ほんのり贅沢。久々の鰻の散らし寿司。
急に暑くなってまいりましたね。つい先日まで上着ないと寒いような日があったのが嘘のような。
”なんかさっぱりしたものがいい”とのご宣下。
そういえば、年に何回か大安売りになる鰻の蒲焼、整理券ゲットして必ず買って冷凍してあったのを思い出して。いかに世界に誇る日本の冷蔵庫の冷凍庫といえども、永遠の命は与えられてないかも、ということでぼちぼち、と思ってたところで渡に船、葱が鴨背負って、あれ?逆だって?いえ、鴨さんお高いのでこの方がカモがカモ〜ンの感じになりませんこと?ということで、久々の鰻の散らし寿司、な今日のお話です。
親の実家のあたり、昔はたまに天然鰻が取れて。ま、江戸前のように、白焼→蒸す→タレ焼き、とかの技を使うわけもなく、まんま捌いて甘辛いタレかけながら熾火で焼くだけ、の野趣溢れるもの。天然、って今思うと超超超贅沢なんですが、なんせ泥吐かせてないまま捌いてますから泥臭くて、もう臭いだけで食べられなかった記憶が。で、ばっちゃんが切って寿司飯に混ぜてくれたらなんとか食べられて、の想い出の味をうち流にしたのがこのお料理。
寿司飯
鰻にほんのりのこる生臭さとを消すのと、全体をさっぱりさせるために生姜入りの寿司酢使ってます。即席甘酢生姜みたいな感じでしょうか。この作り方だとほんのり生姜の香りもするので、爽やかな感じになって好きです。
具材たち
蓮根の甘酢漬け
食感と味のアクセント。少し甘さ抑えめに。
錦糸卵
鰻が甘辛いので、ゆっくり加熱して水分飛ばして卵の味を立たせる感じに。
味と香りのアクセント
山椒の醤油漬け、ほとんどこれを作るためだけに買っているかも。このアクセントで味わいがワンランク上がります、って京都で食べた散らし寿司で衝撃受けていらい真似してるだけですが(笑)。紫蘇も香りと彩りのアクセントで。
鰻
少ない鰻を美味しく食べる、って相変わらずの貧ちゃん発想です(笑)。
仕上げ
寿司飯が人肌に冷めたら、具材を入れてさっくり混ぜてから濡れ布巾かけて少し味を馴染ませたら出来上がり。
刻み海苔をぱらっとさせて。
付け合わせは漬けている糠漬け。
なんかばっちゃんたちが作る田舎料理、な感じ。食べ飽きないもの、ってこんな風なのかも、ですね。ま、鰻お高くなってるので、大安売りになるまで、またお預けですが(笑)。
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日からも素敵でありますように。
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