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レシピを書いてみました。パスタ編

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ほんとにゆっくりとですが、チャレンジしてできるようになった料理。その時々に作ったものを残してみたいと思って始めたnoteです。パスタを中心としたレシピ、少しづつ載せていきます。
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#パスタ

とある日のおもてなし料理たち

ながらくのご無沙汰になってしまいました。怒涛のお仕事たちに忙殺されていて、気がつけば皐月も半ば、つい先日桜を愛でてたと思いきや、もう初夏の香りになってしまいました。ううう、もう忘れられてたりして(泣)。  とある日のこと、とてもお世話になった方のところで、ちょっとしたおもてなしのお料理をいたしましたので、ご紹介まで。忙中自ずから閑あり(???)、ということで、ちょっとやりくりして。ま、あんまり変わり映えのしないのはいつものことですが、ご笑覧いただけると嬉しゅうございます。 プ

まさかのムサカもどきと定番のお料理たち

今は昔、比叡の山に稚児ありけり、僧たち宵の徒然にかいもちひせんと言いけるに、って話ではなくてですね。お萩も美味しゅうございますが。noteご近所さまたち推し並べてムサカひせんとされてて、作ってみたいな〜、と指加えて見ること幾星霜、ってなことはありませんがwww。ま、どんくさいわたくしめにございますので、思い立ってから体がうごくまでにはこんにゃく、ちゃう、今昔物語になってしまうのでございます。ま、開けてびっくり玉手箱の浦島太郎さんになるほどの時は経っていませんがwww。 みな

春に想いを馳せて。菜の花入りのボンゴレと独活の酢味噌など。

まだまだ寒い日が続いてますね。ほんに雪国の方々のご苦労が偲ばれます。 いつものように買い物に行ったら、もうすぐ咲くわよ〜、な蕾の菜の花がお勤め品に並んでいて。お店のお姉さんに聞いたら”路地ものよ”とのこと。同じ日本でももう春の便りが来始めているところがあるなんて。と、これも春が旬の独活のお勤め品があって。 え〜、お勤め品しか買わへんの〜、と思し召しのあなた。食品ロス削減の観点からも、捨てられてしまう運命のこの子達を救ってさしあげなければSDGsは達成できまへんのどすえ、なんて

漁師風と猟師風の共演。ちょっと早めのクリスマス???

う〜、世間ではツリー飾ったりイルミネーション輝かせてたり、クリスマス一色になっていて。今年は土日と重なってるから、すごいことになりそう、ていうことで人混み苦手なんでちょっと早めにぽい感じにしようかな、、、と思ってたら、「鶏の気分じゃない」との御宣旨。加えて、以前買って冷凍しておいたパンチェッタ、ぼちぼち食わんとね〜、な感じになってて。という大人の事情で、あんまり変わり映えのしない感じではありますが、材料費はいつもの1.5倍くらいかけて贅沢にして、一応いそいそと遠出してケーキな

二人の調理人の共演?饗宴?狂演?

とある日。一年振りくらいにちろっと気の置けない仲間との集まりがあって、同じように料理好きな人がいらっしゃるので、ならば、と。 で、共演?というか狂演?ってわたしだけかもですがwww。得意なものも料理の組み立ても少し違うので、全体的なバランスだけとって、あとは自由に、という感じで。ちょっとジャズのセッションとかに似ているかも。あ、こうくるなら、次はこれね、というふうにメニュー組んで。味も当日入手した食材や調理人の気分で変わったりもするので、多少バランスは崩れても、味のコントラス

法蓮草とカッテージチーズのラビオリトマトソースと春菊入りのボンゴレ・ビアンコ

暖かな日が続いてたと思ったら急転直下の冬日。ほんにジェットコースターと言うか誰かさんのメンタル並みに乱高下してますね。みなさま体調などお気をつけくださいませ。気候は不安定ですが、作るものは安定、というか相変わらず変わり映えも映えもないお料理しているこのごろ。ほんに、料理は創造だ!爆発だぁ!って偶には暴走したいのではございますが、そこはそれ、大人の自乗、9^2で81、じゃなくて事情はきちんとわきまえるのが調理人の務め。ということで、常連の方々におかれましては、また〜、ではござい

マッシュルーム・ゴルゴンゾラクリームのニョッキとタリアテッレのズワイガニのトマトクリーム

気がつけば季節も晩秋。冬の足音もすぐそこに、と思いきやの暖かな日もあったりして、ほんにどうなってるん、な感じですね。 いつものようにお買い物行ったら、お勤め品のマッシュルームが激安で並んでいて。普段の半額で量は2倍、これはお連れせねば、と買って、他の茸足して茸クリームかな、とか考えながら魚屋さんの前を通ったら、またまたいらっしゃたのでございます。そこそこ大きなズワイ蟹さまがお手頃な感じで。それも浜茹。蟹様、茹でるタイミングが悪いと身がすかすかになってたりするんですが、これは期

