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本の感想 「こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本」

SDGsは他人事ではないし、取り組みを始めること自体ハードルは高くないんだよ、と、教えてくれる本でした。

3章で構成されていて、①現状の問題、②SDGsとは、③自分事として考える方法、きっかけが紹介されていました。

1章「みんなの周りのさまざまな問題を理解しよう」では、SDGsに関連する問題の実例が10以上あり、「困ったことがいろいろあるんだな」ということが子どもでもわかりそうです。世界の中での日本の順位ですとか、グラフや数字での説明もありました。1トピック2ページでシンプルに紹介されていて読みやすかったです。
1章15節の「あなたが今から世界の誰かと入れ替わるなら?」という問いかけをすると、いろいろな立場にいる子どもたちがいることを調べるきっかけになると思いました。

2章「国連が決めた世界共通の目標 SDGsって何?」は、SDGsが作られた背景や現在の達成率などの紹介があり、「取り組む必要がある」という動機付けの内容になっていました。SDGsの認知度の話は、日本人として衝撃だったので、子どもとその話をしたいと思います。

3章「自分ごととしてSDGsを考えることが大事」では、バックキャスティングの話に本田選手の例があったり、「持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド」(国際連合広報センターのパンフレットはルビなし)の紹介されていたり、自分が行動を起こすきっかけになるような話がたくさんあってよかったです。
「嘘ついたら痛い目にあう」から真面目に対応することが必要というSDGsウォッシュの話などは、この本を子どもが読んだら、子どもが大人に諭したくなる内容なのではないかと思いました。

お役たちサイトもこれから見てみようと思います。


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