【読書メモ#006】世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ (くさばよしみ編 汐文社 2014)
2012年、ウルグアイの大統領ホセムヒカが、
ブラジルの国際会議で話したこと。
このスピーチは話題になり、テレビでも取り上げられるようになった。
あたしは10年間、自分の時間を会社員という時間に使っていた。
その対価としてお金をもらっては、
休日は、平日働くためのマッサージに通い、
好きな服や、化粧品を買い、
仕事以外で考えるということをしたくなかったので、
とりあえず読みたい本を買っては読んでいた。
大量生産、大量消費をして毎日をすごしていた。
まーそれはそれで楽しかったんだけど、
よく見るとクローゼットにはたくさんの洋服があるし、
使いきれないボディークリームが山のようにある。
ホセムヒカの演説を聞くと、そんな社会に生きている
自分を考えるきっかけになる。
では、本題。
世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ
あくことなくものを手に入れ、
ものをつくり続けることが、今の社会を動かしています。
もしこの動きがストップしたら、明らかにお金の流れはストップします。
人より豊かになるために、
情けないようしゃのない競争をくりひろげる世界にいながら、
「心をひとつに、みんないっしょに」などという話ができるのでしょうか。
今でも、きれいな洋服を着たいという願望はあるし、
大きな家に住んでみたいし、
海外旅行にも行きたい。
いい化粧品も使いたい。
そんな願望はあるけれど、
「その願望を満たすだけにいきてるんじゃないよな。」
って一歩止まって考えた。
それと同時に、便利すぎる社会に感謝もしているのだ。
あたしって複雑。
といいながら、明日も洋服買うんだろうな。
消費社会につかれたあなたへの1冊。
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