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ここが違う!模擬授業と留学生相手の教育実習

〜あらすじ〜
大学で日本語教員養成課程のクラスを受講。
クラスメイトが学習者役になって行う日本語教育実習演習では、「使わない文」を教えてしまって撃沈…

何しろ「これはクレヨンです」を教えて、いつ使うのか聞かれて答えられなかったくらいです…(恥)


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教案を書いて、演習授業で実際にクラスメイトの前で教えて、先生やクラスメイトからアドバイスやダメ出しを受けて…を繰り返した実習演習。

でも、大学生で若かったからか、大変だったというより、「青春してる!」という感じでした。


模擬授業のときの日本人受講生の反応

演習ではなく、教育実習では、実際に外国人留学生と日本語学校の就学生(当時は日本語学校の学生をこう呼んでいた)に来てもらっての実践!

今までの演習では外国人学習者役になっていたけど、教えようとしている日本語がわかってしまう分、うまくなりきれていないところがありました。

なんだろう…日本人の受講生同士だと、

「うん…言いたいことはわかるよ。教えるの難しいよね」

「〇〇さん、がんばっているなー。たくさん準備したんだろうなー」という謎の優しさ目線が入りませんか?


教育実習での外国人留学生の反応

でも実際の外国人は「習っていないことはわからない」まぁ、当たり前ですよね。知らないことは話せません。

わかりにくかったら、反応もストレート!

がんばって教えようとしていることは伝わっているけど、わからなかったらポカーンとしてしまうし、鋭い質問も!


このときのことは、緊張してあまりよく覚えていないけど、来てくれた外国人があたたかくて、「わかりやすかった。楽しかった」と言ってくれたのがうれしかったのを覚えています。


勉強になった人たちの教育実習

そして、自分の授業より印象的なのは、外国人の実習生の授業。
実際に日本語を学んできたから、日本人が気づかないポイントもよく知っています。


ポイントを押さえていて、わかりやすい!

「あー、そうか。確かにこれも強調して教えたほうがいいよね」

「学習者一人一人のことを見る余裕があって、すごいなー」

私たち日本人実習生は、日本語が母語だから、まだまだ「外国語としての日本語」という視点が欠けていたのだと今になって思います。

私たち日本人は、「母語としての日本語」から「外国語としての日本語」へ捉えなおすところから始める必要があります。

それが有利だと思うのか不利だと思うのかは、あなた次第!

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