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醒めない夢を見せて

始まりは、2022年1月9日 
入場規制寸前だと知って慌てて駆け込んだshibuya CYCLONE

綺麗な黒髪と金髪を靡かせて歌い、踊る
黒い衣装を纏った対照的な二人に、私は出会った

綺麗で、儚くて
手が届かなくて、触れたら消えてしまいそうな雰囲気
今まで出会ったどのアイドルとも違った高貴さに惹かれた


私にとっての転機は、それから1年3ヵ月後
@JAM EXPO 2023出演をかけた予選に参加すると発表されたこと


これは、私の個人的な考えだが
大きなイベントに出演することが全てではないと思っている

出演していなくても私の中では唯一無二の存在で
そう思っている人が私以外にもたくさんいて
それで十分じゃないか、と

何を「良い」と感じるかは人それぞれなのに
個性がいちばんの武器になる世界で
順位を付けたり、比べたりすること自体がナンセンスだ、と


それでも、名の知れたイベントに出演することが
一種のステータスになること
「見つかる」きっかけになることは事実

二人は、結成5周年を盛り上げるために出演したいと言っていた
この様なイベントに参加することが初めてだとも言っていた

「出演すること」がゴールではなく
グループのために、この先の未来を見据えて
並々ならぬ覚悟で、予選への参加を決めたのだと知って

私なりに全力で、二人の挑戦を応援したいと思った


結果から言えば
二人は予選も決勝も勝ち抜いて、@JAMへの出演を決めた


5月6日、横浜Bronthで行われた予選は
私が今まで参加した
全てのアイドルのライブの中でも、一二を争うくらい
熱くて、楽しくて、忘れられない25分間だった

今までに感じたことがないくらいのフロアの熱気
いつだって最高を更新してくれる二人のパフォーマンス

ひとつになって、互いに高めあって

今、一緒になって戦っているのだと
アイドルとファンが一緒に作るライブってこういうことなんだと
自分も“ファン”として参加しているのに、他人事みたいにそう思った


5月27日、Zepp DiverCityで行われた決勝では
最初から最後まで、10組の本気の15分間を目の当たりにした

ここを勝ち抜けば@JAMに出演できる、だから
会場にいる全員が「勝ちたい」「勝たせたい」と思っている

一票を投じる手は震えたし
2位で名前が呼ばれた瞬間、嬉しくて涙が出た


決勝のステージが良かった、だけじゃない

これまでの努力の積み重ねと
イベントに対する分析と対策

スペース配信やリプ返企画、ミクチャ配信イベント

もちろん、イベント期間中もこれまで通り
SNSを更新して、レッスンをして、ライブに出演する

後から知ったことだが
この期間、新曲の制作も進めていたという


初めてのことばかりの毎日
当初の想定とは違うことも
悔しい思いをすることも
数えきれないくらいあったはず

それでも、「らしさ」を曲げることなく戦い抜いた
二人の頑張りが良い結果に繋がったこと

自分のことみたいに
自分のこと以上に嬉しかった


このnoteを読んでくださっているあなたに

@JAM EXPO 2023へ行く予定があるのなら
アイドルのライブを見る機会があるのなら

そんな「二人」と出会ってほしい


I to U $CREAMing!!(アイトゥーユースクリーミング)
通称「アユスク


「アユスクを応援してくれているみんな、そして今日出会った皆さん、
これから、まだまだ一緒に、素敵な夢を見ませんか?」

これは決勝のステージ、3曲目
『Welcome to the Luminous World』の間奏で
哀原ななちゃんが述べた言葉

二人の紡ぐ物語はまだまだ続いていくと、信じている


私は今、夢を見ている

願わくば、このままずっと

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