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pop upを終えて

1/28-30の3日間、「Listen to Nature」さんのオープンアトリエで行わせていただいた cymry ローンチpop up & workshopが無事終了しました。

改めて、お越しいただきました皆様、そしてBotanical Weaving Workshopにご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

一番売れるか不安だった手前のTea Towel…実は1番人気でした
ヴィンテージのWelsh Blanketたち
Welsh Blanketのテキスタイルを使ったドッグコート
大判のWelsh Blanketも好評で嬉しかった

遡ると、2022年年初にcymryをスタートさせようと計画している時にこんな場所にアイテムが置かれていたら素敵だろうなとListen to Natureさんのアトリエが頭に浮かんだ日から約1年。そして2022年10月末、思い切ってHPの問い合わせからメールをさせていただいた日から約3ヶ月。まさか、本当に実現できたことに自分自身が一番驚いています。反省点を振り返れば大量にありますが、今回の経験を通して特に感じたことを3つここに残させてもらいたいと思います。

1.初めてのゼロイチ達成

昔から既にあるものを模倣することの方が得意で、“ゼロ→イチ能力”はとても低いです。小学校の夏休みの課題も母のアイディアをカタチにすることはできたし、大学時代のストリートダンスも作られた振りや先輩の“踊り方”を真似するのはできたし、社会人時代も上司から指示されたことを実行することはなんとなくできました。でも「自分のアイディアで」、「自分の力で」、何かを実現することはほとんどできていなかったのです。それはずっとコンプレックスとして残っていて。

あんなに大学時代に打ち込んだダンスは“バトル”と言われる即興で流れた音楽に合わせて踊ることが全然できなかったな、、。会社員時代は「会社の後ろ盾」があるからこそできることがたくさんあっただけで、自分じゃないとできなかったこと、成し得なかったことなんてあったのかな、、。と、その時代を振り返ると楽しかった想い出と共に、苦い思い出も蘇ります。

そんな個人的な歴史もありつつ、popupの準備をする中で、商品のPOP、タグ、workshopのラッピングなどの素材をどれにするか東急ハンズやホームセンターに通って検討し、久しぶりにカッターとプリンターと悪戦苦闘しながら試作を何度もして作ったり。workshopの集客に少し苦戦していたので、weavingの楽しさが伝わればとスマホスタンドで撮影し初めてリール動画を作ってみたり…(まずGoogle先生に「リール動画とは」から検索している自分に歳を感じました笑)と、とりあえず自分の足と手を動かしてまずやってみる。そんな小さな一つ一つの行動がつながって、頭の中に思い描いた光景をカタチにすることができた嬉しさと、自分が動けば何かが起きるということを実体験することが自信につながりました。

もちろん、これは私だけでできたことではなく。なんの実績もないcymryなのに、オファーを受け入れてくれたオーナーまなみさん、家事子育てと協力してくれた旦那さんや義理の家族、応援し続けてくれている友人たちがいてくれたこそであり、「自分1人ではできないけど、ちゃんと周りの人たちを素直に頼れば、できないこともできるのだ」と学ばせてもらいました。

2. オフラインでの“場所”の大切さ

まだオンラインしかないcymryにとって、はじめて直接お客様とお会いする機会。3日間多くの方々に、私の少し熱いWales愛やセレクトしたmade in Walesのアイテムたちのことを聞いていただき、またお客様自身のお話も聞かせてもらったり。ひとり自宅で仕事をしていることがほとんどなので、オフラインで直接コミュニケーションができる“場所”のありがたさと、楽しさと、大切さをしみじみと実感しました。

そして、cymryのアイテムたちもこの素敵なアトリエに置かせてもらうことでより一層可愛く魅力的に見えます。アトリエに設られている家具や花器、ちょっとした置物や本、そして華やかな花たちも含め細部にこだわりが詰まっていて。それらの要素が、外からやってきたcymryのアイテムを包み込んで際立たせてくれるような、そんな不思議なパワーを感じる場所。

また、お客様に「おしゃれですね」(お世辞ではなく、本当に皆さんおしゃれさんなんです)と言うと、口を揃えて皆さんが「今日はここに行くから、ちょっとおしゃれして行こうと思って…」と仰っていて。アトリエがある場所は市内中心部から離れた住宅街ですが、「あの場所に行くから」「わざわざおしゃれしたい」と思わせることも、“場所”の力だなと思いました。なので、やはり私もいつか場所を持ちたいと改めて決意しました。

3. 集まる人は、集める人で決まる

Listen to Natureさんにくるお客様全員の共通点、あたたかさ・優しさ・人柄がオーナーまなみさんそしてこのアトリエそのままだということ。正直に、お話ししにくいな…などと思う方は本当に1人もいなかったんです。
“集まる人は集める人の鏡”のよう。だからこんな方々に来てほしいなと思えば、それに見合う自分でいるべきだなと思ったし、そんなに無理をしなくても素直に誠実に「好き」を伝えていれば、ちゃんと同じ仲間のような方々が来てくれるのではないかと思いました。

振り返ると、物販の売上、workshopのバタバタ、PR力の低さなどなど、まだまだ課題は山積みです。でもとりあえずpopupができたことに、「よくやりました!」と自分を褒めて、次に進みたいと思います。

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