからの私のIBS治療

私がこれからのIBS治療として実践していきたいのは、以下の3つです。

  • ストレスとなる「変化」は減らす。例)毎日できるだけ同じ時間に起きる、朝のルーティンを作る

  • できる範囲で、自分のコンフォートゾーンから出る。

  • 変化を楽しむ。変化に対する「不安」よりも、「ポジティブな面」に注目する。

最後に

この発見は目から鱗でした。今まではストレスは避けるのが一番!理想は隠居!と思っていましたが、逆効果であることが判明しました。もし隠居したら、ちょっとした刺激も耐えられなくなるかもしれません…

これからは、適度に生活に刺激を与えつつ、レジリエンス(心のばね)を鍛えてIBSの改善を図りたいと思います!

IBSに悩む皆様に参考になりましたら幸いです!


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