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新卒1年目がベテランに聞く!#CybozuDesignPodcast

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オープニング(00:00)

Sota/皆さんこんにちは!デザイナーのSotaです。この番組はサイボウズデザイン&リサーチグループのメンバーが日々の活動や取り組みを雑談形式で紹介するコンテンツです。デザイン・リサーチ・アクセシビリティを軸に、サイボウズ デザイン&リサーチグループの今をお届けしつつ、メンバーの人柄やチームの雰囲気をお伝えします。今回は「新卒1年目がベテランに聞く!」というテーマで、現在Officeチームに所属しているデザイナーの松井さんに、お話しを伺っていきたいと思います。松井さん、よろしくお願いします。

松井/よろしくお願いします。

Sota/では、軽く自己紹介をお願いしてもよいでしょうか?

松井/はい。えっと、サイボウズのデザインチームの松井です。最近はサイボウズOfficeという製品のデザインを担当をしております。

Sota/よろしくお願いします。

松井/はい、お願いします(笑)

Sota/そうですね。実際、自分も10月からOffice配属になるので、まあ、これからお世話になるという感じです。

松井/はい、よろしくお願いします。

Sota/松井さんは新卒で入社されてからどれぐらいになるんですかね?

松井/何年か分かんないんですけど、2006年に入社してます。15とかそんなもんですかね。

Sota/おお~!だと、自分が8歳くらいなので、まあ小学2、3年生ぐらいですね(笑)

松井/はい、この時期は8月ぐらいに開発本部の当時のまあ、デザインチームみたいなところに配属されたぐらいの時期ですかね。

Sota/ああ、そうなんですね。

松井/はい。

サイボウズ社内でのデザイナーのプレゼンスの変遷について(01:30)

Sota/へえ~。では、まあ、さっそく本題に入っていこうかなと思うんですけど、まあ、今回、自分まだ入社して4ヶ月ほどなんですけど、そのサイボウズに入社して気になっていることをベテランデザイナーの松井さんに聞いていこうという感じでやっていきたいと思います。まず1つ目、お聞きしたいことなんですけど。

松井/はい。

Sota/サイボウズ社内でのデザイナーのプレゼンスというか、その存在感が松井さんが入社された当時から現在までどう変わってきたのかっていうのをお聞きできればなあと思います。

松井/はい、そうですね、僕が入社した当時は社内の製品がまだクラウド版とかではなくて、パッケージ版っていう各会社さんのサーバーの中にソフトウェアをインストールしてみたいな形で使う製品で、開発のサイクルもすごく長くて、半年とか一年とか長いとそれぐらいとかに一回バージョンアップするとかっていう形になっていて、デザイナーはそのバージョンの中で、デザインやUIに関する何かアップデートがある時に、その時に声がかかって、そのプロジェクトというか、製品のそのバージョンアップのプロジェクトにも入っていくというような形になっていました。当時だと、例えばサイボウズOfficeのバージョン6.5が出るぞと、その中でUIの改善があるぞ、ってなった時に、じゃあ入って一緒に入ってやりましょうであるとか、その時に誰が行くというのは決まっていなくて、その時にいる人で空いている人が入るというそんなような形になっておりましたね。

Sota/なるほど。なんかあれですかね、デザインチームっていうグループがあって、そこから何か要請があれば派遣されるみたいなイメージだったんですかね?

松井/そうですね。なんで、プロダクトに所属とかいうのはなくて、当時の正確な名前だとUIグループかチームかなんかそういうような名前になっていて、そこに3、4人ぐらいかな?いて、そこから1名行くとか2名がいくとか、なんかそのような形でいってました。

Sota/もう少し詳しくお聞きしたいんですけど、そのころのデザイナーの具体的な業務内容ってどんな感じだったんですかね?今だと、例えばバックログ検討から一緒にデザイナーがPMと一緒にやったりとかっていうフェーズからやってると思うんですけど、当時ってなんかそのぐらい上流から一緒に関わっていたのかなっていうのが気になってお聞きしてみたんですけど。

