高校生の頃に同級生の影響でニューロティカを知り、なかでも「修豚哀歌Ⅱ(I love youなんて言えねえ)」などは卒業を前に親友たちと大合唱したこともあって思い出深い一曲だ。
そういえば私はいつも誰かに惚れていた。勝手に気持ちを注ぎ込んで、人のことを大切に思って、一人で嬉しくなって。それが私の原動力でもあった。50代のはじめくらいまでは、それでよかった。
年齢はただの数字にすぎないというけれど、でもねえと最近は思う。だってneeさん、あなたいい歳じゃない、と。孫がいてもお
中学2年の頃に転校生がやってきた。とても綺麗な顔立ちの子で、そして、とてもぶっとんだ子だった。本土で生まれ育った彼女は、いつも標準語で少しテンション高めに話し、いろんな人の視線を集めていた。
彼女は高校に進学せず中学を卒業して美容師の勉強を始めた。島に戻ってくるときにはファッション誌から抜け出てきたようなお洒落な格好で、「あれさ、まったくMadonnaみたいじゃない?」と熱っぽく語る同級生の女子もいた。
1989年に私も上京したとき、彼女が誘ってくれて、PINK HOUSE