見出し画像

大葉でボンゴレ・ヴェルデをフェットチーネで。久々のニョッキのセージバターと共に。

 あ〜、みなさんご存知かも、のカモノハシですが、ボンゴレって貝のことらしく。ただパスタの場合は浅蜊さま一択のようで、って相変わらずどーでもいいことで(笑)。で、トマト入れると赤いからロッソ、入れないのは白いからビアンコ、って聞いて、あれ?イタリアントリコローレ🇮🇹のヴェルデ(緑)は?って思ったらバジル加えたのであるみたいで。イカ墨加えたネロ(黒)っていうのも、ってローマ皇帝ネロって黒皇帝って意味?やばくない?って思ったらサビニ族の言葉で勇敢な男を意味するそうで。ですよね〜。”パトラッシュ、もう疲れたよ”はNelloでスペルが違うみたい、って何の話やねん、ですねwww。

 いつものように食材調達に行った時のこと、浅蜊屋さんの前通ったら”いい浅蜊入ってるよ”って声かけられて。ちゃんと一個づつ叩いて死んでる貝取り除いた上に砂まで吐かせてあって、海水流して新鮮なまま売ってるんで、超絶便利に贔屓にさせていただいているお店。もう素通りできるわけもなく。浅蜊さま、旬ですからね、ってことでいつものボンゴレに。ってパスタ以外知らんのかい、って(笑)。
 いえ、深川飯とか酒蒸しとか池波正太郎先生が書かれてた大根と浅蜊の鍋とかもやってみたいんですが、どれもたっぷりないとお寂し山のたぬきさんになってしまうんで、うちの財力で買える量で作れて、それなりに満足感でるものとなるとパスタに行き着くのは必定、って単なるパスタオタやろ〜、って仰せの通りでwww。

 とは言え、ボンゴレもロッソとかビアンコだと芸がないな〜、ま、芸はないんですがw、阿波踊りは踊れるけど、はおいておいて、たまには味変してヴェルデにしてみしょう、ホトトギス、な今日のお話です。
 前回のイタパセでソース作った時評判よかったんで、これでもいいかな、とも思いつつ、使い切ってしまってて、バジルも良いのがなく。で、日本の誇る(?)香草といえば、の大葉でやることに。あれ、なんかデジャヴでね?と思し召しのあなた。きっと気のせい、ではございませんが、ま、お付き合いいただけると嬉しゅうございます。

パスタを作る

 不思議なもので、手が覚える、ってほんとうにあるんですね。毎週のようにやっていると、同じようにやっている筈なのにコシの出方が変わってきたり。少し多めに作って次の日温めなおしてランチのお供にしたりしてるんですが、フニャけないようになってきて、味が染みてかえって美味しくなったり。って何年かかっとるんにゃぁ〜、って言われそうな(笑)。そもそも写真見ても毎回同じに見えますよね、って。超絶微妙な違いがあって記録も兼ねてるんでお許しくだせ〜まし、お代官さま〜ってwww。

捏ねるのを繰り返していくと弾力と艶が。
柔肌の熱き血潮に触れもみで、寂しからずや道を説く君、なんてw。

緑のソースを作る

 これが噂(?)の浅蜊さまたち。旬になると身がぷっくりしてきて、加熱しても痩せなくなったりしますね。塩気も柔らかいので、一番使いやすいかも、って言いながら通年で使ってますがw。

砂は吐かせてあるので、外側だけ少しこするようにして洗って。

ベースはいつものアーリオオーリオ・エ・ペペロンチーノ、っていうとかっこいいですね。唐辛子入りのにんにく油、って言うと、”おっちゃん、いつものね” ”あいよ”ってガード下の飲み屋さんみたいなwww。これに茹で汁少しとパスタ入れただけでも美味しいですね。

小倉智巳シェフは旬の浅蜊は水でいいとおっしゃってましたが、まだその勇気はでませんw。

 大葉くんたち、全部ペスト(ペースト)にする、って手もあったんですが、風味がどうなるか不安だったので、ペスト用、和える用、トッピング用の3つに分けて切ってます。

ブレンダーかけるとオイルとお出汁が乳化されて美味しさましましになる気がします。

馬鈴薯のニョッキ

 だいぶご無沙汰になっていたニョッキ。って、やり始めたら、手が覚えてて。ちょっとだけイタリアのマンマに近づけたようで嬉しかったり。チーズはグラナ・パダーノで。パルミジャーノより味が優しいので、お芋の味が生きる気がします、って偉そうに言ってますが、パルミジャーノ切らしてるだけだったりしてwww。

皮ごと丸のままゆっくり火を通した方がほくほくで甘味が出る気がします。
金串刺してるのは中まで火を通すため。決してイジメではございませんw。
イタリアのマンマはおっきな釘使ってましたが持ってないんで。
馬鈴薯の水分が多い時は潰したあと少し水分飛ばして。チーズ入れないレシピもあるんですが、少し塩気と旨味纏わせた方が馬鈴薯の味が引き立つ気がします。小麦粉はベタつき具合みながら加える感じで。
もちぷにゅっ、とした感触にしたいので、あまり捏ねないで。
ソースが絡みやすいように筋筋つけて。フォークでつけるやり方もありますね。
この生地、ふにゅっとしてて気持ちいいんで無限にやってられる感じ、
って勝手にやってろっていわれそうな(笑)。

並べてみました、の図。なんとなく押し寄せる王蟲のような。”なんという労りと友愛じゃ。王蟲が心を開いておる”ってナウシカちゃうってねw。ファンの方、ごめんなさいですぅ。

何をしている。それでも邪悪な一族の末裔か?焼き払え!って、なんの話やねん、って。焼きニョッキなんてのもあるらしいです(笑)。

ソースは定番のセージバター。風味が飛びやすいので、ニョッキ茹で始めてから弱火で温めるくらいの感じで。

仕上げ

ニョッキのセージバター

海水くらいに海塩入れたお湯でニョッキを茹でて。浮き上がってきたら、温めたセージバターに入れてなじませるようにやさしく和えて。追いチーズぱらっとさせて。

王蟲の子供たちがチーズの野で戯れるの図、なんてw。

大葉のボンゴレ・ヴェルデ

海水くらいに海塩入れた湯でパスタを茹でて、湯切りして温めたソースに入れて。とりおいた浅蜊も咥えて、和えて。大葉もトッピングしてできあがり。

ヴェルデというよりジャッロ(黄)のような。ま、細かなことは気にしないということでwww。

さて、今日のお料理、星いくついただけますでしょうか?
”今日のは星三つね。ニョッキもいい感じだし”
いただきました、星三つです!ってあれ?”今日のは”ってことは???
ま、深く考えないでおきましょうwww。

今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日からの日も素敵でありますように。
また、平穏な日々が一日も早く戻る事を祈りつつ。

盛りのラヴェンダー。揺れて香る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?