松井/はい。これは結構、製品とそのバージョンとかにもよるんですけど、ほぼほぼ作るものとかUIの設計時点まで終わっていたものを装飾をうまいことやってくれっていうものもあれば、要件自体は決まっているので、UIどうしようか?みたいなところから話がくることもあればっていう形なんですけど、まあ全体的にはある程度作るものとか着地が見えているところで話が来ることがあったのが、本当に入社1年とかなのかな?ですね。そういう時期があってから、当時、僕ともう一人の弊社のデザイナーの方で、そのUIとか機能とか作る上で、ユーザーがそもそもどういう問題があって、何を解決したいかっていうのが分からないと、きちんと価値提供できないじゃないか?みたいなやりとりは自分達と当時の開発責任者とプロダクトマネージャーの人と話をして、ドキュメントの中に解決したい問題はこうで、こういう状態にしたいです、っていうのをきちんと書くみたいなところの仕組みというか、そこの必要だよねっていうところには参加して、そういうフェーズから入っていくようにはなっていきましたね。ただ、これもやっぱり誰がそのプロダクト担当とかっていうのはないので、そういうのを検討して、それが取り入れられるバージョンの開発が終わったら、一旦なんか解散というか、「デザインチームまたなんか仕事あったら声かけますね」みたいな形でお呼びがあったら入っていくっていうのが当時の運用というか、デザインチームの動き方でした。

Sota/そうなんですね。そこから今のサイボウズのデザインチームみたいに、サブチームが出来ていった変遷ってどんな感じになっているんですかね?

松井/ここは、こういう期間的な関わり方をしていると、もうその自分たちが参加する時点で、もうある程度要件というか、今回のバージョンではこういう問題点を改善していきますっていうのがある程度決まった状態で話が来ていたので、そこの中でしか自分たちの問題を捉えられなかったり、そこの範疇での解決方法っていうところに結構、頭がいってしまいがちなんですけど、まあ、そうじゃないもう少しプロダクト全体として目指す・目指したい方向と今それができない問題点は何か?みたいな所への思考投資がその関わり方だと難しいよねっていうまあ、問題提起がデザインチーム内でありまして、なので、まあやっぱり主担当みたいなのを製品ごとにつけて、きちんとコミュニケーションをとりながら、プロダクトごとに思考投資できる状態にしたほうがいいんじゃないの?っていうやりとりがありまして、各プロダクトに主担当1人デザイナーをつけて、その人が面倒を見ていくっていうの体制になってきましたね。それも入社してから3年、4年とか多分、それぐらい?そういう動きがあったはず。

Sota/割と早い段階からサブチームに分かれていたってことですかね?

松井/そうですね。サブチームというか、あの当時デザインチームのメンバーも少なくて、担当が1人いるっていう状態だから、チームというよりは、どの製品担当のデザイナーが誰っていう形が近いですね。

Sota/そこから現在のデザインチームの体制というかサブチーム体制になっていったと思うんですけど、なんか、どんな感じでそこはなっていったのかなっていうのをお聞きしたいですね。

松井/はい。なので、当時は1製品1デザイナーついてるみたいな体制だったんですけど、製品の規模も大きくなってきたりした時に1人では手が回らないことであるとか、あとはそのデザイナーが見る領域も、プロダクトマネージャーとより密にコミュニケーションをとって、バックログをつくるほうに時間を投資したりとかっていう活動の範囲が広がっていった時に1人ではやっぱり難しいっていうことになりまして、デザイナー複数人いて、複数人でチームとしてプロダクトのデザインを回していく、担当していくっていう方向に流れていって、今のサブチーム体制みたいなところに着地したということだと思います。

現在のデザイン&リサーチチームのサブチーム体制に対して感じているメリットや課題について(08:03)

Sota/これからのことについてもちょっとお聞きしたいんですけど、なんかその今の体制で感じている課題だったり、今の体制でのメリットでもいいんですけど、なんかその辺あったら教えていただきたいなと思います。

