2024.4.6vs富山 ハイポの重要性

 今日は先週にも増して時間がないので簡潔に。

1Q
 富山、試合序盤はマンツーマンで入るも、開始3分足らずで2-3ゾーンに変更。
 しかし、7:02にオマラがハイポストからフローターを沈めると、すぐさまマンツーマンに戻す。
 恐らく富山のゾーンの特徴は、ハイポストにはトップのガードが対応し、センターはゴール下に貼り付いて中を固める、というもの。
 しかしオマラがガードを前にしてもいとも簡単にフローターを沈めたのを見て、オマラのいる時間帯でのゾーンは早々に諦めたのではないかと思われる。

1:45 13-10
 オマラを下げると富山再びゾーン開始。すると残り2分弱でのFEの得点は、笹山のフローターが外れたのをルークがチップインしたもののみで、FGは1/5。結果攻めあぐねてしまった。
 原因はやはりハイポストにガードが対応し、パスが入りづらくなり、結果ハイポストに立たなくなってしまったため。これではトップをハイポストに縛り付けることもできず、相手のゾーンを歪ませることができなくなった。

 しかし、コーチ陣も手をこまねいていたわけではなく、すぐさま方策をうつ。それは、トップの1人にスクリーンをかける、というもの。
 先にあげた笹山のフローターも、そのスクリーンをもらって中に侵入して打ったもの。J3がそのシュートに対応したために、ルークがオフェンスリバウンドを悠々ととることができた。

2Q
開始早々、やはりスクリーンから少しのズレを作りヘンリーがスリーを沈めるも、効果的な攻めができたとは言えず、残り9:00、攻め手をなくして中村のタフショットを見て、川辺HCはオマラを投入。オマラ、一度得点を決めるも、劇的な変化も見られず、前半一度目のタイムアウト。

 するとここから2分たらずで10-2のランを見せ突き放す。
 タイムアウトの中で特に念を押されたのはテンポアップだろうが、ハーフコートオフェンスでも改善が見られた。
 タイムアウト明け早々のセットオフェンス。ローポからトップにスクリーンをかけたルークがそのままハイポストでパスを受け、ペイントに侵入。もう1人のガード相手にショートフックを沈める。
 そして、下のシーン。同じような形から今度はルークがJ3を引き付けオマラにディッシュパス。慌てて飛び込んだミラーのファウルを受けつつ、見事バスカン獲得。

このことからやはり言えるのは、ゾーンアタックにハイポスト攻略は欠かせない、ということ。アーロンがスリーを決めた一つ目のシーンより、オマラのバスカンのシーンの方がハイポが有効に使えていることがよく分かる。
 ハイポストに一度ボールを入れ、中にディフェンスを集めることで、外へのプレッシャーが薄まり、スリーも気持ちよく打てるようになる。
 昨日の試合ではふるわなかった3pt%だが、今日の試合では改善されることを切に願う。


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