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急増するスマホ依存症【#DQEveryChild in JAPAN】

テクノロジーが社会や経済に与えるインパクトは世界中でますます大きくなっている。伝送されるデジタル情報の速度および量は指数関数的に増加している。

そんなテクノロジー社会を支えているのが、我々の手の中にあるスマートフォンであることは間違いない。スマホの誕生によって、仕事やコミュニケーションは効率的になり、情報を容易に検索できるようになり、ひいてはソーシャルで簡単に発信できるようになった。

だが、一方で、スマホ認知症という新たな恐怖も生まれている。

スマホ認知症の危険度チェックには、以下の質問をしてみるとよい。(2018年11月7日放送 日テレ「スッキリ」より)

①ふとんやベットでスマホを使っている
②スマホなしで初めての場所に時間通り着けない
③最近漢字が書けなくなった
④ここ数年物忘れがひどくなった
⑤やる気や興味がわかなくなった
⑥仕事や家事の段取りが悪くなった
⑦覚えておくものはスマホで写真を撮る

7つ中、3つ以上が当てはまると危険である。

スマホ認知症の脳は、記憶などをつかさどる前頭前野の働きが低下する状態である。

「ストレスのかかっている時間が長期にわたると、ストレスホルモンが脳の神経細胞を攻撃して機能低下を起こします。機能低下を起こしやすい場所は記憶をつかさどっている海馬と作業台を働かせている前頭前野。前頭前野は理性をコントロールする場所なので、ここの機能が低下すると理性的な判断や感情のコントロールがしにくくなります」 -早稲田大学研究戦略センター教授で脳科学者の枝川義邦氏(上記リンクより)

どうやったら改善できるかというと、使い方を見直すしかないというのが、日テレの番組で放送されていたものである。

さらに番組で紹介されていたのが、各メーカーの対策だ。例えば、Appleはスクリーンタイム機能を発表しており、自分が何にどの程度スマホを使っているか可視化することができる。さらに、SNSやゲームの時間を制限することもできる。

使い方を見直すというのは、スマホにとらわれない人生を生きる上で非常に大切なことである。

一方で、これはスマホ認知症になってしまった後の対応策であり、予防策ではない。

子供たちがスマホを持ち始めるのは、小学校という時期がスタンダードになりつつある。スマホを持った子供たちはSNSという無限ループにはまり、抜け出せなくなることも多い。未来の社会では、スマホ認知症なのは当たり前で、その度合いの問題になってしまうだろう。

事前の予防策となるのは、やはり教育である。

我々は一刻も早く未来の子供たちに、DQ(デジタルインテリジェンス)をインストールしなければならないのだ。DQは未来を生きる子供たちにとって、インストール必須なOS(ソフトスキル)になるのだ。

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#DQEveryChild (すべての子供たちにDQを)ムーブメントは、昨年から小さくではあるが日本でも広まっている。

サイバーパンデミック時代において、未来のスマホ認知症予備軍を減らすためにも、DQというワクチンを提供しつづけなければならない。


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