松井/そうですね今の体制でのメリットでいくと、1人でやっていた頃って、そのデザイナー1人が全て把握してやれていればいいみたいな状態だったんですけど、その人が何かあった時に引き継ぐというか、あまりそこら辺の概念がしっかりなくて、それがチームになっていくことで、きちんと共有をしたりであるとか、まあ、教育っていう言い方あれですけど、学習のコンテンツとか、あと業務のマニュアル化みたいなところが必要になってくるので、それが整っていくきっかけになるのは、このサブチームっていう形で運用になること自体はいいかなと思っているのと、あとは視点もそのデザイナー1人じゃなくて複数人のデザイナー視点で相互レビューであるとか、フィードバックもらえたりっていう形はやりやすくなるのはとてもサブチームのチームがあるっていうことについて、1製品に対して、そこはいい事かなというふうに思っています。

松井/ちょっとデメリットみたいなところでいくと、基本やっぱりそのプロダクトの中で、チームの中でコミュニケーションがちょっと閉じることになりがちだったりすると思っていて、ほかのチームがどういった点で困っているかっていうところとか、あとその困ってる温度感とからへんがチームが分かれていると起きやすいのかなあという気はしています。あとは、サブチームの中で、これ担当制の話になるかも分かんないんですけど、結構プロダクトによって、デザイン系のタスクが多い時期、少ない時期とかあった時にあなたはどこの担当ですっていうのが結構決まってしまっているとそこの範疇、これ自分もそうなんですけど、そこの中での基本、立ち回りをうまく回そうっていう形になって他のチームが「ちょっと困ってるんです」、「あの行ってもいいですか?」とか「来てください」ってなっても、なかなか腰が重く、担当が決まっちゃってると腰が重くなりがちなのかなっていうのは思ったりはしますね。

Sota/結構あれですね、なんか、属人化を防ぐとか、次の世代に繋いでいくっていう意味であったり、なんかサブチームの他のデザイナーと協力してデザインのクオリティを上げるっていう意味では、結構メリットは感じるけども、その他のチームとのコラボレーションが弱くなるっていうデメリットも感じてらっしゃるっていう感じですね。

松井/素晴らしいまとめですね。簡単に言うとそういう事だと思います。

Sota/まあ、でも個人的にはすごい今の体制が新人としては入りやすいなあって思っていて、すごい楽しみなので是非、これからもよろしくお願いします(笑)

松井/ちなみにこの入りやすいと感じるポイントとかって、逆に聞いても大丈夫です?

Sota/入りやすいポイント?そうですね、まだ今は本配属前の準備期間でいろんなミーティングに少しずつ参加している状況であるんですけど、その中で感じている入りやすいポイントとしては、やっぱりサブチームは少人数なので、密にコミュニケーションが取れるっていうところがやっぱり、大きいですね。不安だったり、疑問をすぐにメンターの方に共有したり、お話して解決することができるので、業務に対して常にポジティブにモチベーション高く向かっていけるのではないかなっていうのはすごく感じているので、やっぱり、その点で入りやすいなというふうには思っています。

松井/なるほど、ありがとうございます。

デザイナーとしてデザインスキル以外に身につけておいた方が良いことについて(11:48)

Sota/では、次に別のトピックに移りたいと思うんですけど、サイボウズで長年、デザイナーの業務をしてきて、デザインスキル以外に身につけておいてよかったなって思うことだったり、もしくは身につけておいた方が良いことがあれば、ぜひ教えていただきたいです。

松井/そこは、なんかどんなデザイナーになりたいかとか、その後、どうなりたいと考えているかによると思うんですけど、自分が実務やっていてよかったなと思うのは、技術面とか実装面の知識とかスキルっていうのはすごくあってもエンジニアの方とコミュニケーションをとる時に、すごく役に立つなっていうのは思います。HTMLとかCSSはウェブアプリなので、そのあたりは使ってもそうなんですけど、もうちょっと実装に近い周りの、WebだとJSだったり、あとは、なんかその製品を作ってるフレームワークだったりとか、そういったことっていうのは知っておいて、全然損はないなと思っております。