椎茸と蝦の和風パスタとゴルゴンゾラセージバターのニョッキ

始まりはいつも突然に、なんて。いえ、半分干した椎茸をたくさんいただいてしまって。それも垂涎の原木椎茸。香りも風味も全然違いますね。いつもお店で指咥えて見てて、ま、菌床椎茸の3倍以上しますからね。ほんに高嶺の花ならぬ高値の原木椎茸。こんなにいいですか〜、な感じの狂気乱舞。で、何にしようかな〜、と悩んだ末にこれにした、の今日のお話です。  ご存知のように原木椎茸、クヌギとかコナラの木に菌がついたペグを打ち込んで林の中とかに立てかけておいて育てるもの。木そのものを栄養としているのと

フェットチーネのサルサ・ポルポ・バジリコ・エ・セダーノとファルファッレ・リガーテの茸ベーコンチーズクリーム

長い寒ね、ちゃう、サムネで失礼いたしました。さむ〜いギャグではございませんので。ほとんど落語の寿限無みたいですね。寿限無寿限無五劫の擦り切れ海砂利水魚の水行末風来末雲行末、ってwww。あ、これ呪文のようで全部ちゃんと意味があるみたいです。って、閑話休題。ちばっとはイタリアっぽい名前にしてみようか、なんて思ってしまったもんで。ちゃんとなっているかどうかはわっかりましぇ〜んですがw。このへんは本場で修行されたmamigeさんやシチリア在住のkaorina091さんにお伺いしないと

世界パスタデイに捧ぐ!とか言ってみたかったかも、な、渡り蟹のパスタ。

さてみなさま、10月25日は何の日でございましょう。ってサムネでバレバレですね。kaorina091さんの記事でご承知の方もいらっしゃるかも。で、ですね。第一回国際パスタ会議がイタリアのローマにて執り行われた栄えある記念日なんでございます。。。何話し合ったんでしょうかね。至高のパスタとは、とか、パスタ普及に向けた取り組みとか、はたまた、国際分類規格についてとか。意外にいっちゃん美味しいのはどれ、とかwww。  記念日に合わせてこれは腕をぶんぶん振るわないといけまへんどすえ、な

ニョッキのゴルゴンゾラソースと春菊入りのボンゴレ・ビアンコ

やってきましたこの季節、ほんに常連の方にはみあきた名物、八森鰰男鹿で男鹿ブリコ、あ〜それそれ♪って秋田温度歌ってる場合ではないのですが。そうです。春菊の美味しい季節がやってきてしまったのでございます。もうこれがあるとうちはほとんど一択のお料理になってしまって。ま、飽きがこないということはいいことなんですがね。と、涼しくなってくると恋しくなるクリーム系、の二品を作ったとさ、な今日のお話です。  ちょっとご無沙汰してしまった浅蜊屋さん。ぼちぼち買って差し上げないとな、と買い物い

とある日の集いのための心づくしのお料理たち

 今のご時世になってなかなか集まれなかった仲間たち。そんな方々との集いのために作ったお料理、な今日のお話。もちろん以前のようにはいかないし、大勢で、というのもできなくなってますが。  今回食材調達もキッチンもアウェイで、加えて飲みながらになるので、できるだけどこでも手に入れられそうな材料で、短時間に仕上げられて多少酔っていても作れるものにwww。それほど特別なものはございませんが、心づくしの品々、ご笑覧いただけると嬉しいです。 では、イニツィアーモ、クッチナーレ!(さあ料理

イタリア地パスタその8 ガルガネッリのしめじ入り胡桃ソースとタリアテッレのアメリケーヌ

イタリアの各地に伝わる地パスタの8回目です。ほとんどライフワークになりそうなペースで。それも専用の器具とかないと作れないものもあったりするんで、どないしよ、ってなってますが、だったら始めるなってねwww。ま、チャレンジしてなんぼの人生ですから、ま、いつになったら地図が埋まるのかわかりませんが、気を長〜くしてお付き合いいただけると嬉しゅうございます。 今回はエミリアロマーニャ発祥のガルガネッリ。エミリアロマーニャ、3回目なんですが、特徴的なパスタが多く、有名どころで作ってない

イタリア地パスタその7 穴子と夏野菜のロリギッタスとタリアテッレのアメリケーヌ

イタリアの地パスタを作って地図を塗っていこう、のシリーズの第7回です。少しでも塗ったところ増やそう思ってるんですが、なかなか季節とか素材とか食べたいもの、っていうかリクエストとの折り合いが難しく、って、なんとなくお察しと思いますが、今回もまたサルディーニャの地パスタで、塗り潰せるところが増えてません(泣)。  以前クルルジョネスの時にご紹介したように、サルディーニャ、島で本土と離れいるせいか独自の文化が色濃く残ってて。作るのは、オリスターノ県モルゴンジョーリで伝統的に作られて