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人の痛みは分からない。

人と関わる機会が多いとすっかり忘れてしまう。相手を思いやる気持ちを。私はたまに自分勝手になっていないか振り返る。自分の嫉妬心や愛されたい気持ちで相手を思いやる気持ちを忘れてしまっていないか。

優しさに触れては自分が愚かに見え、ずる賢さに触れれば振り回されてる自分に気づく。ほんとは常に平常心を持っていたいだけなのに。優しい自分でいたいのに。

自分から見てどんなにずるくてもはや羨ましい存在の人もその人なりの痛みがあることを忘れてはならないと思う。普段笑っている人ほど心に大きな穴があるというのは本当だと思う。優しい人は過去に大きな傷を追っていたりする。だからこそ相手の気持ちを優先できる。優先しなくとも相手の幸せは自分のもののように、相手の受けた傷は自分が受けたように捉えられる。

自分は大きな傷を負ってないから優しくないのかもしれないと思うかもしれない。しかし、こうやって思えているだけで前には進んでいるのかなと思う。作りものの優しさはいらない。心で思っていればいい。
1番言いたいのは人の過去の痛みは誰にも分からない、その人が発さない限り。たいていの人はその闇は明かさない。明かしたとしても信頼しているごく一部のひとであろう。分からないものに漬け込む必要もない。だから、常にどんな人へも思いやりの気持ちを忘れたくない。

そう思う今日この頃、雨の日である。

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