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フルリモートワークでスクラムを(それなりに)うまくやる

COUNTERWORKS取締役CDOのケントです。今回は「今まで対面のコミュニケーションを重要視し、対面でスクラムをやっていた」プロダクトオーナー 、スクラムマスター、開発メンバーが「フルリモートワークでスクラムをやらなければいけなくなった」時に、どんな工夫をしているのかを紹介してみたいと思います。

SHOPCOUNTERの開発チームがなんとなくスクラムを導入したのは2019年の4月で、本格的に導入したのは2019年12月になります。まだまだスクラム歴は浅く、スクラムの理解にも個人差があるチームではあります。

新型コロナウイルス (COVID-19)発生前

プロダクトバックログはTrello、スプリントバックログはZenHubを使用していました。スプリントバックログは大きなディスプレイを開発メンバーの席の近くに設置し、デイリースクラムの際はそこに集合するという運用です。レトロスペクティブは付箋を使ったKPTをやり、これも開発メンバーの席の近くのボードに貼っておく方式をとっていました。

デイリースクラム、スプリントプランニング、スプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブといったスクラムイベントは全てオフィスで対面で行っています。弊社では週に1~2日のリモートワークを許可していますが、スプリントプランニング、スプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブの3つは余程のことがない限り全員がオフィスに来て参加していました。

新型コロナウイルス (COVID-19)発生後

新型コロナウイルス (COVID-19)の発生後、弊社では原則全てのメンバーがリモートワークに移行しました。

Trello、ZenHubは変わらず使用し、デイリースクラムの際は発言者が自分の画面を映しながら進めています。

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レトロスペクティブは実験的ではありますが、Trelloを使用してなんとか進めています。

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プランニングポーカーはSlackでいっせーのせでやる方式を暫定採用。意外となんとかなります。

テレカンでのコミュニケーションの難しさ

普段の業務中は開発メンバーでSlack Callをつなぎっぱなしにしてコミュニケーション量を落とさないように工夫しています。とにかく気軽にCall出来るような雰囲気が作れると、コミュニケーションの量に関してはそこまで問題はなさそうです。

スプリントプランニングなど「何か共通のことを大人数で決めなければならない時」「1時間以上の長時間mtg」は、複数人の声が重なって議論が聞き取りづらい、細かい表情が汲み取れない、発言しない人がどんどん置いていかれるなど、最も多くの問題を抱えていると感じています。

スクラムマスターは特にファシリテーションを行う必要があるので、対面でやるより疲れるなという印象です。

まとめ

まだリモートでのスクラムを初めて3スプリント程度ですが、直近ではベロシティも安定しています。しかしバックログを作っていくなど複数のメンバーが密に連携していく仕事に対して中長期的にどのような問題が起きるかはまだ分からないという印象です。皆さんのリモートでのスクラムの工夫があれば是非教えてください!

ちなみに、カウンターワークスではスクラムが好きなエンジニアを募集中です!
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