Cybozu Days 2019 ~モンスターへの挑戦状~ に行ってきた。
2019年11月8日(金)のお昼時も良いころ、仕事の一環として西新宿から幕張メッセへと馳せ参じた。というのも、サイボウズ式第2編集部の仲間たちが登壇するセッションがあったからだ。自分自身、この舞台のうえでトークを繰り広げられたらと思ってたけど、現実はそんなに甘くない。今回は、とりあえず影ながらそっと見守ることに徹しようと思う。来年に乞うご期待。
以下、登壇内容とそのセッションを備忘録として残しておく。
会社外のチームに飛び込んでみたら、会社の本業にもいい影響が出た話~サイボウズ式第2編集部の挑戦~
【カテゴリ】ワークスタイル/チームビルディング
【ファシリテーター】
・サイボウズ株式会社 サイボウズ式編集長 藤村 能光(ふじ)
【登壇者】
・認定NPO法人フローレンス 中村 慎一 氏(にゃむら)
・株式会社クリエイション 大空 康二 氏(ゾラ)
・株式会社キングプリンターズ 赤松翔 氏(もんざえもん)
【概要】
サイボウズ式の読者と編集部のメンバーが一緒に活動する ”サイボウズ式第2編集部” が生まれて1年。会社の枠を超えて集まったメンバーがチームを作り、コミュニティ活動を続ける中でメンバーが得られた「本業への影響」とは?実体のないカイシャというモンスターに支配されずに、自分らしい働き方やチームの作り方を見つけた第2編集部のみなさんの経験を語ります。
【参加した目的】
一歩先を見据えた働き方を実践しているサイボウズのイベントに参加することで、これからの組織のあり方を考える時間を得たかった。
■サイボウズ式編集長・藤村能光さんの場合
→サイボウズを本業として、副業も行っている
→イケウチオーガニックのメディア「イケウチな人たち。」のアドバイザー
→WASEISALONの初期メンバー・オーバーエイジ枠3人のうちのひとり
※他は キリンビール/平山高敏さん、編集ライター/阿部光平さん
→自社メディア「サイボウズ式」を盛り上げるコミュニティ『サイボウズ式第2編集部』の発起人。
■モンスターから抜け出した第2編集部の皆さんの場合
●認定NPO法人フローレンス所属|中村慎一さん
●株式会社クリエイション所属|大空康二さん
●株式会社キングプリンターズ所属|赤松翔さん
→全員、第2編集部のコアメンバーでありアクティブユーザ
▽中村さん:
家族をチームの一員として考えたら「男はずっと働いて出世すべき」という常識がなくなった。
フローレンス駒崎が、サイボウズ青野社長の一日カバン持ちをやってみた!
▽大空さん:サイボウズ式第2編集部ラジオを定期的にオンエア。第2編集部の飲み会幹事。
▽赤松さん:第2編集部の班長兼関西支部のリーダー。定期的にイベントを主体的に開催。
■ディスカッションテーマ
1.なぜ、会社の外で活動をしているんですか?
2.会社の外で活動したら、どうなりました?
3.会社外で活動する難しさ、ありました?
4.どんなモンスターから、開放されたか?
▽1.なぜ、会社の外で活動をしているんですか?
→中村さん「15年同じ会社にいることで閉塞感があった。そのモヤモヤ感を払拭するために第2編集部に入った。」
→大空さん「特に転職する動機は無かったが、同じことを繰り返す毎日に疑問があった。」
→赤松さん「(会社の規模にもよるが)やっぱり職場だけでは自分のやりたいことに限界がある。」
▽2.会社の外で活動したら、どうなりました?
→中村さん「地獄から仏ではないけれど、本当に一筋の光が差した感覚を得た。」
→大空さん「今やっている事業や、会社自体を俯瞰して見れるようになった。」
→赤松さん「仕事をしているとつい目の前のことに集中しがちだが、見方が変わり課題点が分かった。」
▽3.会社外で活動する難しさ、ありました?
→中村さん「普段関われない人と関係性が築ける楽しさで、夢中になってしまうことは多々ある。」
→大空さん「通常業務以外のところでオンオフ関わるので、時間のトレードオフは勿論、人間関係、キャパなど配分が難しい。」
→赤松さん「第2編集部全員のリソースが人それぞれ多種多様。やれることを互いに理解したうえでコミュニケーションを図らざるを得ない。」
▽4.どんなモンスターから、開放されたか?
→中村さん「終身雇用制や年功序列といったひと昔前の働き方。→今は縦よりも横の繋がりが大事。」
→大空さん「ひとつの会社に囚われるという従属意識。→外に目を向けることで新しい広がりが生まれる。」
→赤松さん「会社の稟議や、採用広報、事業推進など。→ひとつの方法論を実践するだけでは意味がない。」
■モンスター(思い込み)から抜け出すには?
1)新たな一歩を踏み出す
2)時間/場所/コミット度、それらの多様性を尊重する
3)チームの可能性を信じて、楽しむ
■感想や所感など
・コミュニティの在り方として、サードプレイスを目指すべき場所という確信を得た。
・人は固定観念に囚われすぎている時代から、フレキシブルな繋がり方を求めている。
・会社の組織もひとつの閉ざされたコミュニティと考えるなら、心理的安全は担保すべき。
・ピラミッド型のヒエラルキーでは、やがて組織が息苦しくなるのはやむを得ない。
・会社外の人との信頼だったり協力を得ることで、類まれないシナジーが生まれる。
・待ち受けにならずに、ひとりひとり殻を破ることで一枚岩の結束が保たれる組織が出来る。
第2編集部の登壇が終わった後、登壇者のメンバーとサイボウズ書店に立ち寄った。なかなかの盛況っぷり。サイボウズ副社長の山田理さんが「最軽量のマネジメント」をご自身で手売りしていた。普通では考えられない状況だけれども、サイボウズではそれは当たり前の光景。何よりも、明石さんに初めてお会い出来たことがとても嬉しかった。
短い時間だったけど、第2編集部の皆んなとも会えたし楽しかった。藤村さん、ゾラさん、にゃむらさん、そして もんさん お疲れさまでした!来年こそは必ず同じ舞台に立って登壇出来る日を夢見て。それでは、また。
ちなみに、12/6(金)のデイズ大阪でも登壇するとか。関西エリアの方は、ぜひ お気軽に脚を運んで頂けることを心から願う。