できないことから考える

昔のことだけれど、就活したのは２社だけだった。

自分の長所も強みも特技も趣味も無いのに
苦手なことは山ほどあるし

志望動機に嘘をついてまで正社員になる必要が
はたしてあるのか、わからなかった。

形だけ就活した２社も一次落ちで
結局取り繕ってもダメなんだって感じて
泣きながら兄に電話した。

ある時

頭の中ができないことだらけだったのに
【じゃあ逆に何ならできるのか】を考えられた。

関係が一瞬なら誰とでも話せる
↓
人と話すのは楽しい時が多いかもしれない
↓
接客のバイトは楽しくできている

めちゃくちゃある選択肢から
できないことを消していったら
できることが見えた。

残ったものがあった。

それがふわっとしたことでも、
確かにあった。

それってただの自己分析じゃん、
自己分析なんてみんなやってる！
って思うかもしれないけど

長所がわからなかった私には
できないことから考えた方が自分を理解できた。

【自分でもできること】が強みになりうるし、
少しでも自分を褒めてやれるから、

できないことを考えるのは別に悪いことじゃないと思ったきっかけだった。