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いきなりのおもてなし料理 その弍 焼き物

慣れないながらも魚に慣れようと悪戦苦闘してきたわたしが、無謀にも、魚でメニュー組んで、の第二話、焼き物です。

序章

鯛尽くし、と決めてしまうと、後が楽、というか、一尾捌いてもらえば材料揃ってしまうので。運良くお手頃で、天然もののちょうど良い大きさのものが手に入ったので、半身は焼き物にすることに。
串打ち、振り塩、遠火の強火、なんてできるといいんですが、焼き物、一歩間違うとパッサパサになってしまうので修行の足りないわたしにはむり〜。と、初めてのキッチンでやるのはリスクしかありませんし。で、最近スズキでやり方覚えたフリットゥーラにすることに。

鯛のフリットゥーラ

半身を適当な大きさに切って、皮目に隠し包丁入れて、身の方に塩胡椒。15分くらい馴染ませて。

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和の風味にしたかったので、ごま油で。ニンニクスライス入れて、トロ火でくちゅくちゅ、少し風味漬けして。ニンニクは一旦取り出して。

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アロゼしながら火を通して、って言ってみたかった〜。なんか”シェフしてます!な感じ。やってる本人はいけてませんが(笑)。

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付け合わせ

鯛といえば牛蒡、しか思い浮かばないので、とりあえず薄切りにして素揚げにすることに。

薄切りにして酢水にさらして。

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ごま油でカリカリになるまで素揚げして。この油、もったいないので、そのまま鯛に使ってます。ちょっと塩胡椒振って。これだけで酒のつまみになりそう。ビールでもワインでも日本酒でもいけそう。。。ちょっとつまんだら止まらなくなりそうでやばかったです。

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付け合わせその2

最初スズキの時と同じじゃがいもでいいかな〜とも思ったのですが、和であればもう少し違うテイストが欲しいな〜、で長芋にすることに。

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千切りして山葵醤油とか梅鰹で合えるとかもいいかな〜、すりおろして海苔で巻いて揚げてもいいな〜などと迷った上、食感と味のコントラストならまるっとそのままオーブン焼きがいいかも。ということで、ごま油塗って、180℃のオーブンで15分、220℃に上げて5分かるく焦げ目をつけて

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ソース

なしでもいいかな、とも思いつつ、鯛さま味が優しいので、この味をひきたてつつ、ちょっとアクセントがあった方が、、、でバーニャカウダを少し優しく和にしたら、と思いついて。
ごま油の風味づけに使ったにんにくとアンチョビを潰しながら軽く炒めて、白ワインと、醤油香りづけくらいに入れて、軽く煮詰めて。

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風味づけに酢橘の皮千切りに切ったものをちょろっと入れて

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合わせる
お皿に盛って。ちょっと野趣入ってて漁師料理ぽい感じ。
あ、素揚げの牛蒡乗せたの写真撮り忘れ。
なんせ、3品くらい同時進行でやりながらだったので、もう完全戦闘モード+時々お話したり、お酒飲んだりしながらだったので。既にこのころ酔いがまわってて、いい気持ちに、ってことで、見た目がちょっとぐずぐずに。酔ってなくてもかも(泣)。

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鯛のやさしい味を引き立てる感じのソースと、長芋の胡麻風味オーブン焼きのさくっ、ほんのりねっとりな食感と味が、鯛と相性良くて美味しい、とお褒めの言葉いただけましてございます。嬉し〜。

次回は煮物。
たぶん、皆さまご想像のあれの登場です。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
素敵な一日でありますように。

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浅草寺の五重塔

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