見出し画像

栗!クリ!くり! 年に一度の栗祭り

秋といえば栗。年に一度のお楽しみ。
去年は品薄&高騰してて手も足もでなかったわたくし。
今年こそは〜と燃えてましたが、今年もやっぱり高かった。燃え尽きて消炭になりそうなところに救いの神が。どどーんとたんまりと手に入ったのでございました。それも片方は王様とも言われる利平栗。もう頭の中栗、クリ、くり、のお祭り状態。

そこで登場のわたくしのウルヴァリンのごとき鋼の指。
小学生の時からやってますので、ええ、食欲のためならどこまでもはこのころからで、、、で、毬をもものともせず、鬼皮くらいはつるりんぱ、、、と調子に乗って指つってお医者さまに笑われたのは以前ご紹介したとおり
聞くと人によって剥き方違っていたので、ご参考までにわたくしめのやり方を。

包丁の入りやすい頭(?)の方から脇にそって刃をいれていき、おしりの硬いところのまわりをぐるっと。で、脇のところに刃をさしこんで、ぺろっとむいて。

画像1

画像2

画像3

おしりのところが残っているので、周りから刃を入れてすこしこじるようにしてはがして終了。もう、頭の中でONE OK ROCKのChange鳴りっぱなし。♪道なき道を進み、目指す場所へ♪ 最後の方の歌詞がだんだん Hey,さ,くりむきなう、むきむきなう と聞こえてきたりして。ファンの方ごめんなさい。

 栗剥きでハイになるって頭のなかどんだけHAPPYなん?。

栗おこわ 利平栗

もう、茶色いダイヤくらい大切な利平さまさまでございますので、手間隙はおしみませんことよ!なわたし。山は高きをもって尊しとなす、栗は堅きを剥いてこそ(?)。いえ、苦労した方がよりおいしくいだけるかなと。ちょっとでも美味しくできることはぜーんぶやっちゃう。やりすぎて空回り、は命にかかわるので(笑)、そこは慎重に。

うちの好みなので、みなさまのお好みとは違うかもの鴨ネギではございますが、味付け、風味はほとんど栗だけ、の栗命な作り方をご笑覧くださいませ。

画像4

画像5

渋皮は、渋いところは全部剥きますが、その下の茶色いところは食感悪くならないぎりぎりぐらいに少し残して。ここが一番栗らしい風味があるので、見た目悪くても味重視で爆走。。。これが美しく作れない原因(泣)。ミョウバン煮溶かしてさましておいたものにどぶっと30分くらい。

イメージはばっちゃんがいろりの灰でうずめ焼きにしてくれた栗。いろりはないので、強火で蒸して。ほくほくというよりぽくぽくほっこり本来の甘みを引き出す感じ。
ぶぉわ〜っとの大量の蒸気で蒸すと、高温のまま蒸気が抜けるせいか、水っぽくならない不思議。逆に、おこわとか水につける時間短かったり打ち水しないとぱっさぱさになったり。ええ、どっちもやってます。。。蒸し料理も奥が深い。。また沼に入りそう。

画像6

餅米の方に栗の風味がないとちょっと寂しいのでひと工夫。剥いた栗の皮と渋皮、これをお湯にどぶっとつけて、栗出汁。渋さがどーっと出てくる前に濾して。もう、出せるものは身ぐるみ置いてけ〜、で、余さず利用いたします。
栗くりーっとした風味たっぷりでほんのり甘く、ちょっぴり渋い出汁のできあがり。あ、すみません。はやる気持ちに写真取り忘れ。餅米をこれに漬け込んでじっと我慢の二時間ぐらい。

画像7

打ち水しながら均一に蒸す根性ないので、ちょっとだけ湯炊き。漬け込んでおいた栗出汁に塩ひとつまみと醤油ひとたらし入れて。フライパンで沸騰させて、水切りしておいた餅米投入。もう一度沸騰して、餅米がふわっと大きくなってちょっと白っぽくなったら蒸し布ひいた蒸籠に入れて、上に栗ならべて。

画像8

最初はですね。蒸し器なくて、鍋に小さな水入れたコップ3個ならべて、上にざる置いてやってました。これ、取り出す時に湯気で熱いんです。で、ちょっとは頭使って、タコ糸結んで鍋の取手にひっかけておいて、これ引っ張れば出せるようにして。
次に、パスタ鍋買うときに蒸し器にもなるの買って。ところが、水があまり入らないので、強火で蒸すと10分で水からっから&鍋肌伝う水滴で、周りのあたりがべちょっとなりやすくて。
というところにありがたくも誕生日に蒸籠が。うれし〜、夢にまで見た蒸籠〜って、これで美味しいもの食べさせろってこと???。思う壺壺にはまってしまったわたし。ま、はまるの好きですから、の自業自得。

画像9

ちょうどぴったりの深鍋があったので、超強火で30分いけまっせ、だんな。な良い感じ。蒸気の抜けが良いので、蒸し上がりを調節しやすいのもまる。

画像10

栗たくさんだったので、狂喜乱舞の蒸籠二段重ね。三食いけそうで嬉しすぎ。
10分で蒸しあがるエスプレッソっていつもの暴走列車。強気、じゃなくて強火でぶぉわ〜の威力!一気にフィナーレへ。
蒸している時に部屋中に広がる栗と餅米の香り。もう、これだけで幸せ。

画像11

画像12

味付けは胡麻塩ぱらっと。もう、ぽっくぽくで、栗〜な感じ。噛むとふわっと栗の風味を感じるおこわもなかなか、と自画自賛。
いなかのばっちゃんが作るような素朴で風味豊かな感じに近づけて、ちょっと嬉しくなって。

栗だけの栗きんとんのようなもの 筑波栗

画像13

小さめなのと、渋皮が強情なわりには実がやわらかくて、剥くとえらいことになりそうだったので、丸ごと蒸し〜。

画像14

平らな方包丁でざくっと剥いて、スプーンでほじほじ。

画像15

粗めの裏ごしして。
食感より風味重視で粗ごしにしたかったので、普通の裏ごしでなくてこっち、と選んだ私が馬鹿でした。小さいので、30個こすのに苦節2時間。

画像16

気持ちくらいのちょっぴり砂糖まぜて、おにぎり握る時の3倍くらい、ちから〜をこめ〜てぎゅ〜。で、栗だけの栗きんとん?というより栗で作った打ち菓子の感じ。水分少ないので、きれいな形にはならず。このさい食欲の前に美意識はすてましたって、もとからないかも(泣)。

画像17

栗、栗、栗、後味も栗、な栗好き悶絶系。but 超もそもそ。口の中の水分ぜ〜んぶ栗にもっていかれる感じ、がうちはすきなのですが。。。いえ、栗愛にあふれすぎて混ぜ物する気にならず、、、ホイップしたクリーム混ぜて和栗なモンブランなんかにもいたしますが、ってどっちやねん。

かくして、今年の栗祭も無事(???)取りおこなうことができたのでございました。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
明日の一日が素敵でありますように。

画像18


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?