見出し画像

あの頃の私へ。「鼻毛」に救われたね。PART2

よ、よかった・・・・続きを書く事を覚えていました。

で、病院に着いたんです。
結構大きな病院の精神科。一般診察から少し離れた場所だったんですが、あの雰囲気は結構ハッキリ覚えている。
気持ちの面での「生と死」の悩みが本当に空気として存在しているような待合室でした。「皆、真剣に見えない何かに悩まされているな」と若輩者ながら思いました。

看護婦さん「つぐみさん、1番診察室へお願いします」
私    「は・・・胃・・・・宜しく・・・お願いしまぁ・・・」
ともう虚な感じで扉を開けても先生を見れない。

先生「今日ここに来るまでの流れを覚えている範囲から教えてください。」
私  ボロボロ泣き喋れないが頑張って伝える。目伏せがち。
・・・・ボソボソと伝える。

先生「つぐみさん、入院しましょう」
私 「えっ・・・」と初めて顔を上げる。二度見。三度見くらいする。

・・・先生、両方の鼻から毛という毛が全て出ています。

私より少し上のクールな清潔そうな先生。ただ、両鼻から毛が沢山(強調)
出ている。

なんか、書いていて私が先生を馬鹿にしているように捉えられるのは違う。
仰っている事は本当に親身で的確な診察。ただ、毛がホウキが鼻に刺さってますか?みたいな位に出ている。

で、「入院は家族と相談したい」と伝え診察代金と薬代金の28000円(若い私には大金!)を払い帰路につく。

で、帰宅している時思うのです。

「あれ・・・私・・・ちょっと考え過ぎだった?人の目気にしすぎ?」と!!!!


こうして、私の鬱は先生の鼻毛を見て28000円高い!と感じた事により終わったのです。次の日から何事も無かったかのように。

まぁ、冗談のような本当の話なんですが、あの頃から私は「心フィルター」の調整に敏感になりました。「あ・・こういう考えの時はずるずるいくな」と分かるようになり、そのタイミングで「はい、今日はもうおしまい」とします。
自分の心に一本横線があって、それより下はやばい。というのが分かるようになりました。

ただ、「心フィルター」が鈍り事件が起こったのはまたこの先どこかで書きます。
今、メンタル的な負担がある方や、治療や私みたいにフィルター使いながら生活している方々は本当に「辛い」と思います。
あの「辛さ」は絶対になった事がある人じゃなきゃ分からない。
いつか、そんな人達の味方でいられるような事をやってみたいなと思います。
今でも味方ですが。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?