【教場】戦慄：恐怖の警備実施訓練

警察学校の思い出で
真っ先に思い浮かぶのは
コレですね。

警備実施訓練

の授業です。

週一とか定期的にある授業ではありませんが、
学校入校期間中、数時間の単元で行われます。

どんな授業だか想像できます？
見出しの写真を見てもらえればわかると
思います。

そうです。
機動隊の各個動作を修得する
訓練です。

この授業がホントにきっつい。

まずは着る装備品
作業着の上にヘルメット被ってる
だけじゃないですからね。

作業着（警察では出動服と言います）の下に
前後に鉄板の入ったベスト
鉄板の入った小手（腕を守るやつ）
鉄板の入った脛（すね）あて
を着ています。

それに授業ではジェラルミン製の
大きな盾（大盾）を持ちます。

メチャクチャ重いです。
何キロあるのか忘れましたが
とにかく重い。

授業準備運動に続いて、
まずは

地獄の駆け足訓練

出典：https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E9%9A%8A

ひたすら警察学校の外周（一周800ｍだったかな）
を走ります。

私、支給された警備靴（鉄板入りブーツ）が
小さくて、足の爪が剥がれました。。。

どれくらい走るかは
教官のさじ加減。

駆け足の掛け声は
「やー！とー！」
叫びながら走ります。

一周、二周・・・
終わりません。足が痛い。

三周目くらいから脱落者が
出始めます。

自分に言い聞かせます。
「あと一周、頑張れ！」
意識もうろうとしてきます。

四周目を終わって、校庭に差し掛かる
「もう終わりにしてくれ・・」
走っている同期皆が同じ思い。

無情にも隊列は５周目に突入、
全員が絶望しながら６周走るのでした。

そして、水分補給した後に
始まるのは

盾の構え方

です。

「大盾操法」と言います。

構え方には色々あります。

下段・中段・上段・側面・背面
などホントに色んな種類の構え方が
あります。

中でも一番つらいのが、コレ↓

出典：https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=0UguZlhgz60

「頭上に構え」
です。

頭の上に盾を構えて
投石などから身を守る構えです。

見てわかる通り
腕肩が非常につらい。

教官から「やめ」がかかるまで
ずっと構えます。

ちなみに頭の上に盾を乗っけたら
反則です。怒られます。

大盾操法が終わった後は
隊列の組み方や
教官たちが犯人役になって
暴徒制圧訓練などを行います。

盾を鉄パイプで思いっきり殴られます。
盾越しとは言え、非常に痛いんです。

出典：https://www.news24.jp/articles/2019/03/21/07423002.html

そして、授業の最後には
再び駆け足をやって終り。

こんな授業なんです。
体力ない人は
スゴイ苦労する授業ですね。

警備実施訓練の授業の後は
みんな抜け殻状態となります。笑

今となっては、良い思い出ですけどね。

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