本の感想 「とんこつQ&A」 今村夏子
アメトーク読書芸人2023で紹介されていたので読んでみました。
4月にテレビを見ている最中に図書館で予約して、順番が来たのが7月。予約した経緯もすっかり忘れてましたが、読んでよかった!
ちょっと変な登場人物の心の中の独り言を聞いている感じで、何かの正しさにやられそうになっている時とか、焦っている時に読むと気分転換になりそうな本でした。
とんこつQ&A
コミュニュケーションが苦手な今川さんがある中華料理屋で働く話。大将も小学生の坊ちゃんもすごくおおらかで今川さんがいっくら失敗しても変な事をしても、大丈夫だよーってフォローしてもらえます。それには何か裏はがあるような、ただ純粋にずれているだけのような…。
今川さんが1人崩れていく姿は、読んでて一緒に苦しい気持ちになりますが…。気持ちの切り替えしたい時に元気もらえそう。
嘘の道
嘘つきの子供がいる小さな集落での小学生たちの日常の話。「そのうち消えちゃうよ」という父親の言葉が、そんなにあとに効いて来るなんて、親って怖いし、思い込みって怖いし。感謝を伝えようとして突き落とされる感も怖かった…。
冷たい大根の煮物
若い料理ができない女の子と職場が同じおばさんの話。
なんで人に施すのか、される方がありがたく感じるって難しいなって思いました。
アメトーーク!
誰が推薦してたのか? どうして魅かれたのか? も忘れてましたが、読んでよかった、と思いました。今後、ラランド・ニシダに目がいくようになると思います。
読了日:2023年8月15日(1日)
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