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料理の雑記帳

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料理をしていると、うまくいかないこともよくあります。自分なりに理由を考えて、試して、解決できることもあれば、いろんな人に聞いてみて教えていただいたり、本から学んだり。そんなことを…
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#料理

ロシアンルーレットなししとうがらし

あのうだるような暑さが懐かしいような季節になってまいりましたね。 秋は感傷的になるのでございましょうか。 今日は過ぎ去りし夏をなつかしみながら、泪なくして(???)語れない思い出のお話を。 鷹の爪の使用頻度がぶっちぎりで高いワタクシ。 これ、落合シェフを師とあおぐワタクシは、めずらしく素直に教えどおりに、パスタ作る時、ほとんどアーリオオーリオ・エ・ペペロンチーノをベースにしてますので。 googleくんによる日本語訳、唐辛子入りのニンニク油。。。。イタリア 〜ンというより

三人目の料理の先生

日本料理、なんか、お琴の調べが聞こえてきそうな響きがあって、敷居が高いというか、難しそうなイメージがありました。 ある時であった、料理人 野崎洋光さんの本。シンプルで、特別なものを使わなくてもできて、簡単なのに、本格的。 なんか、澄んでいるんです。お料理が。たたずまいも。 ご本人も素敵な感じで、やわらかいのに芯がある、ああ、料理って人柄がでるんだなあ、としみじみ。 私の和の師匠はこの方です。(って、勝手に弟子してます(笑)。)

チーズおろしの地獄から救ってくれた神

おおげさな、とお思いかもしれませんが、、、わたしにとっては地獄から天国に導いてくれたお道具のお話です。 硬いチーズはできるだけ塊で買ってきて削って使うようにしてます。味と香りが違うのと、経済的なので。売ってる小さな塊削ったら、ボールいっぱいになってびっくりしました。と、粉チーズより少なくてもチーズの風味が楽しめて。幸せ。 最初は大胆にチーズを大根おろしでおろしてました。時々大根おろしにチーズの風味が混じってましたが(洗ってもとれないんですよね)。 チーズおろしがあればい

毎日の料理は難しい

。。。当たり前ですが毎日毎食の料理は、あるもので、家族の食べたい&食べられるものを作らないといけないので、最初のころはこれが悩みの種でした。特に最近のように酷暑が続くと難しさに拍車がかかります。 なんせ、私はどんな時でもどんなものでも食べられるというか、出されたものは黙っておいしくいただくことを叩き込まれたお陰で鉄の胃をもっているので、食べられない人の気持ちがほとんどわかっていませんでした。。。 昨日何を食べて、暑いか寒いか、汗をかいたかどうか、などなど、味付けや作るもの

料理の先生は(きっと)1人がいい。

最初のころ(今もですが)よく失敗してました。いろんな本みたりレシピサイトみたりして作るとなんかうまくいかないんですよね。 今思うと、味や食感の好みが違う人のレシピ真似したらあたりまえですね。この人の味が好き、とか、この人の感性肌に合う、と思った方を決めて、作り方やレシピを真似していったら失敗が減った気がします。 最初が北村光世さん、次が落合務シェフでした。このお二人とも楽しんで、毎日食べても飽きない料理を作られていて、好きです。

パスタやパン作りの楽しさを教えてくれた本

 パスタやパンを作るようになったきっかけは、北村光世さんの本、”粉から作るパスタとイタリアパン”に出会ってから。  自然体で、本当に好きで作られている感じが本からも溢れてきていて、見るだけで楽しくなるような本です。分量や作り方より大切な”作る楽しさ”を教えていただきました。  この本と出会わなければ、パスタを手作りする楽しさには、ずっと気づかなかったかもしれません。

煮ると煮詰める

煮ると煮詰める。始めのころは全然わかってませんでした。 具材に火を通すために煮るのと、水気を飛ばして味を濃縮したり、煮崩して渾然一体としたり、具材の味を調和させたりするための煮詰める。最初からしゃばしゃばのものと、煮詰めてから水を加えたものとで味が全然違うのにびっくりしたものです。 素材の味をそのまま生かしたいのか、全体を調和させて味わい深いものにしたいのかによって使い分けないといけないのですね。 ちょっと煮詰めて、一度冷ましてからもう一度加熱すると、具材の味が外にでて