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【引きこもりアナリストとアウトドアな同居人#1】「サッカー依存」はいいことなのか。

今更ながら、あけましておめでとうございます、芝本です。今年も蹴球Cymruをよろしくお願いします。

皆さん冬休みいかがでしたか。僕は韓国ドラマの「ミセン」を見たり1995年の「愛してると言ってくれ」を見ました。ミセンは働きはじめの僕の心にささるシーンばかりで胸が熱くなりましたし、常盤貴子が可愛くて手話にハマりそうです。僕の大好きな「逃げるは恥だが役に立つ」も3周目を終えてしまいました。

Netflixおすすめ韓国ドラマ「ミセン」インターンも最近経験した僕には見ていて共感しかできないドラマでした。左から2番目のカンハヌルがイイ。
「愛してると言ってくれ」ドリカムが最高。

僕のドラマ事情はどうでも良くて、実際冬休みの大半はウェストハムという英1部のプレミアリーグに所属するチームを分析し、レポートをまとめようとしました。結局まだ作成中なんですけど苦笑

絶不調のウェストハム。いつかまたこんな笑顔を取り戻してほしい。

なので、冬休みを振り返ると結局深夜3,4時まで起きてレポート作成してました。こんな調子で年末年始を過ごしてたら、クリスマスから親の家で過ごしてた同居人が家に帰ってきたんです。

それで「散歩行こー」って誘われて。これウチでよくある会話なんですけど、僕の同居人が映画やらチェスやらプレステとか、とにかく息抜きになることに誘ってくれるんです。たまに一緒に遊ぶこともあるんですが、結局何かと理由をつけて断っちゃうことが大半です。

そんな感じで今回も断ると今度は「それじゃ買い物行こうぜ」と。あ、そういえばサッカーばっか見てて買い物にすら行けてなかったや、と思ってついていくことにしました。

車に乗って同居人と会話してると、着いたのが公園でした。え?!と僕が周りを見渡してると「散歩行くぞ」と同居人が。

あーまた強引に連れて行かれてしまった、と渋々散歩をすることに。

ウェールズ有数のクソがつくほど綺麗な公園。

同「やっぱさぁ、こうやって外の空気吸うのもええのよ」

芝「確かにそうやな。最近、サッカーしか見てなかったからな」

同「ほんまそれやで。サッカーから離れてこうやって外に出るのもええんやで。」

芝「そうよな。でもさ、俺には息抜きがドラマ見ることなんよ。布団の中に入ってヘッドホンしてドラマに浸る、最高やで。」

同「まぁそれもええけどさ笑お前今日俺の誘い断るときなんて言ったか覚えとる?」

芝「『歩くのが疲れる』からって言ったよな、たしか。」

同「それそれ笑ちょっとぐらいは運動もせなあかんで。精神的にも良いって言うしな。ちゃんと睡眠とって運動する、それに尽きるのよ」

芝「そうやな。やっぱ去年と比べると、今年の方が精神的に辛かったわ。」

同「ファ?!まじで?そないしんどかった?」

芝「え気づいてなかった?笑全然深刻ってわけじゃないよ。めっちゃ楽しかったし。でも確実に去年と比べたら精神的にキツかったというか、普通に仕事増えてしんどかった時もあったっていうか。」

同「興味深いな、それ。仕事増えたのは気づいてたけど、そこまで確信持って言えるんか。」

芝「うん、特に立て込んでる時はな。でもさ、お前も大学2年生になって今までの仕事に上乗せで新しい仕事もしだしてさ、しんどなかった?」

同「まぁ仕事は増えたのはたしかやし、しんどかった。でもその分俺はクラブ行ったり、彼女と遊びに行ったりして発散できたと思うわ。お前はさ、2023年からどうしたらもっとバランス良く仕事できるんやと思う?」

芝「うーん、まぁもっと外に出なあかんのはたしかやな。働き初めの頃はまだ暖かくて自転車で仕事場まで向かったりして、それが程よい運動になってた。でも、気温が下がってきてもうバス停に行くことすら面倒くさくなって、給料使ってタクシー使うようになってもた。

なんかサッカー見てないと変な気分になるんよな。『ワイ、何しとるんや。あんな人やこんな人はワイよりももっとアナリストとして出来あがっとるのに。勉強せな。』って。」

こんな感じで同居人とあれこれ話していると、自分がモヤモヤしていたことにふと気づくことがあります。この場合はそれが「いつサッカーから休みをとるのか」でした。

振り返ってみると今まではサッカーを好きな時に見て、好きなように周りに共有できる環境でした。仕事も期限間近に一夜漬けで終わる範囲で、計画的に分析をしていませんでした。

それが2年生になって初めてお給料をもらって分析をするようになり、いい意味で好き勝手に分析できなくなったように思います。一夜漬けでは決して終わらない作業もありますし、特に長期間(1シーズン)にわたって高い質のサポートをコーチ陣に提供しなければなりません。

冒頭にも挙げたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で森山みくり役の新垣結衣が「やりがい搾取」について語るシーンがあります。ドラマ内で町内会がみくりに「町内会の人のためだから」と理由をつけて無償でイベントの手伝いをしてほしいと頼みます。

逃げ恥はいつ見てもイイ

駆け出しのコーチ、アナリストって結構な割合でこれにあってると思うんです。やはり需要が高く供給が低い業界なので、無償で仕事をこなしプラスアルファでさらにサッカーを見ることは1年生の僕にとって当たり前でした。

こういった精神状態も大事だと思うんです。僕自身アナリストというのは変則的な側面をすごくもつ仕事だと思っていて、急な頼みにも迅速に対応できなければいけません。プラスアルファで仕事をしてコーチ陣の期待値をガンガン上げていけたのも今の仕事に繋がっていると思います。

あと、こうやって滅茶苦茶サッカー見てると周りからすごく褒められるのも事実です。それが可燃材となってどんどん止まらなくなってきています。

ですが、それに慣れてしまっていつまでもサッカーを見ていた結果オンオフの切り替えができなくなり、働いてみて全く計画性がないまま分析をしている自分に気づきました。

今年はちょっとした「サッカー依存」から脱却して週1日くらいは外に出て同居人と少し散歩する余裕を計画的に作れるようなアナリストライフをおくれるようになりたい、そう感じた冬休みでした。


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