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ピックアップが嬉しい夜(さらに追記あり)

先日、逆噴射小説大賞が締め切り日を迎えました。

山盛りの800字が、眠れぬ夜を生み出して、また眠れぬ夜を慰めて。きっと皆さん、愛あふれる800字の渦に巻き込んで巻き込まれ、楽しんでいることと思います。

嬉し恥ずかしピックアップ!

今回、私は初挑戦でしたが、なんと、ありがたいことにいろんな方にピックアップしていただいています!

追加ピックアップしていただきました!
めちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございます!後半に追記させていただきました!(11月7日)
さらになんと追加でピックアップしていただきました!こんなに見てもらえて幸せです。
記事を追記させていただきました(11月28日)

小説に関しては、今まで狭い世界(二次)でしか活動していなかったので、自分の作品が外からどんな風に見えているのかわからず、手探りでした。でも、こうやってたくさんの方に見ていただいて、さらに感想もいただけるのはものすごーく嬉しいです。
皆さんありがとうございます!

ピックアップしてくださった方の記事をご紹介しておきます。


これだけたくさんの作品を読まれて、ひとつひとつ丁寧にコメントされているのは本当に素晴らしいなと思います。
感想書くのって、難しいんですよね。
私はいつも、喜び勇んで感想を書きたい気持ちと、的はずれだったらどうしようと緊張する気持ちの狭間で唸ってます。

紹介作品をゆっくり読ませていただいていますが、ぞくぞくしたりそわそわしたりドキドキしたり、面白くて夜な夜な挙動不審になりそうです。

『ミュージックが聞こえる街』

選ばれているのはどちらも同じ二作目のこちら。
どうやら猫が決め手のようです。
(やっぱり猫はかわいいですよね)

会話から物語を創ることが多いので、このお話の、ちょっとずれた会話を誉めていただけてとても嬉しいです。

続きが気になると言っていただいているので、ぜひ書きたいなー、と思ったり。
でも、800字の時点では具体的には決めずに書き始めてて(いつもそう)、今もまだ結末に迷っています。
もう少し煮詰めて、最終形が見えたらいいなあと思います。

追加ピックアップ!(11/7)

そして新たにピックアップしてくださっているのは、こちらの記事。印象に残った作品として取り上げていただきました!

この方もものすごくたくさんの作品を読んでらして、さらにピックアップ数も感想も熱量が凄い。
素敵な作品を作るのもさることながら、こうやって作品を紹介して感想も書いて、本当に創作が好きな方なんだろうなと思っています。

感想記事を書いてらっしゃる方々、本当に皆さん素晴らしいです。

『僕が影と並んだ日のこと』

ここで紹介されたのはこちらの作品。

主人公と影の特別な関係。その関係性を軽快な会話と回想で展開しつつ、この物語のさしあたってのゴール(目的)が読者に提示されていく。とてもわかりやすい導入だな……と感心しながらと読み進めていくと、実はそこから……という! 800字最後の展開が鮮やかで、思わず「おお……!」となってしまいました。
(記事より引用)

逆噴射小説大賞2021ピックアップしゅげんしゃ様より

どうやって物語を動かそうか、どうやって読者を引き付けたまま【続く】に持っていこうか、一番悩んだ作品だったので、こういう感想をいただくとものすごく嬉しいです。
以前に、『物語を書くときの思考』の記事でも書いたけれど、自分がココ!って気合い入れて書いたところとか、ぱっと思い付いたセリフとかが読者さんの印象に残ることが多くて。それがとても気持ちいい。
今回もその気持ちよさを味わっちゃいました。

さらに追加でピックアップ!(11/28)

好きなお話として取り上げていただきました!
こちらは『ミュージックが聞こえる街』を選んでいただきました。

こちらもたくさんの作品が選ばれています。
これ私も好き!という作品も一緒に並んでいて、好きは繋がるんだなあと思いました。
記事中では、嬉しい誉め言葉をたくさんいただいたのですが、中でも引用して誉めていただいたのはこの部分。

用が済んだらちゃんと送りますから、と薄汚い路地から出てきたロバがいなないた。
いやいや、君の足は遅いだろう。さすがに夜が明けてしまう。
夜明けは遅らせますから、と飲み屋の看板の上でオンドリが胸を張って鳴いた。

『ミュージックが聞こえる街』より

かわいい。そして上手い。
なんじゃこのテンポの良さ。OLのツッコミに即応するオンドリの描写とか完璧すぎやせんか。ロバとオンドリが自信満々にズレたアピールをしているところもかわいいし笑える。
たった三行でこれを描写できるのはヤバい。情報の使い方が上手すぎる。

逆噴射小説大賞2021ピックアップRTG様より

私もオンドリが看板の上で鳴くところ、好きです。

どうやってファンタジーの世界をリアルに読者に伝えようかなと悩んだ冒頭だったので、気に入っていただけて嬉しいです。

ひとつ思ったのは、主人公の性別のこと。
この作品は、『私』という一人称で書いているので、読み手は男女どちらにもとらえられるんだなあということ。
書き手の私は男性のイメージで書いたけど、確かにOLのおねーちゃんで読んでも不思議ではないですね。
今どきといえば今どき?
こういう意外な発見も、創作の醍醐味だなと思いました。

それにしても。
いやあ、創作って本当にいいものですね。
とても楽しい秋の夜長を届けてくれた、素敵な出会いの数々に感謝です。