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スタジアムで観戦するということ

夢中になり、渾然となり、
自然と高まっていく感情。

スタジアムは寛容だ。
もっと素直に喜び、怒り、哀しみ、
純粋に楽しめばいい。

最も素直になれる瞬間が、
スタジアムにはある。

心揺さぶる体験と記憶に残る瞬間を
スタジアムで分かち合おう。

by さいくりす太

私の子どもを見ていると、サッカーのルールもあまり知らないのに、それはそれはスタジアムでの観戦をメチャメチャ楽しんでいる。そして、「次の試合も絶対に観に行く!」と言い張り、日常生活も頭はサッカー100%だ。

最初はルールも分からないのに、なぜ見ているだけでそんなに楽しめるの?何に面白みを感じて、何に衝撃を受け、なぜそんなにのめり込めるの?素朴な疑問が湧いてくる。

でも、これはとても大切なことを教えてくれた。


サッカーのルールを知らない彼は、サッカーが楽しいのではなく、スタジアムの雰囲気を思う存分に楽しんでいる。周りの人たちが、一つ一つのプレーに一喜一憂し、太鼓のリズムに合わせて応援し、ゴールが決まれば両手を上げて喜び合う。

初めは戸惑いながらも、周りがあまりに夢中で応援している姿を見て、いつの間にか自分も一生懸命に応援に加わっている。大人が歓喜するタイミングを必死に嗅ぎ分け、加わろうとする。

大人しそうなオッチャンやオバチャンも、両手を上げて喜び、手を叩いて悔しがる。日常の生活の中では、見ることのできない光景。誰に隠すこともなくそれぞれの想いを体現している人たちがそこにいる。

スタジアムが歓声で揺れた時、彼の心も大きく揺れ、その瞬間を記憶に焼き付ける。そして、これだけも多くの人たちの心を揺らすピッチの選手に尊敬と憧れの目を向ける。

サッカーが楽しいのではない。自分の心が揺れた体験、記憶が楽しいのだ。この体験がサッカーを詳しく知ろうという意欲を掻き立て、知れば知るほど、楽しめることを知る。

サッカーを知っている人は、もしかしたら、忘れているかも知れない。サッカーを知らない人たちは、サッカーを楽しんでいるのではない。サッカーを知っているあなたたちの姿を見て、心を揺らしているのだ。

選手もサポーターも、大人も子供も、知識のある人も知識のない人も分け隔てなく、心揺さぶる場所がスタジアムだ。

初めて来た人に最も届けるべきことは、スタジアムでの心揺さぶる体験なのだ。サッカーはそのための手段であることを忘れてはならない(ちょっと言い過ぎ)。

さぁ、次も新しい仲間と共に、ピッチの選手たちに、新しい仲間たちに応援を届けよう。心とスタジアムをみんなで揺らそう!


JFL 2022 第26節
奈良クラブ vs 鈴鹿ポイントゲッターズ
日時:2022年10月23日(日) 13:00 kick off
場所:ロートフィールド奈良







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