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平日のまかない。金目鯛のあら焚き

 以前何度かお話してますが、どうも由緒貧しい山育ちのせいか、魚料理全般あまり得意でなく。なんせ、昔はじっちゃんが猪鉄砲で撃ってたくらいで、猪鍋とかなら体に馴染んでるんですが。山に生えてる本当の山芋とかも。あれ、掘るの地獄のように大変ですけど、箸で全部持ち上がるほど粘りが強くて美味しいですね、ってこの前友達に話したら、そっちが普通じゃないって言われて。確かに猪鍋って普通には出てこないですねwww。焼き魚はまだしも、煮魚はそもそもほとんど食べたことなかったし。ま、一昨年くらいから頑張ってやってますが、ほとんど鯛ぐらいで。で、お魚文化普通の皆様には、今更〜、な感じだと思いますが、頑張って作ってみたので、お披露目を、の今日のお話です。。。つくれたぞ〜、って子供ちゃうってね。いえ、こどもなんですぅ、なんて(笑)。

 立派な金目鯛がお安くなってて、とはいえ、一匹丸ごとはハードル高いな〜、と思ってたら、隣にあらが置いてあって。あらま、一匹の1/10のお値段!これならお出汁と割り切ってもいいかも、ということで、金目鯛さまのあら炊きに挑戦してみたのでございます。

 作り方はみなさまご存知かと思いますので、さらっと。
料亭なんかでは、昆布とお酒で上品に仕上げるみたいですが、ご飯のお供にしたいので、もう少ししっかり味をつけようと。で、せっかくのお出汁なので、野菜にも味を染ませて一品で済ませよう、っていういつもの手抜き抜き(笑)。平日は時間取れないですからね〜、ってそんなんで良いわけ?いえ、言い訳ですぅ。

鯛なら牛蒡の一択(って私だけかもですが)なんですが、金目さまは味がやさしそうなので、大根と葱にすることに。薄切り生姜も多めにいれて、これもおかずにします。ええ、うちは生姜好きが多いので。

大根は厚めの銀杏切り
葱は3cmくらいの小口切り。

 山育ちだけあって、生臭いの超超超苦手なんで、下処理はちゃんと。鯛より身が薄いので、お湯にどっぽんすると味が抜けそうだったので、皮目からだけお湯をかけて、氷水にどぼん。血合と残った鱗をとって、水気を切って。大きな身には皮に包丁目入れて。

あらって、買ってきて開けるまでどんだけ身がついてるかわかんないですね。
あら〜、食べるとこ少な、ってことが。いえ、今回そうなんです(泣)。
ま、お出汁だけでもご飯たべられますがwww。

ちょうど良いお鍋がないので、深めのフライパンに全部並べて。身が張り付かないように、金目さまの下には葱の葉の部分と大根の皮を敷いてます。

お酒と水=1:1に砂糖加えたもの入れて、落とし蓋して中火で軽く火を通して。落とし蓋すると、全部浸ってなくても火が通って味が染みるって知ったのはわりと最近だったり。泡ブクブクで浸ればいいんですね。これがほんとの目から鱗、でしょうか(笑)。出てきたアクを取りながら、10分くらい煮たら、みりんと醤油と薄切りの生姜を加えて。鯛さまより味が繊細な感じがしたので、少し薄味に。

中火のまま軽く煮詰めて、泡が大きくなり始めたら、火を止めて少し馴染ませて。

少し煮すぎたかも。皮がやぶれてますね〜。

 お味はいい感じになりました。鯛さまの時よりだいぶ薄めの味付けにしたのも良い感じで。ただ、野菜の切り方も雑だし、ちょっと煮すぎて皮が破れたりしてて、まだまだ修行が足りないようで、って料理全部じゃん、てね(笑)。お魚料理、慣れてらっしゃる方にはなんてことないのでしょうね。早くその領域にまで達したいものです。
 ま、天性の不器用なので、亀さんのように一歩づつということで、って時々一歩づつ後退してたりもしますが、温かな目で見ていただけると嬉しゅうございます。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日からも素敵な日が続きますように。

夕日。まだまだ寒いですが、日は長くなってますね。


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