見出し画像

戻す、が苦手。

主に家事の話になるのだが、私は「戻す」という作業が苦手、というか嫌い、というか(あーもう、めんどくさっ!)と思ってしまう。

例えば、洗ったお皿を食器棚に戻す、掃除機をかけるために移動した椅子やなんかを、もとの位置に戻す、たたんだ洗濯物を収納ケースなどに戻すなどなど、そういった家事の最後の仕上げがなんとも億劫なのだ。

まあ、前半部分の皿を洗うだの掃除機をかけるだのといった作業も特段好きというわけじゃないが、やり始めると作業興奮というのか、脳が「続けてやっちゃえ」という状態になるので、ある程度区切りのつくところまでは、いける。

【作業興奮】
何か作業を始めるとモチベーションが高まり、ドーパミンの分泌によって作業興奮状態になり、脳が「作業を続けるように」と信号を出してきます。これを「作業興奮」と言います。

東洋経済オンラインより

それが最後まで維持出来ればいいのだが私のドーパミンは持続時間が短いのか、はたまた分泌量が少ないのか、それとも面倒くさがりな性格はホルモンの作用をも上回るのか、なんだかよく分からないがとにかく「戻す」段階になると一気にモチベーションが下がってしまうのだ。

それならば究極の手段として、食器は水切りカゴに入れっぱなしにしておいて使うときにそこから取り出すとか、洗濯物もハンガーにかけっぱなしにしておいて着るときにハンガーから外すとか、そういうズボラー作戦もなきにしもあらずだな、とチラリと考えたことがある。

だがその場合、洗ったばかりのものと乾いたものを混在させないために、乾いたものを別の場所に移動させなければならないだろうということに気付き、であれば普通に食器棚や収納ケースに戻すのとあまり変わらないのでは…?となって、ズボラー作戦は早々に却下となった。

これはもう打つ手なしかと諦めかけたのだが、完全にではないが「戻す」面倒くささを少し緩和させる方法を一つだけ発見した。

その方法とは、面倒くさいことをやる前にひと息いれること。

どういうことかと言うと、やりたくないなぁと感じたら一旦その作業から離れて休憩してしまうのだ。コーヒーでもいれて、ほんのちょっびり甘いものなんかも食べたりして。

そうやって頭と体を少しリラックスさせると(しゃーねえ、やるか)と、ちょっと前向きに作業にとりかかることが出来る。

名付けて「先にご褒美作戦」(笑)

もちろん、やることを全部やってしまってからひと息入れようと考えるのが段取りとして普通なのは分かっているが、そこをあえて先に寛いでしまう。

効率が悪いようにも思えるこの方法が、私のやりたくないという感情を少し和らげ、そうすると作業スピードも速くなるような気がするのだ。

我ながらいい方法を思いついたなぁと思う。

ただし、時間がないときは使えない、というのがこの方法の難点である。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?