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春に想いを馳せて。菜の花入りのボンゴレと独活の酢味噌など。

まだまだ寒い日が続いてますね。ほんに雪国の方々のご苦労が偲ばれます。
いつものように買い物に行ったら、もうすぐ咲くわよ〜、な蕾の菜の花がお勤め品に並んでいて。お店のお姉さんに聞いたら”路地ものよ”とのこと。同じ日本でももう春の便りが来始めているところがあるなんて。と、これも春が旬の独活のお勤め品があって。
え〜、お勤め品しか買わへんの〜、と思し召しのあなた。食品ロス削減の観点からも、捨てられてしまう運命のこの子達を救ってさしあげなければSDGsは達成できまへんのどすえ、なんて偉そうなことでなく、一食あたりのコスト決めてて、この縛りの中でどんだけ贅を尽くせるか、が裏のテーマだったりしてます、ってたんなる貧ちゃん癖が抜けないだけなんですけどwww。
ということでお連れした菜の花と独活を使って春を想う、な、今日のお話です。ご用とお急ぎでない方は最後までお付き合いいただけると嬉しゅうござりまするぅ〜。

菜の花入りのボンゴレ・ビアンコ

菜の花配らった散らし寿司とかで春の気分〜、なんてのもいいなあ、なんて妄想してたら、”浅蜊のパスタがいい”とのご宣旨が降って。はいはい、お求めとあればなんなりと、ということで、菜の花入りのボンゴレ・ビアンコにすることに。たは〜、変わり映えがしない〜の自乗、大人の事情とはいえ、もそっと罵詈雑言、ちゃうバリエーション考えんとな、ですが、ひとまず今日のところは。

パスタ

ソースの味は優しいんですけど、意外に路地ものの菜の花、くっきりした味わいなので、パスタも卵黄多めにして負けない感じに。

卵黄が多い方が麺の風味は強く、もちっとした感じも減って、ふつっ、と髪切れてすこし歯応えが出てくる感じになります。
空気が乾燥していると麺の扱いは楽ですね。梅雨時だとくっつきあったり愛し合ったり(?)してくれたりして。もう、恋愛禁止!って叫びたくなったりwww。

ソース

いつもどおりで。大蒜と鷹の爪の風味を移したオリーブオイルに浅蜊さま入れて、白ワインで蒸し煮にする感じ。ラ・ベットラの落合シェフは、口が開いたら浅蜊をさっと取り出して、ソースだけ煮詰めて、浅利の身も楽しむ感じ。REGAROの小倉知巳シェフはもう少し加熱して、貝柱含めて身が外れやすくしつつ、浅蜊のお出汁をしっかり出させる感じ。浅蜊の身がぷっくりしてくる旬の季節は落合シェフのやり方で、それ以外の時は小倉シェフのやり方があっているような気がします。

浅蜊さま、まだ旬ではありませんが、秋口よりは身がぷっくりしてました。

菜の花は、ほんのり黄色の花弁が見え始めていて、もう少しで咲かなむ、の風情。ほんのり黄色が見えているのが春っぽいですね。

食感のコントラストが楽しめつつ、なんとなく火の通りが一緒になるように。

独活の酢味噌

瑞々しさとしゃりっとした歯応えにほんのり苦味が春の到来を感じさせてくれる独活。和える、というのもありますが、ちょっと時間を置いただけで水っぽくなるので、食べる時にかけるのが好きです。

今日のお料理たち

菜の花入りのボンゴレ・ビアンコ

卵黄多めの麺の黄色が緑に映えて菜の花畑のように、、、、見えなかったりwww。

牛肉のソテー バター醤油・辛子の風味

”肉〜”ってリクエストがあったので。牛さまのイチボがありえへんやろ、なお値段だったのでお連れして、いつものように。

中火で熱したフライパンにバターを入れ、塩胡椒して2時間くらい室温に置いた肉を投入。下1/3くらい火が入ってきたかな〜、なところで裏返して火を止めて。1分くらい(厚みで変える)おいたらアルミフォイルで包んで15分くらい休ませて。(冬は温めた皿に載せておく)
ソースは、お肉を焼いたフライパンに白ワイン入れて、軽く煮詰め、醤油をタラっと入れて一煮立ち。追いバター加えて、人肌くらいに冷めたら辛子を溶いて入れて。

独活の酢味噌

食べる時に酢味噌たら〜、とかけて。

暖かになるのはもう少し先かもしれませんが、少しだけ早い春を感じることができました。森も畑もまだ冬の景色ですが、木々の芽は膨らみ始めてますね。
冬来りなば、春遠からじ。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日からも素敵な日が続きますように。

とある日の夕食。ど、ど、ど、ど、どらえもん、ちゃう、どどど定番のキムチ入りの豚薔薇鍋。ま、飽きないというのはいいことなんでしょうねwww。

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