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【失敗談を赤裸々シェア!】こんな日本語教育模擬授業はしちゃダメ!

〜あらすじ〜
『世界ウルルン滞在記』が好きで、「世界の広さ」に興味を持って、大学で日本語教育を専攻!
そこで習った「外国語としての日本語」は今まで自然に使っていた日本語とは全然違っていて、そのおもしろさに、夢中になっていきました…!

日本語教育実習の授業

大学では1年生が基礎科目(日本文学中心)、2年生から日本語教育の授業を少しずつ選択できました。
そして、いよいよ3年生で日本語教育実習!

日本語教育実習演習のクラスでは、いきなり外国人に教えるのではなくて、先生役と学習者役になって、はじめにクラスで練習するスタイルでした。


みんなそれぞれ、自分で国籍を決めて、外国人名をつけて、外国人学習者になりきります😊
本当は日本人だから、わかっていても、「習っていないことはわからない学習者役」になるのです。

大学での日本語教育実習の模擬授業

先生オリジナルのテキストを使って、一人ひとり、担当文法が決められます。
20分で導入、練習をします。
台本のように先生役と学習者役で想定されるセリフのような教案を書きます。

いよいよ模擬授業!

私が教えたのは「これ/それ/あれは〜〜です。」

今でもよく覚えているのは、実際にあるものを見せながら教えよう!と思い、100均でクレヨンを買ったこと🖍
それを使って「これはクレヨンです🖍」と教えました。

教案を作るのに、ものすごく考えて、時間をかけてなんとか完成…!

はじめての模擬授業は大失敗

やっとできた!と思っていた教案どおりにやってみたけど、先生からのフィードバックに撃沈…

先生「大人の学習者がクレヨンを使う?『これはクレヨンです』なんて、いつ使うの?今まで言ったことある?」

私「ないです…。」
言い返すことばもないほどでした。

文法を教えるためだけではなくて、「どんな人が、どんな場面で使うのか」
それを考えることの大切さを実感…


今、思い返しても、恥ずかしいほど「教える意味のない日本語」っぷりがひどいです…。

英語で「This is a pen」って最初に習ったけど、それを言う場面がいまだに一度もないことと同じ。

これから日本語教師になろうとしているみなさん、私のような失敗をしないように気をつけてくださいね!


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