Sota/そうですね。確かに自分もサイボウズで開発本部で実践演習とか研修をしてたんですけど、確かにそこの知識がないとちょっとコミュニケーション取れないなと思うことも結構あったので、実装寄りのスキルというか、知識はもっと身につけたいなって、はい。

松井/自分は最近だとモバイルの業務進める時にSwift UIのコードとかを見ていると、モバイルチームのエンジニアの方とのコミュニケーションだったりとか、デザインを検討したり、設計するときにも役に立つというか、そういう風な実装とかになるんだったら、こうしておいたほうが実装的にもUIの仕様的にも良さそうだな、みたいなところが分かるようになってきたなと思います。

Sota/ちょっと、実装寄りのスキルとかも勉強していきたいと思います!

松井/あとはあれですね、グループ名にもなってるんですけど、デザイン&リサーチのリサーチに関するところも、定量定性とか色々あるんですけど、社内でよくあるのは、インタビューとかヒアリングとか、あとユーザビリティテスト、あとは、アクセスログとか定量的な数値を見にいけるような状態とか、知識とかっていうのはあると、デザインする上での情報集めとか判断基準にはなるので、この辺りは持っておいて、いざとなったら自分でできるとか、あの社内のリサーチャーの方にこういったリサーチしたいんだけどっていうことを相談できるような知識とか経験とかあると、円滑に進みやすいかなってところはあると思っております。

Sota/そうですね、自分も今、実際そのUXリサーチャーの方とかに定期的に勉強会とか開いていただいて、手法とかレクチャーしていただけているので、ありがたいです。その辺ははい。ありがとうございます。

現在の業務でやりがいを感じること・楽しいこと(01:30)

Sota/最後に、お聞きしたいんですけど、サイボウズの現在の業務で1番やりがいを感じること、楽しいことがあれば、ぜひお聞きしたいです。

松井/そうですね、現在の業務でいくと、製品開発をする際に各職能の方、そのプロダクトチームに所属するプロダクトマネージャーの方とか、エンジニアの方とか、あとテクニカルライターの方とかっていう方たちとコラボレーションをしながら、どういうUIがいいとか、そこを考えると、こういう風が良いとか、あと、価値を提供するなら、これでも提供できる、いや、こっちの方がこの機能に関してはこっちの方が使い勝手を時間をかけてやるべきだとか、そういったところを話し合いながら着地を決めていて、それに関してのユーザーからフィードバックがもらいやすいような環境にはなっているので、それを通してサイクルも合わせるっていうような活動ができているのは、こう楽しいな、価値を提供できる活動ができるところが楽しいかなっていうのは思いますね。

Sota/はい、ありがとうございます。なんかそれを聞いて、自分も楽しみになってきました(笑)

松井/(笑)よろしくお願いします。

Sota/はい、今回はありがとうございました!そろそろ、お別れの時間がやってきました。今回は「新卒1年目がベテランに聞く」というテーマで、私Sotaとデザイナーの松井さんでお送りしました。松井さん、ありがとうございました!

松井/ありがとうございました!

エンディング(15:49)

Sota/文字起こしのテキストは、後日noteにアップする予定です。ぜひ音声と一緒にお楽しみください。そして、サイボウズデザインPodcastでは皆さまからのお便りをお待ちしています。お便りフォームのリンクがポッドキャストの説明欄ノートの文字起こし記事にありますので、ぜひそこからお送りください。またはTwitterで#CybozuDesignPodcastをつけてつぶやいていただいてもOKです。ハッシュタグのスペルはC_Y_B_O_Z_U_D_E_S_I_G_N_P_O_D_C_A_S_Tになります。番組の感想、メンバーへの質問、リクエストお待ちしています。それではまた~。ありがとうございました!

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