たまに、思うこと

２０２０年１月２８日

何となく決めつけられていた。

父は、
「お前勉強嫌いだから、大学なんて行かんと働け。
そや、デザインっていうか、そんなん好きやろ。
大阪にデザイン科ある、そこ行け！」

なんとなく素直に受け取り、そのようにした。
僕は、その時、そんでええと思っていた。

ホントに僕はナンも考えてなかった。
何もない人間だと思った。

高校でたら・・・？
先のことも、目標、目的、ゴールなんて、ナンも無かった。
何か気付きでもあれば、勉強もしていたと思う。

そんな僕だったので、
僕よりほんとうに良く勉強して大学へ行った兄の事もあるし、
多分、お金の事もあるから、
僕には働く道を進めたと思う。

僕は素直に従った。

と、もう一つ、

僕は、小学中学年と中学時代に、
強迫神経症に罹り、考える事、読書や勉強事に集中できなかった時がある。
とにかく、勉強に手がつけられなかった。
他には、鍵を掛けたか、水道栓は閉めたか、電気は消したか・・・、
ちゃんと勉強を理解したか、何故？何で？理由は？・・・何度も確かめる。時間だけが、膨大に過ぎて行く。
それである。
だから、症状が出て来るのが怖かったので、当然、勉強さえも避けていた。
成績は落ちた。
神経科に通い、症状は消えていった。

社会に出て、脂ののった３０前後、そいつが発症した。
何とか、騙し騙し乗り越えたが、貴重な時間が十二分に使えなかった。

今は、そいつは影に潜めているが、
現れても、そいつと付き合うしかないなと思っている。

これも、僕の歩んで行く道なのかもしれない。

たまに、思います。