ビジネスと契約書と大手企業
こんにちは。シーダブラップ株式会社です。
いよいよ冬本番な感じがしていますね。
私も通勤時は、ダウンを着て出勤しています。
でも、いくら寒くてもヒートテックだけは着ません。
かれこれ、10年以上着ていないと思います。
電車の中は暑すぎるし、私は基礎体温が高めなのでヒートテックは不要です。
今年もヒートテックを着ずに冬を超そうと思います。
今日のテーマは、「ビジネスと契約書と大手企業」です。
私たちシーダブラップの弟子はほとんどが大手企業を経験しています。
しかし、新しいビジネスが生まれる経験は誰もしていません。
それゆえ、契約書に触れることがありませんでした。
そんな私たちとビジネス最前線での悪戦苦闘をお伝えします。
過去に暖めていた記事がまとまったので、投下します。
1. 契約上、何を提供するのか?
今回は契約書の細かい話は書きません。
あくまで等身大の弟子の日常を書いていきます。
早速ですが、私たちが関わる契約は主に2つです。
請負契約と準委任契約。
請負契約は、請負人が仕事を完成することを約し、注文者がこれに対して報酬を支払うことを内容とする契約であり、準委任契約は、仕事の完成ではなく、一定の事務処理行為を行うことを約する契約です。
引用:https://www.businesslawyers.jp/practices/669
私自身は、まず2つの違いを知るところからでした(笑)
「あなたの提供するもの(価値)は何ですか?」
契約の違いを理解した上で、代表からの問いに答えていきます。
そして、請負契約において、請け負った人が負うこととなる瑕疵担保責任。当時はパニックです。用語の意味がわかりません。
ネットで意味を調べながら、何とか難所を乗り越える。
請負契約の場合は、最終のアウトプットが目に見えるので良いのですが、準委任契約の場合は先ほどの問いとしっかり向き合わなければなりません。
お客様との取り組みを通じて、どんな価値(=変化)を与えるのか?
何を提供しますか?に直結する問いです。
2. 契約書作成とビジネスフロー
続いては、契約書の作成。
契約書を作成するためには、ビジネスフローを正しく理解する必要があると感じています。
私が請負契約で動画制作の案件を受けていた時、契約書を作成するコツとして師範に教えてもらったことが「ビジネスフローから考える」でした。
ポイントは3つです。
・最終納品までに必要な工程を書き出す
・書き出した工程に対して、どれくらいの時間がかかるを書き出す
・わからないこと、知らないことは聞く
この3つを押さえて、お客様にヒアリングすると全体のスケジュール感が決まります。
スケジュールの中で、お客様が実現したいことが実現するのかを考えると、いつまでにどれくらいの内容のものをどういう状態で納品しなければならないのかがわかります。
ここで初めて、契約書に約束事を盛り込んでいきます。
考えていても途中でわからないことは、いさぎよく聞きましょう。
(ここまで請負契約の話をずっとしています!)
つい最近までは、こんなことでさえも呼吸のようにできませんでした。
いまは、息の吸い方を知っているくらいの感覚です。
3. 契約書のポイントを押さえている人のビジネス戦闘力が高い!?
なぜ、記事のタイトルに大手企業と入れたのか?と言うと、大手企業、特に川下の企業では、契約書を作る経験が無かったと認識したからです。
これは非常に恐ろしいことで、私がセールスをしていた時はせいぜいサービスの規約ぐらいで、ちゃんとした契約書を締結するような経験は皆無でした。
ここから言えそうなことは2つです。
①大手企業の社員はサービス規約という一方的な約束事をお客様と締結するスタイルで合理性を出している。
②一方で、社員にイチから契約書を作らせるとリーガル面でのリスクが広がることもありえるから、契約書作成には関わっていない。
ちなみにこの仮説にたどり着いたのが夕方の18時くらい。
これはビジネス戦闘力が上がらないわけだ!と妙にスッキリしました。
どういうことかというと、契約書を作成するためには、先回り力だと考えるからです。
先回り力の定義は、これから起こりうるリスクを想定してあかんかったらどうするを考える力だと定義します。
とした時に、契約書を作る上でめちゃくちゃ必要な能力ではないでしょうか?
先回り力がないと、トラブルが発生するたびに振り回されてしまいます。
スマートなビジネスマンには先回り力が必要だという話です。
「いつまで経っても、そんなことで振り回されていると他に時間を使うことできんで!」
う…耳が痛い
この力を身につけるための訓練の1つが契約書作成なのですが、それを封じられているのが大手企業で細分化された仕組みの中で働いている人たちです。
私自身もそうでした!
たいして出来もしないのに、カッコつける自分がいますね(笑)
だからといって、中小・ベンチャー・スタートアップに行けという話ではありません。
ビジネスができるところで一緒に頑張ろうぜ!でいいと思います。
一緒に先回り力を磨いていきませんか?
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