見出し画像

本を作ってみよう 折丁製本のしくみ

Cygでは毎年夏にART BOOK TERMINAL TOHOKU(通称はABTT)という本のお祭りを開催しています。

東北ゆかりの作者による「本や冊子の形式を使用した表現」または「表現を本や冊子の形式にしたもの」を対象とし、 アート全般、デザイン、ファッション、建築、舞台、映画、工芸、漫画、文章、詩、絵本など、様々な表現の作品を募集します。 手軽にコピー機で作ったZINEから、重厚な作りの画集まで、「本」の形であれば出品可能です。

今年で9回目を迎えるABTT2020は、現在エントリー受付中です。
ご応募いただいた作品は、シグにて2020年8月1日(土)から 8月23日(日)の間、展示・販売を行います。
※新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、オンラインのみでの展示・販売になる可能性があります。

まだまだお家にいる時間の多い日々が続いているかと思います。ちょっと今年は応募してみるかなあ、とぼんやり思ったりしませんか。エントリー締め切りは6月30日。まだ、間に合う!

ということで、皆さんの思いが形になるよう「基本のき」のような製本方法の仕組みをご紹介できたらと思い、スタッフが実際に作ってみました。

折丁製本の仕組み

一枚の紙を折って、綴じて、切って、製本する方法です。


用意するもの
・A4の紙
・ホチキス
・ハサミまたはカッター
・ペン

①半分におります。そしてそれをまた、半分におります。

画像1

画像2

②ページ番号を振っていきましょう。
(写真の番号の振り方は横書き仕様です。縦書きにしたい場合は反対側から。)
ABTTの応募条件には「表紙、裏表紙も含めて、8ページ以上あるもの」とあります。クリア!

画像3

内側もこうして開いて忘れずに。

画像5

③紙を広げてみます。

画像11

画像12

なるほどこういう風に内容を配置すればいいのね、ということが見えてきました。

④綴じて、切ってみます。
もう一度元のように折りたたんで、背を簡単にホチキスで留めてみます。

画像7

画像8


次に、袋状につながっている部分を切り落としてみます。

画像9


さて、開いてみましょう。


画像10

画像12

画像11

1ページずつ、めくれるようになりました。
1枚の紙が、8ページの1冊に。ワクワクします。

応用して、もう少し大きな紙を使って折る回数を増やしたり、
複数を束ねて綴じて1冊にしたり、
表紙をつけてみたり、
切り方を変えてみたり、
穴を開けて紐を通して綴じてみたり。

工夫次第で色々できそうですね。いやいやシンプルに行くぞ、も素敵です。

ぜひこの仕組み使ってチャレンジして、ABTTへご応募くださいね。
お待ちしております。

ART BOOK TERMINAL TOHOKUってなんだ?

募集して展示して販売する「本」のお祭り!

東北の作家に焦点を当てた企画展ギャラリー「Cyg art gallery(シグ)」が主催する、「本」のお祭りが「アートブックターミナル東北」。
ZINE、アートブック、画集、写真集、記録集、絵本など「本」の形の表現を東北6県から募集し、展示・販売します。
2012年、2013年は「ZINE STOP TOHOKU」として開催後、「ART BOOK TERMINAL TOHOKU」として続いています。

ART BOOK TERMINAL TOHOKU 2020

[エントリー]2020年月30日(火)必着
[展示・販売]2020年8月1日(土)〜8月23日(日)11:00-19:00/水曜定休
会場:Cyg art gallery

出品方法はこちらからご確認いただけます。
https://cyg-morioka.com/abtt/entry


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?