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今日も時短メニュー 茸と胡桃のファルファッレ・リガーテ

時短メニューも、あまりに同じものが続くと暴動がおきるかな〜、って言うか、作るほうも慣れと弛れと飽きがきて、レベルが下がりそうな気がしてて。

今日は昼間出かけてて、あと、PC新しいのに変えたので設定とかもあって、丁度良い機会なので新しい時短メニューつくろうかなぁ、での今日のお話です。

”あっさりしたものがいいな”というお題をいただきました。
これをまんま受け取ってポモドーロなんかにすると地雷が待ってます、って一度踏んでます(笑)。ほんと、ひとの気持ちを察するの難しいですね。明日の天気読む方がよっぽど簡単だったり。ま、だから面白いと言うお話もございますが。

これを読み解く鍵は、ここんところ何を食べたか、明日が休日か仕事日か、天候は、などで、これに食べる人の体調とか今日の活動具合とかを加味して考えるわけでございます。たぶん、もっと直感とか感性が鋭い方はこんなこと考えなくても大丈夫だと思いますが、超がつく鈍ちんのわたくしは、ひとつひとつ、亀さんで。

今日のお題

あっさりしたもの で、時短でできるもの。

読み解いた結果、明日は仕事なので、あっさりしつつパワーのつくもの。買い物に行く時間がないので、冷蔵庫にあるもので。
つらつらと眺めてたら、しめじと舞茸、生ハムの切り落とし、胡桃があったので、これでパスタを組むことに。

パスタを作る

なんにしようかな〜と決まらないまま、朝食の準備の合間に。何にでも応用がきく、うちの定番の生地で。デュラムセモリナ100%、全卵、岩塩1%、加水率55%、って、これ自分のためのメモですので、生パスタ作られない方は気にしないでくださいませ。

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水回し。全卵だとちょっとべたつくので、できるダマダマが大きくなります。

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捏ね始めは、小麦粉のでんぷんがべたついて手にくっついてくるのが、捏ねて行くうちに、グルテンができてくるとべたつかなくなってきます。多分パン作りされている方は同じ感覚お持ちかと。むぎゅっと指で押してもふにゅっと戻ってくるくらい弾力が出るまで。

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今日は昼間出かけるので、ラップにくるんで冷蔵庫にイン。帰ってきてから、もう一度コネコネ。もっちもちのお肌になるくらいまで。で、またラップにくるんで、伸ばすまで放置プレイ。

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う〜ん、何にしようかなぁ、と悩みつつ、とりあえず少し厚めに伸ばして、、、で、どのくらいお腹空いているのか読みきれなかったので、食べる量の調整しやすいファルファッレにすることに。

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この前やってみて好評だったリガーテ(筋つき)にすることに。手が覚えると作業が早くなるので、ぱっぱっと作れます。まずは生地を四角く切って。

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ニョッキボードの間に挟んでむぎゅ〜。

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扇折りにして、真ん中むぎゅっとつまんで。横筋と縦筋と作ってみましたの図。ほとんど遊んでいるとの噂もありますが(笑)。

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ソースを作る

しめじと舞茸はほぐして、半日陰干し。これも定番になりつつあります。菌床栽培の茸、栄養たっぷりで最適温度でぬくぬく、ぬ〜、ぼ〜っと育つので味も風味もうっすいんですよね。昔じっちゃんが山で採ってきた茸、茹でてアク抜きしてちょうどよいくらいアクも味も濃くて。さっと湯掻いて醤油かけただけで、米、俵でもってこいや〜、くらい美味しかったです。ここまでは無理でも、少し干すと味と香りが強くなるので。時間があったら2〜3日干しても。

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いつものアーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノをベースに、って言うとちょっとカックエー!、大蒜と鷹の爪で風味付けしたオリーブオイルでございます。
ニンニク微塵切り。

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弱火でくちゅくちゅ。オリーブオイル、120℃以上に上げてしまうと風味が飛んで油っぽくなる、というのが落合シェフの教え。ニンニクがうっすら色づくくらいまで。

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ここに茸投入。中火で煽りながら、水分飛ばしながら香りと立てる感じで。これ、ぐずぐず炒めると、茸から出てきた水分でぐつぐつ煮る感じになって、食感がふにょっとなってしまいますね。

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白ワインドブっと加えて、強火で一気に水分飛ばして。風味漬けなので、ここでぐつぐつ煮ないように。

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とやりながらトッピングの準備。ペコリーノ・ロマーノとパルミジャーノ・レッジャーノをすりすり。たっぷり入れても美味しいですが、入れすぎるとチーズ味になってしまうので、足りない旨味を足すくらい。

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プランターで育ててるセルバチコ。路地もの(?)なので、茎までしっかりしてます。オリーブオイルと、岩塩、黒胡椒ちょろっとで和えて。

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生ハムの切り落としは手でほぐして

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胡桃は、擂粉木で、えいっえいっとあらく潰して。

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え〜、ここからは時間勝負なので、写真撮る暇なく、で、適宜ご想像くださいませ(笑)。パスタを海水くらいの海塩入れた湯で茹でて、湯切り。炒めておいた茸に投入。茹で汁少々加えて、軽く和えて。ここに、胡桃と、チーズの半量投入して、煽るようにしながら全体に馴染ませて完成。生ハムはここで入れてもいいです。

残りのチーズ、生ハム、セルバチコをトッピングしてか・ん・せ・い〜。

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で、ご希望には叶いましたでしょうか?

”苦しゅうない。満足である”

あっさりとしていながら、茸の香りと食感、胡桃のコクに、生ハムとセルバチコのアクセントがいい感じで。渾然一体ではなく、それぞれの素材が主張しながらハーモニィを奏でる感じです。ボリューミイではないのに食べ応えもあって。目出たく合格、ということで、新たな時短メニュー登録決定でございますっ!
ちなみに、ファルファッレの縦筋と横筋、食感と味わいが違ってました。縦筋の方がシコシコした感じが強くなって、横筋の方は、しなやかな食感になって。面白いですね〜。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

明日も素敵でありますように。

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黄昏時の上弦の月。これから満ちてきて、満月へ。

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